2002.12.23

FDA、慢性骨髄性白血病の第一選択薬にimatinib mesylateを承認

 米国食品医薬品局(FDA)は12月20日、慢性骨髄性白血病の第一選択薬として、Gleevec (成分名:imatinib mesylate)を承認した。Gleevecは既に、終末期慢性骨髄性白血病の治療薬として、また慢性期でインターフェロン・アルファによる治療に失敗した際の第二選択薬として承認されていた。今回の承認は、慢性期の患者に対し、従来の治療法よりもGleevecによる治療の予後が良好であることを示す新たな治験結果を受けたもの。これによってGleevecは、全ての病期の慢性骨髄性白血病患者への治療薬として認められたことになる。

 治験では、1106人の慢性期の慢性骨髄性白血病患者を2群に分け、一方にはGleevecを、もう一方にはインターフェロン・アルファとシタラビンをそれぞれ投与した。1年後に結果を比較したところ、Gleevec群の血中と骨髄中の癌細胞数は、対照群に比べ有意に少なかった。また、Gleevec群では病気の進行率も減少したという。なお、慢性骨髄性白血病の患者は、通常10年近く生存するため、今回の治験では、長期的な生存率の違いなどについては判断できなかった。

 Gleevecの販売元は、米Novartis Pharmaceuticals社(ニュージャージー州East Hanover)。詳しくは、FDAによる、ニュース・リリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 「主治医は替えません」その言葉で覚悟を決めた シリーズ◎忘れられないカルテ FBシェア数:140
  2. 86歳女性。動悸 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:1
  3. GLP-1受容体作動薬は心血管リスクを減らすか 糖尿病治療のエビデンス FBシェア数:24
  4. 午前4時、3歳女児が煙草臭い母と救急外来に 短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか partII FBシェア数:246
  5. 肺炎球菌感染症の「常識」が変わる トレンド◎ワクチン型が激減、重症例は高齢にシフト FBシェア数:170
  6. 医療費や死亡率に出身大学による差はない BMJ誌から FBシェア数:112
  7. ステージ4肺癌+癌性リンパ管症患者の大冒険 シリーズ◎忘れられないカルテ FBシェア数:54
  8. 大学病院の勤務医の給料はなぜ安いのか? Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:169
  9. 訪問看護でつい考えてしまうこと 病院珍百景 FBシェア数:95
  10. 「東京医大ではガバナンスが働いていなかった」 特集◎波紋広がる東京医大の入試不正事件《2》証言その1 FBシェア数:18
医師と医学研究者におすすめの英文校正