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2002.05.10

武田薬品と味の素−アベンティス、わが国第3のビス製剤を発売

 今年1月に製造承認、4月末に薬価収載された骨粗鬆症治療薬のリセドロン酸ナトリウムが、5月9日に発売された。いわゆる「2チャンネル2ブランド名」による販売で、武田薬品工業(製造・販売)が「ベネット」、味の素(製造)−アベンティス ファーマ(販売)が「アクトネル」との商品名で共同販売する。

 同薬はビスフォスフォネート製剤(ビス製剤)の一つで、わが国のビス製剤としては3剤目。1日1回起床時に服用するタイプで、服用法は昨年8月に発売されたアレンドロン酸ナトリウム(商品名:フォサマック、ボナロン)と同じ。薬価も2.5mg1錠161.10円と同一となっている。

 骨粗鬆症治療薬の市場規模は800億円程度で、うち6割をビタミンD3製剤が占めるとされる。リセドロン酸ナトリウムは、2ブランド併せて初年度に100億円以上の売上を目標としている。骨粗鬆症患者はわが国に約1000万人いるとされるが、医療機関を受診しているのは2割ほどで、製薬メーカーにとっては「潜在市場」の大きな分野。ホルモン補充療法(HRT)の骨粗鬆症への適応拡大もあり、この分野は今後患者の掘り起こしが急速に進みそうだ。

 この件に関する武田薬品工業のニュース・リリースは、こちらまで。