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2002.06.10

【再掲】 EUで分子標的医薬イマチニブがGISTに適応拡大

 スイスNovartis Pharma社は5月31日、同社が開発した分子標的医薬のイマチニブ(開発コード:STI571、日本での商品名:グリベック)が、欧州連合(EU)で転移性の消化管間葉腫瘍(GIST)に対する効能追加を受けたと発表した。米国では既に今年2月、GISTへの適応拡大がなされており、わが国での臨床治験は、近々開始予定という

 イマチニブは慢性骨髄性白血病(CML)の治療薬として、昨年世界各国で発売された分子標的医薬。癌の増殖・転移シグナルを伝達するチロシンキナーゼの阻害薬で、CMLに特異的な融合染色体などのTKを阻害する。

 GISTは胃や大腸などの消化管に発生する悪性腫瘍の一種だが、受容体型のチロシンキナーゼをコードする、c-kit遺伝子の変異が発症の引き金となると考えられている。イマチニブにはc-kitのチロシンキナーゼに対する阻害活性もあり、GISTに対する有望な臨床試験結果も出揃い始めている(関連トピックス参照)。

 今回EUで認められた適応症は、c-kit陽性の手術困難な転移性のGIST。この件に関するノバルティス ファーマのニュース・リリースは、こちら(PDF形式)まで。

■ 関連トピックス ■
◆ 2002.5.22 切除不可・転移性GISTにおいてイマチニブは有用、第2相試験より

■訂正■
 1段落の「わが国では昨年5月からGIST患者を対象とした臨床試験がスタートしている」は「わが国での臨床治験は、近々開始予定という」の間違いでした。訂正いたします。