2003.05.23

【SARS速報】 国立感染研、家庭でできるSARSウイルスの消毒指針を改訂

 国立感染症研究所は5月15日、4月に公表した急性重症呼吸器症候群(SARS)が疑われる、あるいは可能性がある患者が発生した場合の家庭や職場で実施できる消毒法指針を改訂した。SARSコロナウイルスに対する消毒剤の適用(例、5月22日改訂)を追加したほか、「感染経路が完全には解明されていないことなど」を考慮し、「疑い例」「可能性例」の患者に関連した家庭や職場での消毒を行う場合は、「医療機関での対応に準じることが望ましい」との見解を示した。具体的には、N95マスク(最低限)、手袋(両手)、ゴーグル、使い捨てガウン、エプロン、汚染除去可能な履物で個人的な防御を行った上で行うことが望ましいとした。

 指針は、1.家庭や職場、2.職場や集合住宅の共用部分−−の2部構成。ドアノブや照明のスイッチ、コンピューターのキーボード・マウス、水道の蛇口、エレベーターのボタンなど、SARSが疑われる患者の手が触れた可能性が高い場所を中心に消毒するよう勧めている。

 消毒には、家庭用の塩素系漂白剤(商品名:ハイター、ブライトなど)を薄めて使用。通常の場所は100倍、特に手などが触れる部分には50倍に希釈して用いる。衣類や寝具などは、熱湯消毒してから洗濯機で洗う。

 詳しくは、国立感染症研究所ホームページの「家庭・職場における消毒の指針」まで。(三和護)

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