副作用による低血糖、24例から114例に増加続く SGLT2阻害薬の適正使用で再度の注意喚起 主に日本糖尿病学会に属する糖尿病専門医から成る「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」は8月29日、「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」の改訂を発表し、同薬投与に伴う重篤な副作用について再度の注意喚起を行った。新しいレコメンデーションは、日本糖尿病学会のウエブサイトに… 2014/08/30 代謝・内分泌
病床機能の転換、人材確保などに新たな基金を充当 厚労省が医療・介護の総合確保方針の素案 厚生労働省は8月29日に「医療介護総合確保促進会議」を開き、総合確保方針の素案を提示した。同方針は、地域における医療・介護を総合的に確保するための基本方針として厚労大臣が定めるもの。この方針に則り、各都道府県が医療と介護の連携強化に向け有効な提供体制改革の計画を立てて実行に移す場… 2014/08/29 医療提供体制
残り約200疾患の選定は11月以降になる見通し 医療費助成の対象となる指定難病、110疾患に 医療費助成の対象となる難病(指定難病)を選定する「指定難病検討委員会」(第4回)が8月27日に開催された。既に医療費が助成されている特定疾患に加え、シェーグレン症候群、IgA腎症など、計110疾患を指定難病とすることが了承された。9月末までパブリックコメントを受け付け、10月にも正式に指… 2014/08/29 行政・制度
BMJ誌から ロッキングプレートとKワイヤー固定に差なし 橈骨遠位端背側転位骨折で12カ月後の患者機能評価に有意差認めず 橈骨遠位端背側転位骨折の一般的な治療方対である掌側ロッキングプレート固定術の有効性と安全性を、キルシュナーワイヤー(Kワイヤー)固定術と比較した多施設ランダム化比較試験(RCT)DRAFFTの結果、治療12カ月後に患者自身が評価した手首機能に有意差がないことが示された。英国Warwick大学の… 2014/08/29 骨・関節・筋
社保審・福祉部会が初会合、福祉人材確保策も検討 社会福祉法人の改革議論が本格化 厚生労働省は社会保障審議会に福祉部会を設置し、8月26日に初会合を開いた。公益性に疑問が投げ掛けられている社会福祉法人制度の見直しや、不足する福祉人材の確保策などについて議論していく。厚労省は、年内をめどに福祉部会の結論を出し、来年には制度改正につなげたい考えだ。… 2014/08/28 行政・制度
カリキュラムの充実や奨学金の確保で実現性が評価 東北の医学部新設、東北薬科大に決定 2016年度の開学に向け、構想の改善が求められる 東北地方の医学部新設構想について、文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」は8月28日、応募のあった3団体のうち東北薬科大学が応募した「東北医科薬科大学」の構想を選定したと発表した。文部科学省は、審査会の結果を近日中に厚生労働省、復興庁に伝え、その後正式に決定… 2014/08/28 行政・制度
理研がSTAP検証で中間報告、22回やっても初期化は起こらず 理化学研究所は8月27日、STAP現象検証実験の中間報告を行った。メディア向け説明会では、実験総括責任者を務める発生・再生科学総合研究センター(CDB)の相澤慎一氏、研究実施責任者でCDBのプロジェクトリーダーである丹羽仁史氏、理研の坪井裕理事の3人が会見した。丹羽氏は、STAP現象に関する… 2014/08/28 先端医学
日弁連、指導・監査制度の見直し求める意見書を公表 日本弁護士連合会(会長;村越進氏)は8月25日、健康保険法などに基づく指導・監査制度の見直しを求める意見書を、厚生労働大臣ならびに各都道府県知事に提出した。現行制度は保険医師らの「適正な手続的処遇を受ける権利」を侵害する危険性をはらんでいると指摘。具体的に見直すべき点を7項目に… 2014/08/28 行政・制度
Ann Intern Med誌から アスベストと喫煙は後腹膜線維症の危険因子 相乗的にリスクが増加、ケースコントロール研究の結果 アスベスト暴露と喫煙が特発性後腹膜線維症(iRPF)の強力な危険因子であること、それらには相乗的な作用があることがケースコントロール研究の結果として示された。イタリアParma大学のMatteo Goldoni氏らが、Annals of Internal Medicine誌2014年8月5日号に報告した。… 2014/08/28 アレルギー・免疫
ウオッチ!2015介護報酬改定 通所介護・通所リハビリは機能別に再編 訪問系・通所系サービスの連携促進の方向性も打ち出す 2014年8月27日、都内で社会保障審議会・介護給付費分科会が開催され、2015年度介護報酬改定に向け、訪問系・通所系サービスやリハビリテーションについての議論が行われた。厚生労働省は総論として、訪問系と通所系のサービス間の連携を促進する方向性を提示。また訪問系・通所系サービスは、「生活… 2014/08/27 行政・制度
危険ドラッグ対策に今年度予算の8倍を計上 厚労省の来年度予算概算要求は31兆6688億円 厚生労働省は8月26日、2015年度予算概算要求の内容を公表した。一般会計の要求額は、2014年度当初予算額より9258億円多い31兆6688億円。骨太の方針や成長戦略で掲げた項目に予算を重点配分するため設けられた「新しい日本のための優先課題推進枠」としては2443億円を盛り込んだ。… 2014/08/27 行政・制度
中医協が減感作療法薬シダトレンの薬価収載を承認 スギ花粉症への舌下免疫療法、今秋にも可能に 中央社会保険医療協議会(中医協)は8月27日、スギ花粉症に対する減感作療法に使う「標準化スギ花粉エキス」(商品名シダトレン)の薬価収載を承認した。同薬は今年1月17日に製造販売承認を取得したが、薬価の折り合いがつかず、4月の薬価収載では収載が見送られていた。承認を受け、厚生労働省は… 2014/08/27 アレルギー・免疫
国内感染症例は約70年ぶり 海外渡航歴のない10代女性がデング熱を発症 厚生労働省は8月27日、国内でデング熱に感染したと考えられる症例を確認したと発表した。患者は埼玉県在住の10代女性。海外渡航歴はなく、さいたま市内の医療機関に入院しており、容体は安定している。さいたま市は、厚労省及び関係自治体と協力して、疫学調査を実施している。… 2014/08/27 感染症
NEWS◎エボラ出血熱に効く可能性がある国内開発薬 富士フイルム「アビガンは2万人分在庫あり」 「緊急の要請あれば提供も」と官房長官が表明 西アフリカで流行が続くエボラ出血熱に対する有効性が確認され、注目を集めているファビピラビル(商品名アビガン)について、国内にすでに2万人分の在庫があり、世界保健機関(WHO)などからの要請があれば供給可能な体制にあることが明らかとなった。同薬を提供する富士フイルムホールディング… 2014/08/27 医薬品
JAMA Intern Med誌より CKDへの厳格な血圧管理で全死因死亡が上昇 SBP120~139に比べ120未満で増加、後ろ向きコホートの結果 慢性腎臓病(CKD)患者の血圧と全死因死亡の関係を米国の退役軍人医療データベースを利用して分析した結果、収縮期血圧(SBP)が120mmHg未満に維持された患者の全死因死亡リスクは120~139mmHgの患者に比べて有意に高いことが示された。米国Memphis VA Medical CenterのCsaba P. Kovesdyらが、JAM… 2014/08/27 循環器
厚労省の2013年度介護給付費実態調査 介護保険サービス利用者は約566万人に 厚生労働省は8月7日に公表した「2013年度介護給付費実態調査」の結果によると、2013年度に介護予防を含む介護保険サービスを利用した受給者数(年間実受給者数)は566万500人と、前年度比で22万9900人増加した(表1)。2011年度の実受給者数(517万3800人)と比べると、2年間で48万6700人増えた計算… 2014/08/26 行政・制度
Ann Intern Med誌より ホルモン療法に動脈硬化の抑制効果なし ただし心血管危険因子は改善、閉経期初期女性を対象としたRCTの結果 閉経後まもない女性に対するホルモン療法(MHT)によるアテローム性動脈硬化の進行抑制効果を検討したランダム化比較試験(RCT)の結果、複数の心血管危険因子に改善が見られるものの、アテローム性動脈硬化に有意な影響は認められなかった。米国Phoenix Veterans Affairs Health Care SystemのS.… 2014/08/26 循環器
Lancet誌から 厳格血糖管理で虚血性心イベントが減少 複合心血管イベントに有意差を認めなかったACCORD試験の事後解析より 厳格な血糖管理が虚血性心疾患リスクを低減するかどうかをACCORD試験の事後解析で確認したところ、標準管理群に比べて厳格管理群で虚血性心疾患リスクが有意に低いことが示された。カナダMcMaster大学のHertzel C Gerstein氏らが、Lancet誌電子版に2014年8月1日に報告した。… 2014/08/25 循環器
Lancet誌から 英国では献血者の0.04%がHEV陽性 血液製剤を通じた感染も確認、急性肝炎は少ないが持続感染例も 英国では、献血者の0.04%がE型肝炎ウイルス(HEV)陽性者であることが、献血された血液を対象とする後ろ向き調査の結果として示された。陽性血液由来の血液製剤投与により感染する患者も存在していた。英国National Health Service Blood and TransplantのPatricia E Hewitt氏らが、Lancet誌電子… 2014/08/22 感染症
介護企業の最新動向を総まとめ! ウエルシア介護サービスがサ付き住宅開設 茨城・埼玉で施設・在宅サービスを拡充 茨城県つくば市のウエルシア介護サービス(株)(旧・寺島薬局)は2014年7月、埼玉県白岡市に同社初のサービス付き高齢者向け住宅を開設した。同社は、茨城県を中心に、薬局に訪問介護事業所などを併設して在宅サービスを提供してきたが、施設サービスと一体的に介護を提供するため、サ付き住宅に参… 2014/08/21 事件・話題
NEWS◎総務省など、医療機関内における携帯電話使用の新指針を公表 病院内での携帯電話利用の規制が大幅緩和 総務省や厚生労働省、通信事業会社などが加入する電波環境協議会は8月19日、「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」および「同報告書」を公表した。指針では、これまでは原則禁止としてきた病院内における携帯電話の利用に対し、「患者の利便性・生活の質の向上のためには、医療機関に… 2014/08/21 医療機器
JAMA Intern Med誌から ENHANCE試験後もGLに沿わない処方が続く エゼチミブの動脈硬化抑制に疑問を呈した試験後も米国での処方量は減らず エゼチミブはコレステロール値を下げるが、アテローム性動脈硬化の進行抑制作用は持たないことを示した大規模臨床試験ENHANCE試験の結果が2008年1月に公表され、4月に論文発表された。しかしこの結果を受けても、米国では同薬の処方を受ける患者の割合に有意な減少が生じていないことがこのほど示… 2014/08/21 循環器
製薬協「透明性ガイドライン」に基づく情報公開進む 原稿料支払いの詳細開示、ファイザーが先陣 希望者にパスワードを交付して閲覧可能に ファイザーは8月18日、2012年12月~2013年11月に医療従事者や医療機関に支払った研究開発費や原稿執筆料などの金額を公開した。支払い額の公開自体は昨年から行われていたが、2回目となる今年は医師の個人名に加え、個人に支払った金額も公開した。個人への支払い額の開示に対しては、「社会から… 2014/08/20 医の倫理
厚労省が2012年度の病院における医療費の状況調査 病院の数が減っても、医療費は増加 厚生労働省が8月11日に公表した「病院機能別 制度別 医療費等の状況」によると、2012年度の病院数は8673施設で前年度比0.5%減となったが、病院における医療費は20兆6019億円で、前年度より2.4%増加した。機能別で見ても、「精神病床のみの病院」以外は全て医療費が増えたことが分かった。… 2014/08/20 行政・制度
国内ベンチャー企業の新規薬剤を投与 駒込病院、肝硬変対象に医師主導治験を開始 がん・感染症センター都立駒込病院肝臓内科の木村公則部長は2014年8月6日、C型肝硬変を対象とした新規薬剤の医師主導治験について詳細を明らかにした。2014年8月下旬にも1人目の患者への投与を行う。 2014/08/19 消化器
BMJ誌から 転位を伴う踵骨関節内骨折には非手術で対応を 観血的整復と内固定に非外科的治療を上回る利益を認めず、RCTの結果 転位を伴う踵骨関節内骨折には外科的治療が実施される場合が多いが、手術と非外科的治療を比較した多施設ランダム化比較試験(RCT)の結果、手術の実施は支持されなかった。英国Warwick大学のDamian Griffin氏らが、BMJ誌電子版に2014年7月24日に報告した。… 2014/08/19 骨・関節・筋
Ann Intern Med誌から 造血幹細胞移植ではHIVは完全に排除できず 抗ウイルス薬中止12~32週後に再発を確認、患者2人の観察研究の結果 同種造血幹細胞移植後、抗ウイルス薬投与を中止してもウイルスが検出されない状態が続いていた2人のHIV-1感染患者において、治療中止からそれぞれ12週後と32週後に再びHIV-1が検出された。米国Harvard大学のTimothy J. Henrich氏らが、Annals of Internal Medicine誌電子版に2014年7月22日に報告… 2014/08/18 感染症
STAP細胞論文の問題との関係は不明だが…… STAP論文の著者、バカンティ氏が教授退任へ 1年間の休養後に復帰予定 STAP細胞論文の著者の1人である米ハーバード大学のチャールズ・バカンティ氏が、2014年9月1日付で所属する米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科の教授職を退任することが分かった。 2014/08/17 事件・話題
BMJ誌から HDL-C値を高めても心血管イベントは減少せず スタチン投与下でのナイアシン、フィブラート系薬、CETP阻害薬の評価結果 ナイアシン(ニコチン酸)、フィブラート系薬、コレステロールエステル転送蛋白(CETP)阻害薬は、HDL-コレステロール(HDL-C)値を高めても、スタチン投与下では心血管イベントを減らす上乗せ効果を持たないことが、ランダム化比較試験(RCT)を対象とするメタアナリシスの結果として示された。… 2014/08/12 循環器
介護労働安定センターが「平成25年度介護労働実態調査」 「すき家」と同じ!? 介護業界の人手不足 介護労働安定センターは8月11日、「平成25年度介護労働実態調査」の結果を公表した。介護サービス従事者の不足を感じている介護保険事業所は全体の56.5%に上った。前年度の57.4%からわずかに(0.9ポイント)改善したが、依然として人手不足に悩む事業所が多いことが分かった。… 2014/08/12 事件・話題
政府の医療・介護情報調査会が初会合 各都道府県の医療費水準の目標設定に向け議論 政府は8月11日、「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」(会長=自治医大学長の永井良三氏)の初会合を開いた。DPCデータなどを活用して医療・介護の需要と供給を把握、都道府県ごとに医療費の水準などを予測して適正化を図る議論を進める。各自治体が医療費の水準や標準病床… 2014/08/12 行政・制度
人事院が民間医療機関における医療従事者などの給与を調査 一般医師の給与、前年より2万円低い100万円強 人事院は8月7日、今年4月時点の民間医療機関の医療従事者などの給与を調査した「職種別民間給与実態調査」の概要を明らかにした。一般国家公務員の給与を民間企業従業員の水準と均衡させることなどを目的に行う勧告と併せて公表。一般医師(調査実人数1360人、平均年齢42.3歳)の毎月決まって支給さ… 2014/08/12 医師の職場環境
NEWS◎厚労省、女性医師の活躍を応援する懇親会を開催 厚労大臣「女性医師の活用と復職・子育て支援が急務」 厚生労働省は8月8日、「女性医師のさらなる活躍を応援する懇親会」の初会合を開催した。冒頭では厚生労働大臣の田村憲久氏が、「医学部入学者に占める学生の3分の1が女性となった今、女性医師の活用や復職・子育て支援、どうすれば働きやすい環境が作れるのかといったことを考えるのは急務だ」と… 2014/08/11 医師のキャリア
Lancet誌から 1999年以降HIV感染者の死亡率は低下 ただし、HIVに関連しない癌による死亡率は増加傾向に HIV感染者の全死因死亡と特定の疾患による死亡率の1999年から2011年における変化を調べた結果、全体として死亡率が低下していること、AIDSとは直接関係のない心血管疾患や肝疾患の管理も良好になっていることが示された。ただし、AIDSに関連しない癌による死亡率は増加傾向にあった。英国Universi… 2014/08/11 感染症
2014改定で10月から導入される“煩雑”帳票 訪問診療記録書を簡単に作れるツールを開発 2014年度診療報酬改定では、高齢者住宅など同一建物への訪問診療の点数が大幅に引き下げられた。併せて、今年の10月診療分からは、同一建物向けの訪問診療料2を算定する際、レセプトに「訪問診療に係る記録書」(様式14)の添付が求められるようになった。医療機関のIT支援などを行う(株)プロア… 2014/08/11 在宅医療
世界では複数品目が開発中 WHO、エボラ出血熱に未承認薬の使用を協議へ RNAポリメラーゼ阻害薬やヒト化抗体のカクテルなど 世界保健機関(WHO)は2014年8月6日、アフリカ西部でのエボラ出血熱の流行拡大を受け、来週初めにも医療倫理の専門家を集め、未承認薬の使用を認めるかどうか協議するとの声明を発表した。 2014/08/08 感染症
日経メディカル開発が調査結果公表 武田薬品工業が企業イメージ1位、MR満足度首位は第一三共 日経メディカル開発はこのほど、『日経メディカル』の読者を対象に毎年実施している「製薬企業の企業イメージ調査」「製薬企業のMRに関する調査」「医療用医薬品の認知・処方に関する調査」の3 つの調査結果をまとめ、公表した。調査の実施期間は2014 年3~5月。… 2014/08/08 医薬品
Lancet誌から 妊婦への百日咳ワクチンで乳児の罹患が9割減 2012年に妊婦への予防接種を開始した英国での解析結果 妊婦への無細胞型百日咳ワクチン接種プログラムを2012年10月に開始した英国では、生後3カ月未満の乳児における百日咳罹患が91%減少していることが示された。英国Public Health EnglandのGayatri Amirthalingam氏らが、Lancet誌電子版に2014年7月16日に報告した。… 2014/08/08 感染症
Lancet誌から 経口薬でレーベル先天黒内障の視機能が改善 合成9-シス・レチニル酢酸を投与したフェーズ1bの結果 RPE65遺伝子またはLRAT遺伝子の変異に起因し11-シス・レチナールが欠損しているレーベル先天黒内障患者に対する9-シス・レチニル酢酸の効果を検討したフェーズ1b臨床試験で、視機能の改善効果が確認された。カナダMcGill大学Health CentreのRobert K Koenekoop氏らが、Lancet誌電子版に2014年7月1… 2014/08/07 眼科
NEWS◎西アフリカで感染広がるエボラ出血熱【動画解説】 国境なき医師団がエボラ流行地での活動を報告 感染制御は今なお不十分、現地では医療者の逃亡も 8月5日、国境なき医師団(MSF)は記者会見を開き、エボラ出血熱の流行が拡大する西アフリカでの医療活動について報告した。現地から帰国したばかりの看護師が登壇し、治療施設の感染管理体制や、MSFによる地元住民への啓発活動などの様子を紹介。感染拡大が収まらず、MSFの対応能力に限界が生じて… 2014/08/06 感染症
来年10月の施行に向け、院内調査について議論 医療事故調、解剖の実施体制作りを進める 来年10月からの医療事故調査制度の開始に向け、具体的な運用手順などを検討する厚生労働科学研究班が、8月6日に会合を開き、院内調査に関する事項について議論した。調査項目は、日本医療安全調査機構の「診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業」での項目を元に整理するほか、解剖を実施で… 2014/08/06 行政・制度
理研CDBセンター長の竹市雅俊氏が証言 「笹井氏は10日ほど前から体調が悪かった」 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の竹市雅俊センター長は2014年8月5日、急きょ取材に応じ、自殺した笹井芳樹副センター長について「10日ほど前から、研究の進め方などについて議論もできないほど体調が悪かった」と明らかにした。… 2014/08/06 事件・話題
厚労省が各都道府県の情報公開ページのリンク一覧 身元不明の認知症高齢者の特設サイト 厚生労働省は8月5日、身元不明の認知症高齢者についての特設サイトを開設した。自治体の施設などで保護している身元不明者の情報をインターネットで公開している都道府県があることから、そのホームページのリンク一覧を整備。都道府県圏域を越えた捜索活動に役立てたい考えだ。… 2014/08/06 精神・神経
BMJ誌から 脳性麻痺に遺伝的な要因も関与か? ノルウェーにおける住民ベースのコホート研究の結果 これまで主な原因は分娩時のトラブルだと考えられてきた脳性麻痺の発生に、遺伝的な要因も関与する可能性が、脳性麻痺患者がいる家族や親族に再び脳性麻痺患者が発生するリスクを調べた住民ベースのコホート研究の結果として示された。ノルウェーBergen大学のMette C Tollanes氏らが、BMJ誌電子版… 2014/08/06 小児科
【追記】記者会見での広報室長との一問一答 STAP細胞研究、理研の笹井副センター長が自殺 兵庫県警は、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長の死亡が8月5日午前11時ごろに確認されたと発表した。笹井氏は今朝、理研CDB内で首をつっているのが発見され、神戸市立医療センター中央市民病院に搬送されていた。死亡現場には遺書が残されており、自殺と… 2014/08/05 事件・話題
NEJM誌から 新生児低酸素性脳症への低体温療法でIQが改善 6~7歳時点における知能指数85以上での生存を有意に増加 新生児仮死に伴う低酸素性脳症に対する低体温療法の効果を検討したランダム化比較試験(RCT)TOBYのフォローアップで、低体温療法を受けた群における6~7歳時点の神経認知的転帰は対照群に比べて有意に良好であり、治療の効果が持続していることが示された。英国King's College LondonのDenis Azz… 2014/08/05 小児科
JAMA誌から TAVIによる大動脈生体弁の再治療は有効 1年生存率は83.2%と良好、ただし生体弁が小さい患者や狭窄患者では低下 生体弁を用いた外科的な大動脈弁置換術(AVR)後に生じた生体弁の構造的破壊と機能不全(弁の狭窄、閉鎖不全など)に対して、再手術ではなく経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR、もしくは径カテーテル的大動脈弁留置術[TAVI])によるvalve-in-valve移植(古い生体弁の中に、径カテーテル的に挿… 2014/08/04 循環器
シェーグレン症候群、IgA腎症など113疾患が候補に 「指定難病」決める議論がスタート 医療費助成の対象となる難病(指定難病)を選定する「指定難病検討委員会」(第2回)が8月1日、開催された。今回、指定難病として検討候補に挙がっている113疾患が初めて示された。このうち半数以上は、既に特定疾患として医療費が助成されているが、シェーグレン症候群やIgA腎症など計46疾患が新… 2014/08/02 行政・制度
イマチニブとニロチニブの副作用報告を怠る 重篤な副作用の報告遅れでノバ社に業務改善命令 厚生労働省は7月31日、副作用報告を適切に行わなかったとして、ノバルティス ファーマに業務改善命令を出した。ノバ社が製造販売するイマチニブ(商品名グリベック)、ニロチニブ(タシグナ)に関するアンケート調査や医師主導臨床研究で、16人分21件の重篤な副作用を把握しながら、報告を怠って… 2014/08/02 事件・話題
東京女子医大・2歳児死亡事故 「禁忌」のプロポフォール投与に厚労省が回答 使用には「特段の合理的な理由が必要」との見解も 東京女子医科大学病院において2月に発生した2歳児死亡事故をめぐり、遺族側は「禁忌であるプロポフォール投与」について厚生労働省の見解を求める質問状を提出していた。これに対し、厚生労働省は7月28日付で回答を提示。その中で「小児に対して、集中治療における人工呼吸中の鎮静にプロポフォー… 2014/08/01 事件・話題
BMJ誌から 適度な飲酒でも心血管リスクは上昇か? 交絡因子の影響を下げたメンデルランダム化メタアナリシスの結果 これまでの観察研究などでは調整されていなかった交絡因子の影響をより小さくした上で、飲酒と心血管リスクの関係を56件の研究を対象に分析したメンデルランダム化メタアナリシスの結果、少量から中等量の飲酒者でも飲酒量を減らせば心血管リスクがさらに低下する可能性が示された。英国Universit… 2014/08/01 循環器