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2002.11.12

FDAが20分で結果が出るHIV検査キットを承認、精度は99.6%

 米国食品医薬品局(FDA)は11月7日、20分で結果が出るHIV(エイズウイルス)検査キット「OraQuick Rapid HIV-1 Antibody Test」を承認した。検査の正確性は99.6%。OraQuickを活用することで、検査を受けた人はその場で結果を知ることができる。FDAによれば、毎年、公立の診療所でHIV検査を受け結果が陽性だった人のうち約8000人が、検査結果を受け取るための再受診をしていないという。

 OraQuickはまた、常温で保存でき、特別な機器なども不要なため、今後FDAの許可を得て、臨床検査センターやクリニック以外の、HIVカウンセリングセンターなどでも活用していく可能性もあるという。なおOraQuickで陽性と出た場合、より精度の高い検査法で確認する必要があるという。またOraQuickは、献血の際のスクリーニングへの使用は認められていない。

 FDA副長官のLester M. Crawford氏は、妊娠期間中にHIV検査を受けなかった女性の出産に際し、OraQuickを使うことで新生児への感染を防ぐ処置を行うことができたり、医師や看護婦が誤ってHIV感染者の血液に触れた場合に迅速に検査を行うこともできる、としている。

 米国疾病対策センター(CDC)によれば、全米のHIV感染者約90万人のうち、4人に1人は自分が感染していることを知らないという。

 詳しくは、FDAによる、ニュース・リリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)