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2002.06.24

【日本病院学会速報】 フラクトオリゴ糖で排便状況が良好に、入院中の高齢者で実証

 排便状況が不良な入院中の高齢者に、整腸作用を持つフラクトオリゴ糖を服用してもらうと、排便の調子が良くなるとの報告がなされた。緩下剤を服用していても排便間隔が長かったり、逆に1日に20回も排便していた高齢者で、状況が改善されたという。守谷慶友病院(茨城県守谷市)の武藤ゆかり氏らが6月21日、日本病院学会の一般口演「医療経済・制度・税制」で発表した。

 対象は、胸腰椎圧迫骨折や脊髄小脳変性症、大腿骨頚部内部骨折で入院しており、緩下剤の使用にもかかわらず排便コントロールが不良だった70〜92歳の患者6人(男性一人、女性5人)。2001年9月から2002年2月にかけて実施した。フラクトオリゴ糖の服用量については、1回当たり6g、朝夕の1日2回からスタートし、4日間排便がない場合は、1日につき2gずつ追加した(最大20gまで)。

 服用してもらった結果、6人全員で効果があった。硬便で4〜7日おきにしか排便がなかった4人については、すべて望ましい有形便になり、排便間隔も1〜4日と短くなった。残りの二人は水様便から有形便もしくは泥状便になり、排便間隔もより適当になった。さらに、「甘くておいしい」との意見が6人中5人から寄せられ、薬嫌いな高齢者に喜ばれたという。

 武藤氏は、「フラクトオリゴ糖を服用しても腹痛や下痢、鼓腸などの副作用がみられず、身体的、精神的な負担を軽減させたのではないか。今回良好な結果が得られたので対象者を広げ、今後もフラクトオリゴ糖の使用を継続していきたい」と語った。