小野薬品工業の注意喚起に続き、厚労省も事務連絡を発出 ニボルマブと癌免疫療法の併用で死亡例 厚生労働省医政局研究開発振興課は7月28日、認定再生医療等委員会の設置者に対し、「がん免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬との併用について(注意喚起)」とする事務連絡を発出した。同時に「再生医療等を治療として行う際の妥当性の考え方について」とする事務連絡も合わせて発出した。… 2016/07/29 癌
Lancet誌から 重度外傷患者の緊急全身CTに明白な利益はない 欧州の研究で院内死亡が減らず被曝量が増える オランダAmsterdam大学医療センターのJoanne C Sierink氏らは、重度の外傷患者に対して、すぐに全身CTスキャンを行う方法と、従来の検査方法(X線や超音波を行ってから必要な患者だけにCTを実施)を比較する多施設ランダム化対照試験を行い、院内死亡率に差はないこと、放射線被曝量は全身CTスキ… 2016/07/29 救急医療・集中治療
J Am Coll Cardiol誌から ARNIsは再入院抑制でもエナラプリルに勝る PARADIGM-HF試験参加者を対象とした解析結果 アンギオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNIs)であるLCZ696が、心不全患者の再入院抑制においてもACE阻害薬であるエナラプリルよりも有効であることが示された。論文は、J Am Coll Cardiol誌の7月19日号に掲載された。… 2016/07/28 循環器
Ann Intern Med誌から 神経変性疾患の輸血感染リスクは極めて小さい スウェーデンとデンマークの大規模コホート研究 輸血によって、認知症やアルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)などに感染する可能性があるとしたら、公衆衛生上大きな問題だ。スウェーデンKarolinska研究所のGustaf Edgren氏らは、スウェーデンとデンマークで1968年以降に輸血を受けた患者が、その後に神経変性疾患を起こした割合を調べ… 2016/07/28 精神・神経
埼玉県立循環器・呼吸器病センターで、2014年3月以降 無許可で宿日直、千葉県に続いて埼玉県でも 埼玉県立循環器・呼吸器病センターにおいて2014年3月以降、医師や看護師らの宿日直が労働基準監督署の許可を得ない状態で続けられていることが明らかになった。埼玉県が7月26日に公表した。無許可宿日直については7月22日に、千葉県立6病院で常態化していることが発表されたばかり。… 2016/07/28 事件・話題
ニボルマブ、次期薬価改定待たず引き下げ検討 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は7月27日、医療費高騰の一因となっている高額薬剤への対応策について議論し、市場が想定以上に拡大した高額な新薬に対応できるよう薬価制度を抜本的に見直すこと、画期的な新薬が承認された用法・用量などの範囲で適切に使用されるよう環境を整える… 2016/07/27 医薬品
Ann Intern Med誌から むちゃ食い障害にはCBTや第二世代抗鬱薬が有効 該当する試験が少ない治療法もあり解釈は制限付き 米国の成人の約3%が、生涯のうちに1度はむちゃ食い障害(binge-eating disorder:BED、過食性障害とも呼ばれる)を発症するが、成人患者に対する最善の治療は明らかではなかった。米North Carolina大学のKimberly A. Brownley氏らは、BEDに対する心理療法と薬物療法の利益とリスクに関するエビデ… 2016/07/27 精神・神経
BMJ誌から メディアの報道は薬物療法に影響するか? 英国でスタチン論争前後の処方記録を調べた時系列研究 マスメディアが医薬品のリスクに関する報道を数カ月にわたって積極的に行った場合、プライマリ・ケアにどの程度の影響を与えるのか。英ロンドン大学衛生学熱帯医学大学院のAnthony Matthews氏らは、スタチンのリスクとベネフィットに関する報道が多かった期間の前後で処方記録を比較し、報道集中… 2016/07/26 循環器
JAMA Neurology誌から 多系統萎縮症患者は血漿CoQ10濃度が低い CoQ10補充が治療に役立つ可能性を示唆 脊髄小脳変性症の中で最も患者数が多い多系統萎縮症(MSA)は、進行性で難治性の神経変性疾患だ。自律神経障害に加えて、パーキンソン症候群、小脳性運動失調、錐体路障害などが現れる。東京大学の三井純氏らは、MSA患者では血漿中のコエンザイムQ10(CoQ10)濃度が有意に低いことを明らかにした… 2016/07/25 精神・神経
少なくとも10年間、県が許可申請するも労基署が認めず… 「無許可での宿日直」常態化、千葉県立6病院で 千葉県立病院の6つの病院で行われている医師らの宿日直は、少なくとも10年間、労働基準監督署の許可を得ない状態で続けられていたことが分かった。千葉県によると、これまで幾度となく労基署に許可申請をしてきたが、「深夜の業務が軽い業務とは言えない」などの理由で認められなかったという。… 2016/07/22 医師の職場環境
Eur Heart J誌から 20年間でCVD高リスク集団の脂質が著しく低下 スウェーデンの一般成人を対象にしたMONICA研究 スウェーデン北部の2県に住む25~74歳の一般市民を対象とした調査研究(The Northern Sweden MONICA Study)の結果、1994年から2014年の間に総コレステロール値が0.7mmol/L低下し、男女とも全ての年齢層で改善が認められた。特に低下が顕著だったのは、虚血性心疾患リスクの高い集団だった。この… 2016/07/22 循環器
JAMA Intern Med誌から 癌と認知症以外は終末期ケアの質が低い 米国退役軍人省医療施設での横断研究 これまで、終末期ケアの向上をめざす努力は、主に癌患者を対象に行われてきた。米国VA Boston Healthcare SystemのMelissa W. Wachterman氏らは、米国退役軍人省の医療施設で亡くなった患者の横断研究を行い、癌と認知症以外の疾患で死亡した患者は、緩和ケアのコンサルテーションを受ける機会が… 2016/07/21 ターミナルケア
Circulation誌から FHにより動脈硬化性CVD長期リスクは有意増大 FH表現型のLDL-C値190mg/mL以上での判定は妥当 家族性高コレステロール血症(FH)ヘテロ接合体の表現型はLDL-C値の190mg/dL以上というシンプルな基準で特定できること、ならびに長期的に動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクを有意に増大させることが、初めとなるプロスペクティブ研究により示された。米国の研究者らがCirculation誌7月5日号で… 2016/07/21 循環器
NEJM誌から PET-CTで進行ホジキンリンパ腫の予後を予測 ABVD療法2サイクル終了時のPETでレジメンを変更 進行期のホジキンリンパ腫患者に用いられるABVD療法の有害事象発生率は、多くの場合、容認できるレベルだが、ブレオマイシンに由来する肺毒性が重篤化する危険性がある。英Southampton大学のPeter Johnson氏らは、治療開始後、途中でPET-CTを行って治療に対する反応を評価し、良好であればブレオ… 2016/07/21 癌
NEJM誌から 若年者の心臓突然死は約40%が死因不明 死後の遺伝子解析は死因の解明に貢献する オーストラリアSydney大学のRichard D. Bagnall氏らは、オーストラリアとニュージーランドで、2010~12年に心臓突然死を起こした1~35歳までの全ての人を対象に、心臓突然死の年間発症率や原因などを分析し、関連する遺伝子変異を調査した。結果の詳細はNEJM誌2016年6月23日号に掲載された。… 2016/07/20 循環器
Ann Intern Med誌から NASHにはピオグリタゾンの長期投与が有効 米国のランダム化プラセボ対照試験 米Florida大学のKenneth Cusi氏らは、糖尿病前症または2型糖尿病がある非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者に、ピオグリタゾンを3年間投与する二重盲検のランダム化プラセボ対照試験を行って、この治療法は有効で安全だと報告した。詳細は、Ann Intern Med誌電子版に2016年6月21日に掲載された… 2016/07/19 消化器
JAMA Intern Med誌から LDL-Cでは「下げるほど良い」に否定的な結果 スタチンによる虚血性心疾患の2次予防コホート研究 虚血性心疾患の病歴がある患者の心血管イベント2次予防にはスタチンが推奨されているが、目標とするLDLコレステロール(LDL-C)値はガイドラインによって違いがある。イスラエルClalit Research InstituteのMorton Leibowitz氏らは、住民ベースの観察研究を行って、スタチン投与でLDL-Cを100.0mg… 2016/07/15 循環器
学会トピック◎第7回日本炎症性腸疾患学会 潰瘍性大腸炎でUCEISによる内視鏡的活動度評価は抗TNFα抗体薬の治療反応性の予測に有用な可能性 Ulcerative Colitis Endoscopic Index of Severity(UCEIS)による内視鏡的活動度評価は、抗TNFα抗体薬の臨床的有効性および粘膜治癒と関連することが、中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者を対象とした解析で示された。7月9日から10日まで京都市で開催された第7回日本炎症性腸疾患学会学術集会で… 2016/07/14 消化器
Circulation誌から アドバンス・ケア・プランニングを促す映像が緩和治療選択に有効 末期心不全患者を対象とした米国のランダム化試験 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を支援する映像を視聴した末期心不全患者は、視聴しなかった患者と比べ、緩和治療を選択する割合が高いことが示された。結果はCirculation誌7月5日号に掲載された。 2016/07/14 循環器
学会トピック◎第7回日本炎症性腸疾患学会 IBD患者の就労率は74.5%、相談窓口となる難病相談支援センターの周知が課題 20代から40代の炎症性腸疾患(IBD)患者を対象としたアンケート調査で、就労率は平均74.5%と、国民生活基礎調査と差がないことが明らかになった。ただし難病相談・支援センターの周知率は2割と低かった。7月9日から10日まで京都市で開催された第7回日本炎症性腸疾患学会学術集会で、福岡大学筑紫… 2016/07/14 消化器
BMJ誌から ポリファーマシー患者でもアピキサバンが有利 ARISTOTLE試験の事後解析でワルファリンより出血リスクが少ない 高齢者では複数の疾患に多数の薬剤が併用されることが多く、薬物相互作用のリスクも高まる。オランダRadboud大学のJeroen Jaspers Focks氏らは、ARISTOTLE試験の事後解析を行って、心房細動患者へのワルファリンやアピキサバンの有効性と安全性に対して、併用している薬剤の数が影響するかどうか… 2016/07/14 循環器
学会トピック◎第7回日本炎症性腸疾患学会 中等症から重症の日本人クローン病患者にウステキヌマブは有効で忍容性も良好 国際共同試験の日本人集団解析 ヒトインターロイキン(IL)-12およびIL -23のp40サブユニットに対する完全ヒト型IgG1kモノクローナル抗体製剤ウステキヌマブによる、寛解導入および寛解維持治療は、中等症から重症のクローン病患者において有効であり、忍容性も良好であることが、3つの国際共同試験の日本人集団の解析で明らか… 2016/07/14 消化器
ニボルマブ投与後のEGFR-TKI使用での間質性肺炎に臨床腫瘍学会が注意喚起 死亡例も報告 日本臨床腫瘍学会は7月13日、非小細胞肺癌患者にニボルマブを投与後にEGFR-TKIを投与したところ、両剤の影響が否定できない間質性肺炎(ILD)が複数報告され、死亡例があると注意喚起を行った。 2016/07/13 癌
学会トピック◎AOCC 2016 日本の小児クローン病は上部消化管と肛門周囲の病変が欧州に比べて高頻度 日本小児IBDレジストリーの結果 小児の炎症性腸疾患(IBD)は近年増加傾向にあるが、日本の小児クローン病患者は欧州に比べて、上部消化管と肛門周囲の病変が高頻度であることが、日本小児炎症性腸疾患レジストリー(JPIBD)で明らかになった。… 2016/07/13 消化器
学会トピック◎AOCC 2016 IBD患者で抗TNFα抗体薬による奇異反応としての乾癬は若年者で多い 韓国のコホート研究 抗TNFα抗体薬は、炎症性腸疾患(IBD)、慢性関節リウマチ、および乾癬の治療薬だが、IBD患者において抗TNFα抗体薬の副作用として乾癬が起こる奇異反応が知られている。韓国の後ろ向きコホート研究で、IBD患者において抗TNFα抗体薬によって乾癬のリスクは高くなり、特に若年者で高いことが明ら… 2016/07/13 消化器
学会トピック◎AOCC 2016 ゴリムマブ寛解維持治療は中等症から重症の日本人潰瘍性大腸炎患者に有効 国内臨床試験PURSUIT-Jの結果 ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤ゴリムマブによる寛解維持治療は、ゴリムマブの寛解導入治療で効果のあった中等症から重症の日本人潰瘍性大腸炎患者に対し、有効で忍容性に優れていることが、国内臨床試験PURSUIT-Jで明らかになった。… 2016/07/13 消化器
Ann Intern Med誌から チロシンキナーゼ阻害薬で心血管リスクが増加 スウェーデンの慢性骨髄性白血病患者コホート研究 チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は、慢性骨髄性白血病(CML)患者の生存期間を劇的に延長した。しかし、スウェーデンKarolinska大学病院のTorsten Dahlen氏らは、後ろ向きコホート研究を行って、TKI治療を受けているCML患者では、長期的な動脈イベントと静脈イベントのリスクが上昇すると報告した… 2016/07/13 癌
BMJ誌から 全粒穀物摂取量は死亡リスクと逆相関する 用量反応関係を調べたメタアナリシス ノルウェー科学技術大学のDagfinn Aune氏らは、全粒穀物の摂取量と冠疾患、脳卒中、心血管疾患、総死亡、癌死亡などの関係を明らかにするために、系統的レビューとメタアナリシスを行い、全粒穀物の利益を示した。また、そうした利益と摂取量の間には用量反応関係が認められたという。系統的レビ… 2016/07/12 循環器
NEJM誌から コロンビアで無症候性感染妊婦から4人の小頭症 妊娠第3期の感染者では胎児の先天異常なし コロンビアではInstituto Nacional de Salud が、2015年8月からジカウイルス感染症(ZVD)に関するサーベイランスシステムを始動した。同研究所のOscar Pacheco氏らは、これまでに得られたデータを分析し、同国でのZVDの疫学的特徴を調べた。また、先天異常サーベイランスも進行中で、これまでに… 2016/07/11 感染症
J Am Coll Cardiol誌から 進行性の大動脈拡張をマイクロRNAが制御 miR-17の阻害により大動脈拡張を予防する新たな治療法の可能性 大動脈二尖弁(BAV)患者の大動脈拡張が認められる組織を解析したところ、マイクロRNA(miRNA)のmiR-17が大動脈拡張の進行に関与していることが明らかとなり、miR-17が新たな治療の標的となり得ることが示唆された。この結果はJ Am Coll Cardiol誌6月28日号に掲載された。… 2016/07/08 循環器
Lancet誌から 造血幹細胞移植の工夫で多発性硬化症が改善 入念な免疫細胞除去後の移植で、自己免疫寛容へ 再発性の多発性硬化症(MS)患者への自家造血幹細胞移植の方法を改良し、疾患活動性の高い患者に適用した、カナダOttawa病院のHarold L Atkins氏らは、移植後の患者を中央値6.7年追跡し、寛解状態が続いていることを報告した。詳細は、Lancet誌電子版に2016年6月9日掲載された。… 2016/07/08 精神・神経
脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療体制の在り方に関する検討会 脳心血管病の新たな診療体制の議論がスタート 集約化も俎上に、次期医療計画への反映を目指す 厚生労働省は6月30日、健康政策局長のもとに検討会を立ち上げ、脳卒中や急性心筋梗塞、急性大動脈解離などの循環器系疾患の新たな診療体制の整備に向けた議論をスタートさせた。同日開かれた第1回会合では、循環器関連施設を「初期対応を行う施設」「専門的医療を行う施設」「高度な専門医療を行… 2016/07/07 医療提供体制
Lancet誌から 18歳までの大うつ病に抗うつ薬は効かない メタアナリシスで有効性を示せたのはフルオキセチンのみ 小児と思春期のうつ病患者に対する抗うつ薬14剤の有効性と安全性について検討していたランダム化対照試験を対象に、ネットワークメタアナリシスを行った英国Oxford大学のAndrea Cipriani氏らは、抗うつ薬を処方した場合の利益とリスクのバランスを考えると、現在利用可能な薬剤は必ずしも有用では… 2016/07/07 精神・神経
NEJM誌から 重度の尋常性乾癬にixekizumabが有効 組み替えIL-17A抗体のフェーズ3試験 インターロイキン-17Aに対するモノクローナル抗体製剤ixekizumabを、中等症から重症の尋常性乾癬患者に投与した3件のフェーズ3試験のデータを分析した米Northwestern大学Feinberg医学部のKenneth B. Gordon氏らは、4週間に1回ixekizumabを皮下投与する60週間の治療はプラセボに比べ有効で、効果は… 2016/07/06 アレルギー・免疫
副理事は日医と医学部長病院長会議の推薦者 専門医機構の新理事長は医学会連合の吉村氏 7月中に方針決め、研修医にメッセージ示す 日本専門医機構は7月4日に理事会を開き、新理事長に地域医療振興協会顧問の吉村博邦氏、副理事長に日本医師会副会長の松原謙二氏と山形大学医学部長の山下英俊氏を選任した。理事長と2人の副理事長をそれぞれ推薦した3団体は、いずれも機構設立時社員だった団体。… 2016/07/05 医師のキャリア
厚労省が在宅酸素療法の火気取り扱いで注意喚起 厚生労働省は7月1日、在宅酸素療法として酸素濃縮装置などを使用している患者が、喫煙などが原因と考えられる火災により死亡するなどの事故が繰り返し発生しているとして、在宅酸素療法における火気の取り扱いについて注意喚起した。… 2016/07/05 在宅医療
Ann Intern Med誌から PHPT患者への副甲状腺切除術は骨折を予防する ビスホスホネートはむしろ骨折リスクを増やす可能性 原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)患者の骨折予防における副甲状腺切除術とビスホスホネート投与の有効性を、経過観察のみが行われた患者と比較するレトロスペクティブコホート研究を行った米California大学Los Angeles校David Geffen医学部のMichael W. Yeh氏らは、外科治療は長期にわたって骨折… 2016/07/05 代謝・内分泌
NEJM誌から アロマターゼ阻害薬を10年間投与する臨床試験 無病生存期間の延長を示唆するも、5年全生存率に影響せず 米国Massachusetts総合病院のPaul E. Goss氏らは、すでにアロマターゼ阻害薬を5年投与されたホルモン受容体陽性乳癌患者を登録して、さらに投与期間を5年延長するランダム化プラセボ対照試験を行い、プラセボに比べ、再発と対側乳房乳癌のリスクが有意に下がると報告した。ただし全生存率には有意… 2016/07/04 癌
JAMA Cardiology誌から トロポニンI値でAMIを除外できる患者を判定 心電図の虚血所見がないことが条件 英国Southmead病院のEdward Carlton氏らは、胸痛などで病院の救急部門に搬送された患者の受診時に、心電図に虚血を示唆する波形がなく、高感度トロポニンI値が1.2ng/L未満なら、安全に急性心筋梗塞(AMI)を除外でき、速やかに退院を決定できると報告した。詳細は、JAMA Cardiology誌電子版に2016… 2016/07/01 循環器