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2003.05.21

【SARS速報】 新規患者数が台湾で急増、20日には最悪の39人を記録

 世界保健機関(WHO)の発表によると、重症急性呼吸器症候群(SARS)の新規患者数は先週末の17日に33人とこれまでに最も少ない報告数だったが、長続きせず、今週に入って増加に転じてしまった。台湾からの報告が急増したためで、依然予断を許さない状況は続いている(図参照)。
 
 新規報告数は、中国が減少し、20日は17人でこれまでに最も少なかった。一方、台湾は、19日に70人(WHOの発表のない18日分も含む)、20日に39人と、16日の10人から急増、中国を追いぬいてしまった。香港は5月16日以来5人を割っている。

 2002年11月1日からの累計死者数は、5月20日現在、全体で662人に達した。中国が294人と300人に迫り、香港が253人と続いている。台湾は52人で、前日までの40人から一挙に12人増えている。

 このほかでは、シンガポールが28人で、12日以降、新たな死者は報告されていない。またカナダは23人で、14日以降、死者は出ていない。

 これら以外では、ベトナム5人(4月14日以降ゼロ)、タイ2人(4月2日以降ゼロ)、マレーシア2人(4月5日以降ゼロ)、フィリピン2人(4月21日以降ゼロ)、南アフリカ1人(5月5日以降ゼロ)となっている。(三和護)