学会トピック◎第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 みんなでつながるフォトチャレンジ、募集中! 完全ウェブ開催となった第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(大会長:唐津市民病院きたはた院長の大野毎子氏)は、「離れていてもみんながつながっている」との思いを形にするため、「みんなでつながるフォトチャレンジ」を実施します。… 2021/04/30 プライマリケア
JAMA Pediatrics誌から 早産は中年期までの心不全リスク増加に関連 スウェーデンの出生登録データを利用した大規模コホート研究 米Mount Sinai医科大学のCasey Crump氏らは、スウェーデン国民を対象として、早産による出生と小児期から中年期までの心不全のリスクを検討するコホート研究を行い、在胎週数が短いほど心不全のリスクが高くなる傾向は18~43歳の成人期まで継続していたと報告した。結果は2021年4月5日のJAMA Pedi… 2021/04/30 循環器
JAMA Network Open誌から 妊娠中にHPVワクチンを接種しても母子のリスクは増えない ワクチン接種のタイミングと妊娠関連アウトカムを比較したコホート研究 米国HealthPartners InstituteのElyse O. Kharbanda氏らは、妊娠中またはその前の時期に9価のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種を受けていた米国の女性と、ワクチン接種を受けたのは最終月経から16週以上前だった女性の妊娠関連アウトカムを比較するコホート研究を行い、本人が気づかず… 2021/04/28 産婦人科
4月12日~18日の「話題になった論文」 いち早く全国レベルのワクチン接種を進めたイスラエルの論文が再び話題に 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/04/27 感染症
Ann Surg誌から ロボット支援手術と既存の手術の臨床転帰を比較したレビュー ロボット支援手術と既存の手術(開胸/開腹手術、腹腔鏡下手術)の臨床転帰を比較した研究のレビューから、ロボット支援手術を有意に支持するエビデンスは乏しいとする研究結果が、カナダの研究者らにより報告された。この結果はAnn Surg誌3月号に掲載された。… 2021/04/23 外科
JAMA Network Open誌から TAVRは腎機能にも好ましい影響を及ぼす可能性 イスラエルでTAVRを受けた894人の腎機能を追跡して評価 イスラエルRabin Medical Center-Beilinson HospitalのGuy Witberg氏らは、高齢の大動脈弁狭窄患者に対して行う経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)が、患者の腎機能に与える影響を検討するためのコホート研究を行い、治療から1カ月後の腎機能は安定しているか改善した患者の割合が8割を超えてお… 2021/04/22 腎・泌尿器
NEJM誌から 経口JAK阻害薬のアブロシチニブはアトピー性皮膚炎に有効 プラセボやデュピルマブと比較したフェーズ3試験JADE COMPAREの結果 ドイツBonn大学のThomas Bieber氏らは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の成人患者にヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のアブロシチニブを投与して、プラセボまたは既にアトピー性皮膚炎治療薬として承認されているデュピルマブと、有効性と安全性を比較するランダム化比較試験JADE COMPAREを行い、… 2021/04/21 皮膚科
4月5日~11日の「話題になった論文」 ワクチン接種後の血栓症について調べた論文が話題に 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/04/21 血液内科
BMJ誌から 若い心不全患者ほど危険因子の影響が大きい 絶対リスクは高齢者より低いが、相対リスクは若年者が高い シンガポールNational Heart Centre SingaporeのJasper Tromp氏らは、Framingham Heart Studyなど既存の大規模コホート研究を利用して、心不全発症に対する修正可能な危険因子は患者の年齢によって影響の大きさに差があるのかどうかを検討し、高齢者に比べ若年者の発症率は低いものの、若い心不全… 2021/04/19 循環器
Lancet Rheumatology誌から 腰部椎間板ヘルニアに続発した坐骨神経痛の治療法はステロイド注射か手術か 保存的治療で改善しない場合の第1選択は経椎間孔ステロイド注射か 英国Walton Centre NHS Foundation TrustのMartin John Wilby氏らは、腰部椎間板ヘルニアに続発した坐骨神経痛に対する最適な治療法を検討するため、経椎間孔ステロイド注射(TFESI)と顕微鏡的ヘルニア摘出術を比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、有効性では両群に差は見られないが、手術… 2021/04/16 骨・関節・筋
Diabetes Care誌から SGLT2阻害薬とGLP-1薬、アジア人でより高い心血管保護効果 白人患者と比較したメタ解析から ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬とグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬による心血管ベネフィットをアジア人と白人で比較するメタ解析が行われた。両剤の無作為プラセボ対照試験を用いたメタ解析の結果、SGLT2阻害薬では、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者で心血… 2021/04/16 循環器
NEWS◎太陽光遮断で小児には有害の可能性も ブルーライトカット根拠なし、日本眼科学会など 4月14日、日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会など6団体が共同で、「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」という意見書を公開した。「小児にブルーライトカット眼鏡の装用を推奨する根拠はなく、むしろブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねない」という内容… 2021/04/15 眼科
Gut誌から チオプリン製剤、クローン病への有効性低い? 英国の後ろ向き研究によるIBDへの有効性検証 炎症性腸疾患(IBD)の寛解維持を目的としたチオプリン製剤の単剤療法は、潰瘍性大腸炎(UC)には有効な長期療法である一方、クローン病(CD)に対する有効性は低いことが、英国の後ろ向き研究で明らかになった。結果はGut誌4月号に掲載された。 チオプリン製剤は、ステロイド依存性やステロイド… 2021/04/15 消化器
日医・中川氏「第4波」で早期の緊急事態宣言にも言及 「医療従事者向けワクチン接種進んでいない」 日本医師会会長の中川俊男氏は2021年4月14日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全国的な感染状況について「第4波だ」との認識を示し、「状況によっては早期の緊急事態宣言が必要だ」と述べた。 大阪府では4月13日、新規陽性者数が1000人を超えた。首都圏における感染者数のリ… 2021/04/15 感染症
3月29日~4月4日の「話題になった論文」 妊娠初期の超音波胎児スクリーニングに意味はあるか 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 3月29日から4月4日にかけて、もっとも多くTweetされた論文は「Aspirin Use Is Associated With Decreased Mechanical Ventilation, Inte… 2021/04/13 産婦人科
BMJ誌から 前十字靱帯断裂は早期に手術するべきか? リハビリ後に必要なら再建術を適用すると2年後の差は小さい オランダErasmus大学医療センターのMax Reijman氏らは、急性の前十字靱帯(ACL)断裂が起こった患者を対象に、早期に再建手術を行う場合と、3カ月間のリハビリ後に希望者に再建手術を行う場合の、24カ月後のアウトカム(症状、膝の機能、スポーツ参加能力)を比較するオープンラベルのランダム化… 2021/04/07 骨・関節・筋
学会トピック◎第22回日本病院総合診療医学会学術総会 【動画】総合診療医のための臨床研究TIPS 第22回日本病院総合診療医学会学術総会でセッション「総合診療医のための臨床研究のTIPS by JUGLER」が開催されました。佐賀大の多胡雅毅先生が座長を務め、獨協医大の志水太郎先生、東邦大の佐々木陽典先生、千葉大の鋪野紀好先生、島根大の和足孝之先生、順天堂大の高橋宏瑞先生の5人がパネリスト… 2021/04/07 プライマリケア
日本人におけるSARS-CoV-2抗体価の変動は? EClinicalMedicine誌より 新規ウイルス病原体に対する効果的なワクチンを開発するには、最初の感染に対する抗体反応の推移を理解することが重要である。 2021/04/07 感染症
3月22~28日の「話題になった論文」 COVID-19の急性期後の各種の症状は? 3月22日から28日にかけて、もっとも多くTweetされた論文はnature medicine誌に3月22日掲載された「Post-acute COVID-19 syndrome」で、1763件だった。当該論文は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の持続的、長期的な影響についてまとめた総説だった。臓器ごとにどのような症状が見られるか… 2021/04/06 感染症
JAMA Network Open誌から イブプロフェンは小児入院患者のAKIを増やす 中国の小児入院患者約5万人を調べたコホート研究 中国南方医科大学のLicong Su氏らは、中国の大規模コホート研究Epidemiology of AKI in Chinese Hospitalized Patients(EACH)studyのデータを利用して、小児の入院患者が急性腎障害(AKI)を発症するリスクを検討し、イブプロフェンの使用が入院中のAKIのリスクを増加させていたと報告した。結… 2021/04/05 腎・泌尿器
熊本豪雨、特養「千寿園」契機の検討会が報告書を取りまとめ 市区町村による施設への助言など支援策を提示 厚生労働省と国土交通省は2021年3月31日、「2020年7月豪雨災害を踏まえた高齢者福祉施設の避難確保に関する検討会」の報告書を公表した。過去の被災例を検討した上で避難についての課題を取りまとめ、「市区町村が施設に対して避難計画や訓練についてアドバイスを行う」「災害レッドゾーンへ施設… 2021/04/05 老年医学・介護
感染症情報◎感染性胃腸炎は例年の半数程度で推移 RSウイルス感染症が微増 4価HPVワクチンで男性も尖圭コンジローマ予防が可能に 2021年第11週(3月15~21日)までの情報をまとめた。 2021/04/02 感染症
Ann Intern Med誌から 憩室炎の外来治療でキノロンを減らす代替案 アモキシシリン/クラブラン酸はメトロニダゾールとキノロン併用に劣らない 米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロキノロンには低血糖昏睡など重篤な有害事象の恐れがあるため、代替治療薬がない場合にのみ処方することを推奨している。米国North Carolina大学のCharles E. Gaber氏らは、2種類の大規模データベースを利用して、憩室炎患者の外来治療に用いる抗菌薬をアモキ… 2021/04/01 消化器
学会トピック◎第85回日本循環器学会学術集会(JCS2021) リードレスペースメーカーをクラスIで推奨 「不整脈の非薬物治療ガイドライン」がフォーカスアップデート 第85回日本循環器学会学術集会(3月26~28日、パシフィコ横浜とウェブのハイブリッド開催)で、「2021年日本循環器学会(JCS)/日本不整脈心電学会(JHRS)ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈非薬物治療」が発表された。現行の「不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)」の中で… 2021/04/01 循環器
オンライン診療の特例措置を継続へ 薬剤処方の要件守らない医療機関、「引き続き厳正に対処」 厚生労働省の医政局医事課は2021年3月26日、3月上旬に持ち回り開催した「第14回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」における「2020年10~12月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果」を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、初… 2021/04/01 行政・制度