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2003.04.15

【SARS速報】 CDCが新種コロナウイルスのゲノム解読

 米国疾病対策センター(CDC)は4月14日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因と考えられている新種コロナウイルスのゲノムを解読し、インターネット上で公開した。これによって、SARSの治療薬や予防薬、診断テストなどの開発に弾みがつくことが期待される。

 CDCが解明したコロナウイルスの遺伝子配列は、2万9727のヌクレオチドから成る。CDCに先駆け、12日にはカナダの研究グループが新しいコロナウイルスのゲノムを解明しているが、それと比べてヌクレオチドの数が15多い点などを除き、ほぼ同一のものだという。このことは、両者の解明したウイルスが、出所が同じである可能性が高いことを示す重要な点だとしている。両研究グループはそれぞれ、異なる国のSARS患者からウイルスを採取している。

 CDCはまた、コロナウイルスは短時間に変化するため、今回ゲノムを解明したコロナウイルスが、実際にSARSの原因となるウイルスと同一かどうかを見極める必要があるとしている。

 詳しくは、CDCによる、ニュース・リリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)