2003.05.27

【SARS速報】 東京都がSARS対応要領を策定、可能性例なら直ちに学校閉鎖

 東京都は5月26日、学校で重症急性呼吸器症候群(SARS)患者が発生した場合、「可能性例」なら、学校長権限で直ちに学校閉鎖とすることなど、学校内や国内でSARS感染が発生した場合の対応について定めた「東京都教育委員会SARS対応要領」を策定し、都立学校と市町村教育委員会に通知した。

 東京都では、すでに5月6日、SARS流行地域からの帰国児童・生徒、教員に対して、1.一律に10日間の出席停止、または自宅待機、2.流行地域への渡航の自粛要請、3.プライバシーの配慮、待機者への学習指導上の配慮−−などを決めている。これに加えて、国内で患者が発生した場合に、学校、および東京都が実施すべき対策を規定している。今回の対応要領は、国内や学校内で患者が発生した場合を想定し、学校や教育委員会、東京都がとる対応を規定したもの。

 これによると、学校で児童・生徒、教職員に疑い例の患者が発生した場合には、SARSでないと判明するまで自宅待機とする。また、可能性例、またはSARS患者が発生した場合には、学校長権限で直ちに学校閉鎖とする。また、都内でSARS患者が発生した場合には、教職員、児童・生徒の通勤・通学経路を把握し、接触の可能性がある場合は、保健所への相談や健康診断の受診を勧める、などとしている。

 また、東京都教育庁は、都内の特定区域、あるいは都内全域でSARS患者が多発している場合など、状況に応じて学校の一斉閉鎖を検討するなどとしている。

 東京都教育委員会SARS対応要領のプレスリリースと概要、要領全文は、こちらまで。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 細菌性腸炎の特徴的所見は何か? 今さら聞けない画像診断のキホン FBシェア数:4
  2. 「無給医は必要悪」では済まされない シリーズ◎医師の働き方改革 FBシェア数:302
  3. 外部の歯科と連携したら在院日数が大幅短縮! 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:126
  4. 本当に加熱式・電子タバコは吸っていいのか? プライマリケア医のための喘息・COPD入門 FBシェア数:3
  5. 呼吸器内科医が検査でよく目にする“メレンゲ” 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:12
  6. 棺桶に入るまでにやりたいことリスト(後編) テクノ アサヤマの「今日がいちばんいい日」 FBシェア数:30
  7. 2040年に必要な病院は今の半分、4000ぐらい… シリーズ◎医療・介護業界を襲う「2040年問題」 FBシェア数:66
  8. ランチョン廃止で900万円を失った学会の運営術 特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《3》 FBシェア数:1505
  9. 救急医に必要な2つの判断能力 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:67
  10. インフル予防接種で心不全患者の死亡リスク低減 Circulation誌から FBシェア数:116
医師と医学研究者におすすめの英文校正