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2003.08.05

胸痛(きょうつう)

 「胸痛」と言っても、呼吸困難感、動悸、圧迫感など、痛み以外の症状も伴います。また、心臓に関係する病気のほかにも、胸が痛くなる病気はたくさんあります。どんな痛みなのかを正確に医師に伝えることで、迅速な診断・治療が可能になります。

======= 監修:伊賀幹二(伊賀内科・循環器科院長)


■どんな病気で胸痛が起こりますか。

 胸痛は、心臓の血管が狭くなったり(狭心症)、詰まったり(心筋梗塞)することで起こるほか、呼吸器(気胸や肺塞栓症など)や消化器(逆流性食道炎や消化性潰瘍など)、筋肉・骨の病気(筋肉痛や骨折など)、神経の病気(帯状疱疹や肋間神経痛など)でも現れます。中でも特に緊急性を要するのが、心筋梗塞や、大動脈の壁が裂けてしまう解離性動脈瘤、気胸、肺塞栓症などの病気です。

 胸痛発作が初めて起こった場合や、持続する激しい痛みや冷や汗、呼吸困難などが現れた場合には、我慢せずになるべく早く病医院を受診してください。

■胸が痛くなったらどうすればよいですか。

 病医院を受診したら、どのような胸の痛みなのかを正確に医師に伝えることが、診断・治療を的確かつ迅速に進めるためにも大切です。痛みの性状(しめつけられる感じ、押さえつけられるような感じ、息苦しい感じなど)や部位(背中の方に広が
るような痛みなのか、一カ所だけが痛いのかなど)、痛みが始まった時期や持続時間、どんな時に痛みが起こるか(呼吸すると痛みが増すのか、動いたり食事をしたときはどうかなど)、繰り返し起こる痛みかどうか(そのたびに痛みが徐々にひどくなるかなど)、どうすると痛みが取れたり楽になるのか、といった点を具体的に伝えましょう。




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医師の方へ

 「胸痛」の患者指導のポイントを解説した記事「患者指導ノート」は、こちら(pdfファイル)からご覧いただけます。患者さんにお渡しいただける「患者さんのページ」(pdfファイル)もあります。ご活用ください。

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