日経メディカルのロゴ画像

2003.07.03

CDCがげっ歯動物にサル痘ウイルスを確認、4月にガーナから輸入

 米国疾病対策センター(CDC)は7月2日、アフリカから輸入したげっ歯類から、サル痘ウイルスが確認されたと発表した。このげっ歯類は、今年4月9日にガーナから米国に輸入されたもので、ガンビア・ジャイアントラット1匹とヤマネ3匹、ロープリス2匹。これらが、今回の米国でのサル痘流行の原因と考えられている。CDCは、これらげっ歯類と一緒に輸入された全ての動物と、感染が疑われる動物と接触したプレーリードッグを、隔離して安楽死させることを勧告した。

 CDCなどはこれまでに、32人のサル痘感染者を確認している。これを含め、サル痘の疑い例と可能性例は合わせて81人に上るという。

 サル痘は、主に中央アフリカや西アフリカの雨林地域で見られ、今回の米国での流行は、西半球では初めてとされている。CDCは、サル痘によるアフリカでの死亡率は感染者の1〜10%程度だが、米国での死亡率はそれより低いと予測している。なお、CDCは6月11日、サル痘に感染する可能性が高いと考えられる人に対し、天然痘ワクチンの投与を行うよう勧告した。

 詳しくは、CDCによるニュース・リリースまで。また、サル痘に関する情報は、http://www.cdc.gov/ncidod/monkeypox/index.htmまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)