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2003.09.11

【SARS速報】 シンガポールのSARS患者はラボで感染か?

 世界保健機関(WHO)は9月10日、シンガポール保健省が重症急性呼吸器症候群(SARS)の可能性例として9日に公表した27歳の医学生を、検査結果によって確定したSARSコロナウイルス感染者と認め、感染症速報で発表した。今回の症例は軽症で、隔離されており、二次感染者も出ていないため、シンガポールへの旅行は安全であり、シンガポールからの旅行者が他国に危険を及ぼすことはないとしている。

 シンガポール環境局は、感染した学生が8月23日に利用した環境保健研究所のバイオセーフティレベル3施設で、6日前の17日にSARSウイルスを扱っていたことを明らかにしている。このためWHOは、今回の感染が研究施設内での事故の可能性があるとみているが、シンガポール環境局自体は、SARSウイルスの漏出があったとしてもウイルスが6日間生き残るとは考えにくいとして、事故による感染という説には否定的だ。

 シンガポール環境局のプレスリリースはこちら、WHOの速報はこちらまで。(中沢真也)