2003.04.17

鎮咳作用を持たない初のOTC去痰薬、「クールワン」「ストナ」ブランドから発売

 杏林製薬と佐藤製薬は4月16日、「咳を止めずに痰の排出性を高める」との発想に基づく大衆薬(OTC)を、両社の風邪薬ブランド名を冠した新シリーズ薬として発売した。従来の「鎮咳去痰薬」とは異なり、鎮咳成分を配合しない初の去痰専用薬として、のどの不調に悩む人向けに売り出す。

 のどの不調を訴える人向けのOTC薬は、これまでは「咳を止め、痰を切る」との発想に基づき、リン酸コデインなどの鎮咳成分と去痰成分とを配合した「鎮咳去痰薬」のみが販売されていた。しかし、痰がからむなど“湿った咳”が出る人の中には、痰症状の改善に特化した薬剤のニーズが高いことが、成人300人を対象とした調査で判明。鎮咳成分を配合しない去痰専用薬の開発につながったという。

 有効成分は、医療用薬としても使われているカルボシステイン(医療用薬の商品名:ムコダインなど)と、塩酸ブロムヘキシン(同:ビソルボンなど)。ソフトカプセル剤として杏林製薬、佐藤製薬と東洋カプセルの3社が共同開発、今年3月にスイッチOTC薬として製造承認を取得した。

 商品名は杏林製薬が「クールワン去たんソフトカプセル」、佐藤製薬が「ストナ去たんカプセル」で、いずれも1カプセル中にカルボシステインが125mg、塩酸ブロムヘキシンが2mg含まれている。大人(15歳以上)は1回2カプセル、小児(8〜15歳)は1回1カプセルを、1日3回服用する。

 希望小売価格は、「ストナ去たんカプセル」が18カプセル入り1箱1080円、36カプセル入り1箱1900円で、「クールワン去たんソフトカプセル」が24カプセル入り1箱1400円、48カプセル入り1箱2500円(いずれも税別)。両社とも出荷額ベースで初年度に2億円の売上げを見込んでいる。この件に関するニュース・リリースは、こちら(PDF形式)まで。(内山郁子)

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