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2002.12.10

第4のA2受容体拮抗薬、テルミサルタンが発売

 日本ベーリンガーインゲルハイムと山之内製薬は、このほど薬価収載された(関連トピックス参照)アンジオテンシン2(A2)受容体拮抗薬、テルミサルタン(商品名:ミカルディスカプセル)を、12月10日に発売すると発表した。わが国でA2受容体拮抗薬の新薬が発売されるのは2年ぶりで、1998年のロサルタンカリウム(同:ニューロタン)、1999年のカンデサルタン・シレキセチル(同:ブロプレス)、2000年のバルサルタン(同:ディオバン)に続く4剤目となる。

 適応症は高血圧で、先行3剤と比べた場合の最大の特徴は、血中半減期が20〜24時間と長い点。作用持続時間が長いため、脳心血管疾患が多発する「早朝の血圧抑制」が期待できるとしている。胆汁からほぼ100%排泄されることや、肝臓の代謝酵素であるチトクロムP450(CYP)代謝の影響を受けないことなども特徴。

 一方、長期的なエビデンスに関しては、昨年11月に患者登録が始まった「ONTARGET」(ONgoing Telmisartan Alone and in combination with Ramipril Global Endpoint Trial)の結果待ち。心血管疾患のハイリスク中高年者3万人弱を対象に、心血管系の複合予後をみるもので、試験終了は2007年の予定だ。

 薬価は20mg1カプセルが101.10円、40mg1カプセルが193.80円。4剤間の薬価の差はわずかだが、標準投与量での安い順に並べると「ディオバン」「ミカルディス」「ブロプレス」「ニューロタン」の順になる。この件に関するニュース・リリースは、こちらまで。

■関連トピックス■
◆ 2002.12.9 厚生労働省、「ミカルディス」「カルセド注射用」など14品目の薬価を官報告示