2001.05.17

【ASCO2001】 前立腺癌の進行を遅らせることが明らかに、新薬ABT-627の臨床試験結果より

 エンドセリンA受容体拮抗薬であるABT-627(atrasentan)が、前立腺癌の骨への浸潤を遅らせるとの第2相試験の結果が示された。米国Johns Hopkins大学のMichael Carducci氏らが現地時間の5月15日、米国臨床癌学会の一般口演で発表したもの。骨への浸潤は痛みによる衰弱を招き、前立腺癌患者の死亡の要因となるだけに会場でも関心を集めた。

 9カ国72施設が参加した二重盲検試験は、浸潤性がありホルモン療法に抵抗性を示す無症状の前立腺癌患者288人を対象に実施。患者はABT-627を1日1回経口で2.5mg投与する群95人、同10mg投与する群89人、プラセボ群104人の三つの群に分けられた。患者の特性は、それぞれ順に年齢が70.5歳、72.1歳、71.6歳。また、前立腺特異抗原(PSA)が292.5ng/mL、246.3ng/mL、305.8ng/mL。エンドポイントは、新規の骨肉腫や測定可能な軟部組織腫瘍の発生、放射線療法や手術の実施など。追跡期間は1〜455日で、中央値は131日だった(ASCOダイレクトへ)。

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