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2003.04.18

【SARS速報】 FDA、SARS患者及び流行地からの帰国者に献血制限

 米国食品医薬品局(FDA)は4月17日、重症急性呼吸器症候群(SARS)患者やSARS流行地からの帰国者の献血を、一定期間控えるよう全米の献血センターに対し勧告した。輸血用血液へのSARSウイルス混入を避けるための措置。

 献血制限の対象および期間は、SARS患者が症状回復後28日間、SARS流行地への渡航者が帰国から14日間。献血制限の対象となる渡航先は、現時点で中国全土、ベトナム・ハノイとシンガポールの3カ所が挙がっている。

 さらに、献血後14日以内にSARS様の症状が出た場合は、すみやかに献血センターに申し出るよう、献血者に要請することも勧告した。この献血制限による献血量の減少は、最大でも0.4%とFDAは見積もっている。

 なお、SARSが血液を介して感染するとの証拠は得られていないが、SARS患者の一部で血液中からSARSウイルスが見出されている。

 この件に関するFDAのプレス・リリースは、こちらまで。(内山郁子)