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2003.10.02

【欧州呼吸器学会速報】 開業医は、40歳までの患者には喘息を、40歳以上はCOPDを疑うべき

 内科の開業医は、40歳までの患者には喘息を、40歳以上には喘息の既往歴と喫煙歴を確認して、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と鑑別診断すべき−−。そんな提案を、疫学調査とガイドラインを基に、オランダのMaastricht大学、Department of General PractieのOnno C.P.Van Schayckらが欧州呼吸器学会で9月28日発表した。

 GINAなどの喘息のガイドラインでは、既往歴を聞き、検査を行うことを強調。一方、COPDのガイドライン(GOLD)では、症状と喫煙歴などを確認し、スパイロメトリーでの診断を推奨している。COPDなのか、喘息なのか、早めの診断と適切な治療が望まれる中、最初にCOPDや喘息を診断する可能性の高い、一般の内科開業医にはどう診断すべきかがわかりにくいのが現状だ。

 そこで、Onno C.P.Van Schayckらは、米国のNational Heatlh Interview Survey(NHIS)とthe Third National Health Survey(NHANES)を分析。喘息の患者は12〜17歳をピークに徐々に減っていくが、COPD患者は、40代に入ってからどんどん増加し、60代以上では喘息患者の3倍以上になる。

 これらのデータを基にし、診断モデルを作成。1.まず、咳などを訴える40歳以下の患者には、喘息を疑う。2.40歳以上の患者では、まず喫煙歴を聞いてCOPDの可能性を探る。3.喫煙歴がなければ、喘息との鑑別診断を行う−−というでモデルを提案した。
(白澤淳子、日経ヘルス