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2002.10.09

スタチン投与でCK値正常でもミオパシー発症、4例が報告

 HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬)を用いた臨床試験の参加者を対象とした解析で、クレアチンキナーゼ(CK)値は正常範囲であるにも関わらず、ミオパシーを発症した患者が4例確認された。患者は筋肉痛や脱力感などのミオパシー様症状を呈しており、筋組織の生検でミオパシーとの診断が確定された。さらに、断薬後の生検ではミオパシーが認められなかったという。この報告は、Annals of Internal Medicine誌10月1日号に掲載された。

 ミオパシーは、筋肉の痛みや筋力低下、CK値やミオグロビン値などの上昇を特徴とする筋肉障害。スタチン系薬の副作用としてもまれに生じ得ることが知られている。そのため、スタチン系薬服用中の患者が、広範な筋肉痛などのミオパシー様症状を訴えた場合は、CK値などを測定して発症の有無を判断するよう推奨されていた。

 今回の報告は、ミオパシーの発症を診断する上で、CK値が役に立たない場合もあり得ることを示すもの。症例を報告した研究グループは、「スタチンを服用中の患者では、たとえCK値が正常でも、ミオパシーを起こしていることがある」と注意を促している。

 この論文のタイトルは、「Statin-Associated Myopathy with Normal Creatine Kinase Levels」。アブストラクトは、こちらまで。