2002.12.09

国内初のキャンディン系抗真菌薬が発売

 藤沢薬品工業は12月6日、わが国初のキャンディン系抗真菌薬、ミカファンギンナトリウム(商品名:ファンガード点滴用)を発売した。カンジダ属菌及びアスペルギルス属菌に対する幅広い抗菌活性があり、安全性が高い点が特徴。薬価算定に当たっては画期性加算が認められた。

 ヒト細胞と真菌はいずれも真核細胞だが、同薬は真菌細胞壁の主要な構成成分で、かつヒト細胞には存在しない1,3-β-D-グルカンの生合成を特異的に阻害。深在性真菌症の主要な起因菌である、カンジダ属菌に対しては殺菌的に働き、アスペルギルス属菌に対しては菌糸伸長抑制作用を及ぼす。

 適応症は、アスペルギルス属菌及びカンジダ属による真菌血症、呼吸器真菌症と消化管真菌症。アスペルギルス症には通常1日50〜150mg、カンジダ症には1日50mg(いずれも力価、上限300mg)を投与する。薬価は、50mg(力価)点滴用が7618円、75mg(力価)点滴用が1万1104円。同薬は日米欧同時開発が行われており、北米では新薬申請中で欧州では申請準備中。この件に関する藤沢薬品工業のニュース・リリースは、こちら(PDF形式)まで。

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