2003.09.17

40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者

 厚生労働省は9月12日、老人保健法に基づいて2002年4月から実施している40歳以上の肝炎ウイルス検診の実績を発表した。それによると、C型肝炎ウイルス検診では、節目検診と節目外検診で合わせて192万3480人が受診し、うち3万1393人が、「現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い」と判定された。感染者率は1.6%と約60人に一人が感染している計算になる。また、B型肝炎ウイルス検診では、192万3113人の受診者のうち、2万4430人(1.3%)、およそ80人に一人がHBs抗原検査陽性と判定された。

 検査結果を年齢別に見ると、C型肝炎ウイルス検診では、高年齢になるほど感染者率が高かった。5年ごとの節目検診では、40〜55歳では感染者率が0.5〜0.8%と低いが、60歳では1.0%、65歳では1.4%、70歳では2.1%と高い。節目外検診でも40〜59歳では1.1〜1.7%と低いが、60〜64歳では2.2%、65〜69歳では3.2%、70歳以上では4.0%と高い傾向だった。

 一方、B型肝炎ウイルス検診では、50歳前後が最も感染者率が高い。節目検診では40歳と65歳、70歳では1.0%だが、50歳1.4%、55歳1.5%と高い。節目外検診では、40〜44歳では1.5%、60歳以上では1.1〜1.4%だが、45〜54歳では2.0%、55〜59歳では1.9%と高かった。

 都道府県別では大きな差が見られた。C型肝炎ウイルス検診では、節目検診の総平均が1.1%だったのに対し、佐賀県だけが3.9%と飛び抜けて高かった。節目外検診でも傾向は同様で、全体の平均値が2.6%だったのに対し、1位は佐賀県の9.4%、次いで鳥取県の8.2%が多かった。B型肝炎ウイルスの節目検診では、平均が1.2%だったのに対し、沖縄県が3.1%で最も高く、次いで北海道が2.4%で高かった。節目外検診でも、平均の1.4%に対して沖縄県の3.5%が最も高く、次いで北海道が3.4%と高かった。

 厚生労働省のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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