JAMA誌から EC-ICバイパス術は脳卒中と死亡を減らさない 早期中止となったCOSS試験の結果 アテローム性内頸動脈閉塞(AICAO)と血行力学的脳虚血のある患者は、薬物療法を受けていても脳卒中リスクが上昇した状態にある。そうした患者に最善の薬物療法に加えて頭蓋外血管と脳表血管の吻合(EC-ICバイパス術)を行うと、その後の同側性脳卒中のリスクは低下するのだろうか。この疑問に基… 2011/11/30 循環器
リスクを有する成人におけるせん妄予防に関するガイドライン 【原題】Guidelines for Delirium Prevention in At-Risk Adults U.K. national guidelines provide 13 specific recommendations for a multidisciplinary intervention. 2011/11/29 精神・神経
文科省の検討会がこれまでの議論を整理 医学部新設、定員増については意見集約ならず 文部科学省は11月29日、第9回「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」を開催。これまでの議論を踏まえた論点整理(素案)を取りまとめた。文科省はこれを基に、年内にもパブリックコメントの募集を開始する予定だ。… 2011/11/29 医師の職場環境
Lancet誌から 自己心臓幹細胞移植で梗塞後重症心不全患者の左室機能が向上 フェーズ1 SCIPIO試験16人の分析結果 慢性的な虚血性心筋症に起因する重症の心不全を呈する患者を対象に、冠動脈バイパス術(CABG)時に心組織約1gを採取して心臓幹細胞を分離培養し、冠動脈に注入する世界初のフェーズ1試験が行われた。米Louisville大学のRoberto Bolli氏らによると、移植により左室機能やQOLの有意な改善と梗塞部位… 2011/11/29 循環器
IFN、リバビリンとの併用で遺伝子型1bの難治C型肝炎への著効率は7割超 HCVの増殖を抑える新機序の薬剤が登場 田辺三菱製薬は11月28日、C型慢性肝炎治療薬「テラビック錠250mg」(一般名テラプレビル)を発売した。適応はC型慢性肝炎のうち、遺伝子型が1型(1a、1b)で「血中C型肝炎ウイルス(HCV)のRNA量が高値の未治療患者」あるいは「インターフェロン(IFN)単独療法かリバビリンとの併用療法で無効ま… 2011/11/28 消化器
JAMA誌から 1週間にグラス3~6杯のワインでも乳癌リスクは上昇 1日のアルコール摂取量が5.0~9.9g以上になると乳癌のリスクが有意に上昇し、若い時代(40歳まで)の飲酒と中年期(40歳以降)の飲酒はそれぞれ独立した乳癌の危険因子であることが、米Harvard大学医学部のWendy Y. Chen氏らが行った前向き観察研究で明らかになった。論文は、JAMA誌2011年11月2日… 2011/11/28 癌
リバロキサバンが心房細動患者の脳卒中予防薬にラインアップ 【原題】Rivaroxaban Enters the Arsenal for Stroke Prevention in Atrial Fibrillation Patients Another anticoagulant proves noninferior to warfarin. 2011/11/27 循環器
ヘロイン過剰摂取に対してナロキソン投与を受けた患者は退院させても問題はない 【原題】Patients Can Be Released Safely After Receiving Naloxone for Heroin Overdose In more than 500 patients who received naloxone but refused transport after reversal, no deaths related to the incident overdoses occurred. 2011/11/26 救急医療・集中治療
Pediatrics誌から 2009H1N1感染による健康小児の死亡リスク、MRSA肺感染で8倍に ICU入院患児838人における検討 2009H1N1パンデミックインフルエンザに感染し、ICUに入院した小児の死亡にはどのような要因がかかわっていたのか。このほど米Boston小児病院のAdrienne G. Randolph氏らが行った多施設コホート研究の結果、既存の神経学的疾患や免疫不全、インフルエンザ発症後の脳炎や心筋炎の診断、早期のMRSA肺… 2011/11/25 感染症
入院前の告知が脳卒中評価の遅れを少なくする 【原題】Prehospital Notification Shortens Delays in Stroke Evaluation Imaging and treatment were initiated significantly faster when patients with suspected stroke were brought by emergency medical services. 2011/11/24 循環器
JAMA誌から 胸部X線による肺癌検診に肺癌死亡率の低減効果なし 胸部X線撮影を用いた肺癌スクリーニングの利益を検証するために行われた大規模な無作為化試験で、スクリーニングを4年間毎年実施しても、肺癌罹患率と肺癌死亡率のいずれにも好ましい影響は見られないことが明らかになった。米Minnesota大学のMartin M. Oken氏らが、JAMA誌2011年11月2日号に報告… 2011/11/24 癌
急速に進行する認知症がクロイツフェルト・ヤコブ病であるとは限らない 【原題】Rapidly Progressive Dementia Does Not Always Mean Creutzfeldt-Jakob Disease One third of patients diagnosed with CJD carried different pathologic diagnoses at autopsy; of these, one quarter were potentially treatable conditions. 2011/11/23 精神・神経
厚労省のWGで研修医の処遇について報告 研修医1年目の年収は平均で約435万円 厚生労働省は11月21日に「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ(WG)」を開催し、臨床研修病院における研修医の処遇ならびに臨床研修の修了状況についての調査結果を報告した。 2011/11/22 医師のキャリア
高齢者の転倒を自動で検知して通報 フィリップスが緊急通報サービス、イオンと提携し展開 フィリップスエレクトロニクスジャパンの関連会社であるフィリップス・レスピロニクス合同会社(東京都港区)は、自宅で過ごす高齢者が急変した場合に救援者を呼ぶことができる「フィリップス緊急通報サービス」を、12月から開始する。同社が手掛ける人工呼吸器事業の販売チャネルを活用するほか… 2011/11/22 在宅医療
JAMA誌から 臓器移植患者は癌リスクが2倍に上昇 特定の臓器と癌ではさらに高いリスクの関係も 固形臓器の移植を受けた患者は、あらゆる癌のリスクが2倍になるほか、特定の臓器の移植を受けた患者で特定の癌のリスクが著しく上昇することが、コホート研究で明らかになった。米国立癌研究所のEric A. Engels氏らが、JAMA誌2011年11月2日号に報告した。… 2011/11/22 先端医学
JAMA誌から 抗TNFα薬服用者に重症感染症リスクの上昇なし ただし関節リウマチにおけるインフリキシマブ投与はリスク上昇の可能性 抗TNFα薬の投与を受けている自己免疫疾患患者の重篤な感染症リスクは、生物製剤以外の治療薬を服用している患者と差がないことが、米Vanderbilt大学のCarlos G. Grijalva氏らが行った大規模後ろ向きコホート研究で明らかになった。ただし、関節リウマチ(RA)患者においては、インフリキシマブは… 2011/11/22 アレルギー・免疫
血液検査によるニューモシスティス肺炎診断 【原題】Diagnosing PCP with a Blood Test Assessment of blood β-glucan levels is a good, but not perfect, adjunctive test for HIV-related PCP. 2011/11/21 呼吸器
Ann Intern Med誌から 金属探知機はペースメーカーやICDに影響を与えない ゲート型もハンディ型もチェック後のデバイス機能に変化なし ペースメーカーや埋め込み型除細動器(ICD)を使用している患者が金属探知機を用いたセキュリティーチェックを受けても、デバイスの機能に影響は現れないことが、独Muenchen工科大学のClemens Jilek氏らの研究で明らかになった。論文は、Ann Intern Med誌2011年11月1日号に掲載された。… 2011/11/21 循環器
超音波ガイド下中心静脈カテーテル留置:X線は不要だった 【原題】Ultrasound-Guided Central Line Placement: No X-Ray Needed No pneumothoraces were detected in asymptomatic patients after ultrasoundguided central venous line placement. 2011/11/20 麻酔科
OAT試験の診療への効果(の欠如) 【原題】OAT’s (Lack of) Effect on Clinical Practice Late PCI on completely occluded arteries did not decline after the OAT findings. 2011/11/18 循環器
社保審医療部会に骨子案と議論の内容を報告へ 看護師の特定能力認証制度をめぐり意見が二分 厚生労働省は11月18日に「チーム医療推進会議」を開催し、「看護師特定能力認証制度」の骨子案ならびに、診療放射線技師の業務範囲の見直し案についての議論を行った。 2011/11/18 行政・制度
NEJM誌から ADHD治療薬は重篤な心血管イベントを増やさない 北米で報告された注意欠陥多動性障害(ADHD)治療薬の有害事象の中に、心臓突然死、心筋梗塞、脳卒中が含まれていたことから、ADHD治療薬が重篤な心血管イベントのリスクを上昇させるのではないかという懸念を呼び起こしている。だが、このほど米Vanderbilt大学のWilliam O. Cooper氏らが行った大… 2011/11/18 精神・神経
「診療放射線技師法」の改正も視野に 厚労省、診療放射線技師の業務範囲の見直し案 厚生労働省は11月16日に開かれた「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ(WG)」において、診療放射線技師の業務範囲の見直し案を提示した。 2011/11/17 行政・制度
NEJM誌から 4価HPVワクチンは男性同性愛者の肛門上皮内腫瘍も予防 子宮頸癌の予防に用いられている4価のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを男性間性交渉者に接種すると、ワクチンがカバーしている4タイプのHPVの感染に関連する肛門上皮内腫瘍のリスクが有意に低下することが、米California大学San Francisco校のJoel M. Palefsky氏らが行った無作為化試験で… 2011/11/17 感染症
新潟大の榛沢和彦氏がエコー検診を実施 新潟県中越地震の被災地ではDVT発症頻度が今も高い 新潟大学災害・復興科学研究所助教の榛沢和彦氏は2011年10月、新潟県中越地震の被災地においてエコノミークラス症候群予防検診を実施。その結果、依然として被災地では深部静脈血栓症(DVT)の発症頻度が高いことが分かった。… 2011/11/17 循環器
非心臓手術の前に行う心エコー検査は予後を好転させない 【原題】Echocardiography Before Noncardiac Surgery Doesn’t Improve Outcomes Propensity analysis of Canadian administrative databases showed no benefit. 2011/11/16 外科
東京地裁の判決を取り消し イレッサ訴訟、東京高裁はアストラゼネカと国の責任認めず 「承認時の添付文書に欠陥があったとはいえない」 非小細胞肺癌治療薬のゲフィチニブ(商品名イレッサ)の副作用で死亡したなどとして、遺族や患者が国とアストラゼネカに対し損害賠償を求めていたイレッサ訴訟で、東京高等裁判所(園尾隆司裁判長)は11月15日、第一審の東京地方裁判所の判決を覆し、原告の請求を棄却した。… 2011/11/16 医薬品
心肺蘇生術時の除細動前の中断時間を短くするほど生存率は向上する 【原題】Shorter Preshock Pauses During CPR Improve Survival Both return of spontaneous circulation and survival to hospital discharge improve. 2011/11/15 救急医療・集中治療
Lancet誌から 家族性大腸癌家系の人がアスピリン常用で大腸癌罹患が減少 1日600mgを約2年服用した人々を約5年追跡 大腸癌などの罹患リスクが上昇しているリンチ症候群(家族性非ポリポーシス大腸癌;HNPCCとも呼ばれる)のキャリアを対象とした二重盲検無作為化試験で、アスピリン600mg/日の2年以上の服用が、その後の大腸癌罹患を有意に減らすことが明らかになった。英Newcastle大学のJohn Burn氏らが、Lancet… 2011/11/15 癌
Lancet Infect Dis誌から 3価不活化インフルワクチンの成人でのefficacyは59% PCR・培養による確定例のみを対象としたメタ分析の結果 インフルエンザワクチンの有効性をインフルエンザ確定例を指標に評価した研究のみを対象とした、初めてのメタ分析の結果が、Lancet Infectious Diseases誌電子版に2011年10月26日に掲載された。著者である米Minnesota大学のMichael Osterholm氏らは、3価の不活化ワクチン(TIV)の成人に対するeff… 2011/11/15 感染症
PCI施術可能病院へのST上昇型心筋梗塞患者の移送遅延は死亡率を高める 【原題】Delayed Transfer to a PCI-Capable Hospital for STEMI Leads to Higher Mortality In-hospital mortality more than doubled when time spent at a referral hospital was >30 minutes. 2011/11/13 循環器
2時間後の高感度トロポニンアッセイの診断精度 【原題】Diagnostic Accuracy of High-Sensitivity Troponin Assays at 2 Hours The high negative predictive value provides one more stone in the road to a 2-hour rule-out protocol for AMI. 2011/11/12 循環器
JAMA誌から 肺癌スクリーニング用のCT像でCOPD早期発見が可能 CTを用いた肺癌スクリーニングで得られた画像を、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見に利用できる可能性が、オランダUtrecht大学のOnno M. Mets氏らが行った前向き研究によって示された。CT画像の自動分析によって得られたデータで、肺機能検査によってCOPDと診断された患者の63%を同定できたと… 2011/11/11 呼吸器
初回PCIにおける抗血栓療法:勝者はビバリルジンのようだ 【原題】Antithrombotic Therapy for Primary PCI: Bivalirudin Looks Like a Winner The overall benefits of direct thrombin inhibition are still holding strong at 3 years, but late stent thrombosis remains a concern. 2011/11/10 循環器
大学医局への寄付の中央値は180万円 医師紹介会社を使っている病院は56.7%、手数料の相場は「年収の20%」 日本病院会はこのほど、病院の人材確保・養成に関するアンケートの結果をまとめた。これは同会の会員病院がどのように人材を確保しているかを把握するためのもの。 2011/11/10 医療経営
BMJ誌から 第3、第4世代の経口避妊薬のVTEリスクは第2世代の2倍以上 第3世代薬使用者の絶対リスクは10件/1万人・年 混合型経口避妊薬の静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクは、プロゲストーゲンの種類やエストロゲンの用量によって変わるのだろうか。この疑問を検証するため、大規模コホート研究を行ったデンマークCopenhagen大学のOjvind Lidegaard氏らは、第2世代のレボノルゲストレルを使用している女性に比べ、第3… 2011/11/10 産婦人科
Lancet誌から 乳房温存手術後の放射線治療で初回再発率が半減 患者特性にかかわらず利益あり、17件の無作為化試験のメタ分析 乳房温存手術後に放射線治療を受けると、患者特性や予後予測因子などにかかわらず、年間初回再発率が半減することが、17件の無作為化試験を対象としたメタ分析で明らかになった。国際的なEarly Breast Cancer Trialists' Collaborative Group(EBCTCG)に所属する研究者たちが、Lancet誌電子版に2… 2011/11/10 癌
急性冠症候群発症後のアピキサバン投与は出血リスクを高める 【原題】Apixaban After ACS Raises Bleeding Risk Safety concerns and no apparent efficacy advantage over placebo raise doubts about combining antiplatelet and anticoagulation drugs. 2011/11/09 循環器
BMJ誌から トラネキサム酸投与で前立腺切除術中の輸血リスクが4割減 出血外傷患者の出血死を減らすなどの利益が報告されているトラネキサム酸が、前立腺全摘出術を受ける患者への低用量投与においても、輸血リスクを減らすことが分かった。イタリアVita-Salute San Raffaele大学のAntonella Crescenti氏らが、BMJ誌2011年10月29日号に報告した。… 2011/11/08 外科
静脈血栓塞栓症再発の最小化 【原題】Minimizing Recurrence of VTE Initial presentation of VTE and duration of previous anticoagulation were associated with risk for recurrence. 2011/11/07 循環器
NEJM誌から バレット食道が食道腺癌になるリスクは従来推定より低い 罹患率は年間0.12%、ただし一般集団と比べたリスクは11.3倍 食道腺癌の前駆病変と考えられているバレット食道の患者を5年(中央値)追跡した研究で、実際に食道腺癌に罹患する患者は年間0.12%にとどまることが明らかになった。ただし、一般集団と比較したリスクは11.3倍と高かった。デンマークAarhus大学病院のFrederik Hvid-Jensen氏らが、NEJM誌2011年10… 2011/11/07 消化器
保助看法の改正については懸念の声も 厚労省、看護師特定能力認証制度の骨子案を発表 厚生労働省は11月7日、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」の17回目の会合を開催し、「看護師特定能力認証制度」の骨子案を発表した。同WGはこれまで、「特定看護師」(仮称)の創設に向けて議論を行ってきた。… 2011/11/07 行政・制度
JAMA誌から 電子線滅菌の透析膜は血小板減少症リスクを高める 電子線以外で滅菌した透析膜と比べたリスクは3.6倍 電子線で滅菌された透析膜を含むダイアライザー(透析機器)を用いて人工透析を行うと、その他のダイアライザーを使った人工透析に比べて、透析後の血小板減少症発生リスクが約3.6倍になることが、カナダBritish Columbia大学のMercedeh Kiaii氏らが行った系統的な大規模調査で分かった。論文は、… 2011/11/07 腎・泌尿器
残存する静脈閉塞は再発性静脈血栓塞栓症を予測しない 【原題】Residual Venous Obstruction Does Not Predict Recurrent VTE Performing compression ultrasound to detect RVO should be abandoned. 2011/11/06 循環器
状態の安定している肺塞栓症患者は外来で治療が可能 【原題】Stable Patients with PE Can Be Treated as Outpatients In a randomized trial of outpatient versus inpatient care, outcomes did not differ between groups. 2011/11/04 循環器
厚労省検討会で日本専門医制評価・認定機構理事長が方向性示す 「専門医認定は学会ではなく新設の第三者機関で」 厚生労働省は11月4日、第2回となる「専門医の在り方に関する検討会」を開催した。その席上、日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫理事長は、現在同機構で議論を進めている制度改革について報告した。… 2011/11/04 医療の質
BMJ誌から 妊娠初期のACE阻害薬使用は先天異常を増やさない 高血圧の影響の方が大きい 妊娠初期におけるアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬や他の降圧薬の使用は、胎児の先天異常全般と先天性心奇形のリスク上昇を引き起こさないことが、米Kaiser Foundation Research InstituteのDe-Kun Li氏らの研究で分かった。降圧薬を処方されていない高血圧の妊婦の方が、胎児の先天異常リ… 2011/11/04 産婦人科
ホスピタリストは本当に費用効率が高いのか? 【原題】Are Hospitalists Really Cost-Effective? A retrospective cohort study suggests that hospitalist care leads to higher total expenditures and more medical utilization following hospital discharge. 2011/11/03 医療提供体制
国民に対しての文書での約束を国に求める 日医など3師会「皆保険堅持の確約なくばTPP参加には反対」 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会は、11月2日に合同記者見を開き、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加に向けて見解を発表。日本医師会会長の原中勝征氏は「国民皆保険を守ることを表明し、国民の医療の安全と安心を約束しない限り、TPP交渉への参加は認められない」と述べた。… 2011/11/03 行政・制度
データ分析進め11月中旬めどに診療報酬改定率を進言 厚労省、医療経済実態調査の結果を公表 厚生労働省は11月2日に中央社会保険医療協議会(中医協)の調査実施小委員会を開催し、医療経済実態調査の結果を公表した。同委員会の了承を得て、引き続き開かれた総会にもデータを示した。中医協は調査結果を承認。今後、データを評価・分析して、11月中旬に厚生労働相に進言する改定率を決める… 2011/11/02 医療経営
Ann Intern Med誌から マンモ検診を毎年受けると、10年で6割の女性が不要な再検査指示を経験 女性が40歳から毎年マンモグラフィーを用いた乳癌検診を受けると、10年間で6割の女性が偽陽性判定に基づく再検査の指示を1回以上受け、7%が偽陽性なのに生検の指示を受けることになる―。そんな結果が、米Washington大学(Seattle)のRebecca A. Hubbard氏らが行った大規模前向きコホート研究で… 2011/11/02 癌
中性脂肪と心血管疾患:専門家たちは語る 【原題】Triglycerides and Cardiovascular Disease: The Experts Speak Experts redefine an optimal triglyceride level and stress that lifestyle changes are required to reach it. 2011/11/01 循環器
原発事故後の「患者置き去り」報道に双葉病院スタッフが憤り 「福島県、マスコミに、報道被害をつくった認識はないのか?」 「福島県は患者の避難の遅れの責任を病院に押しつけて知らんぷりか?『患者を置き去り』という誤報を流して報道被害を作ったという認識はないのか?」。福島第一原子力発電所の事故発生直後、「重症患者100人以上を置き去りにした」と報道され、多くのバッシングを受けた双葉病院の杉山健志氏(現… 2011/11/01 事件・話題
Lancet誌から 難治性焦点性てんかんの術後長期転帰は良好 47%が10年間「発作なし」 難治性の焦点性てんかんで外科的治療を受けた患者の長期転帰を追跡した研究で、発作がない状態(単純部分発作を除く)が5年継続している患者は52%、10年継続している患者も47%という好ましい転帰になっていることが分かった。英London大学のJame de Tisi氏らが、Lancet誌2011年10月15日号に報告… 2011/11/01 精神・神経