2003.04.02
【SARS速報】 香港で新たに155人の患者、総患者数は1804人に
世界保健機関(WHO)は4月1日、香港で重症急性呼吸器症候群(SARS)の患者が新たに155人、死者が3人加わったことを公表した。これによって、香港のこれまでの患者数は685人、死者は16人となった。その他、米国で10人、カナダで9人など、新たな患者が報告されている。これによって、世界全体での総患者数は1804人、死者は62人となった。
一方WHOによると、ベトナムのハノイ市やシンガポールでは、患者数が安定してきており、SARSの流行に歯止めがかかってきているようだ。
これまでにWHOに報告された各国のSARS患者数の詳細は以下の通り。オーストラリアとベルギーでは、初めて患者が報告されている。
中国:死亡を含む患者数806(死亡者34、以下同)
香港:685(16)
シンガポール:92(3)
ベトナム:58(4)
米国:69(0)
カナダ:53(4)
台湾:13(0)
ドイツ:5(0)
タイ:6(1)
英国:3(0)
ルーマニア:3(0)
イタリア:3(0)
スイス:3(0)
アイルランド2:(0)
フランス:1(0)
オーストラリア:1(0)
ベルギー1:(0)
詳しくは、WHOのDisease Outbreak Reportedへ。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)