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2003.04.01

【SARS速報】  香港のマンション集団感染、新たなパターンの感染か

 香港九龍地区のマンション「アモイガーデン」で重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団感染が発生したことについて、世界保健機関(WHO)は3月31日、従来の密接な接触による感染とは異なるパターンで感染が拡大していることを示唆するものだとしている。WHOでは疫学専門家の見解として、ウイルスを含む体液が、部屋や住居を結ぶ共通のシステムに入り込んだのではないかと推定している。アモイガーデンでは感染形態の解明を目指して、汚染があった住居の環境サンプルが採取されつつあるという。

 香港では、もう一つ不可解な感染が起きている。メトロポールホテルで7人が感染し、各国に感染者を送り出すプラットフォームになったにもかかわらず、従業員には感染者が発生していない点だ。

 一方、北京に派遣されたWHOのチームは、隔離施設の設置、検査体制の確立、ホットラインの設置などの体制作りを進めている。北京では10人のSARS患者が発生したが、うち8人は香港と山西省太原からの旅行者、2人は医療スタッフだったという。

 詳しくは、WHOのUpdates「Severe Acute Respiratory Syndrome(SARS)-multi-country outbreak-Update 15 へ。