BMJ誌から 赤身肉を食べると血圧が上がる 非ヘム鉄の摂取は血圧を下げるが、ヘム鉄は上げる? 食物やサプリメントを介した鉄分の摂取と血圧の関係を調べる疫学研究の結果、総鉄と非ヘム鉄の摂取量が多い人の血圧は有意に低いことが分かった。一方、ヘム鉄の主な供給源である赤身肉の摂取は、血圧を有意に上昇させることが示され。英国Imperial College LondonのIoanna Tzoulaki氏らの報告で… 2008/07/31 循環器
視力矯正の新技術 神戸クリニック、iLASIKを国内4カ所で展開 医療法人稜歩会神戸クリニック(神戸市中央区)は米AMO社が開発した新方式のレーザー近視矯正術(LASIK)である「iLASIK」を導入。札幌、東京、神戸、小倉の4カ所のクリニックで、6月から本格的に開始した。従来のLASIKとの大きな違いはフラップ作成がコンピューター制御になったことで、米国防総… 2008/07/31 眼科
Lancet誌から 全世界で25人に1人が大手術を受けている 医療費高支出国と低支出国との「格差」が明確に 全世界で行われている大手術の数を推測した結果、全世界で25人に1人が大手術を受けている状況が明らかになった。ただし全手術件数の4分の3は、国民1人当たりの年間医療費が401ドル以上の国で行われており、低所得国の国民にも手術を受ける機会を提供するための公衆衛生戦略の構築が緊要であること… 2008/07/30 外科
BMJ誌から 神経筋機能訓練で脚部損傷リスクが66%減少 足を軸にした回転運動が欠かせないスポーツ選手に有効 ハンドボールやバスケットボールなど、足を軸にした回転運動が欠かせないスポーツでは、急性の脚部損傷、特に足首や膝の靱帯損傷の発生が多く、重症化しがちだ。そうしたタイプの競技の一つであるフロアボールの女性選手を対象に、神経筋機能訓練の有効性を調べるクラスターランダム化比較試験の… 2008/07/30 精神・神経
BMJ誌から 筋力が弱い男性は死亡リスクが高い 20~82歳を対象とした前向きコホート研究の結果 20~82歳の男性を対象に、筋力と全死因死亡、心血管死亡、癌死亡の関係を調べた結果、筋力が弱い男性は全死因死亡、癌死亡のリスクが高いことが明らかになった。スウェーデンKarolinska研究所のJonatan R Ruiz氏らの報告で、詳細はBMJ誌2008年7月12日号に掲載された。… 2008/07/29 骨・関節・筋
NEJM誌から 心原性肺水腫への非侵襲的換気療法、死亡率は酸素療法と差なし 呼吸困難の改善度は非侵襲的換気療法が有効 心原性肺水腫患者に、標準的な酸素療法と非侵襲的換気療法の有効性を比較する無作為化試験の結果、酸素療法と非侵襲的換気療法の7日目までの死亡率には差はないが、治療開始から1時間後の呼吸困難の改善度は非侵襲的換気療法の方が有意に大きいことが明らかになった。英国Royal Infirmary of Edin… 2008/07/29 救急医療・集中治療
JAMA誌から 前立腺癌に対する1次抗アンドロゲン療法に生存利益なし 治療期間が長引くと死亡リスクが高まる 早期の前立腺癌患者に抗アンドロゲン療法が1次治療として用いられるケースが増えている。1次抗アンドロゲン療法(PADT)は、低分化型前立腺癌以外の患者には、前立腺癌特異的生存、全生存のいずれにも利益をもたらさず、治療期間が長引くとすべての患者において死亡リスクが高まることが、明らか… 2008/07/28 癌
BMJ誌から ホルモン補充療法で胆嚢疾患リスクが64%上昇 経口よりも経皮投与の方がリスクは低い ホルモン補充療法(HRT)を受けている閉経女性を対象に、ホルモンの投与法や用いられた薬剤の種類と胆嚢疾患罹患率の関係を調べる大規模前向きコホート研究の結果、HRTを受けている閉経女性では胆嚢疾患リスクが64%上昇すること、経皮HRT(パッチ)の方がリスク上昇幅は小さいことが明らかになっ… 2008/07/28 産婦人科
BMJ誌から ネガティブな感情は冠疾患リスクを1.3倍に ポジティブな感情は冠疾患の予測の役に立たず 感情が冠疾患リスクに影響を及ぼすかどうかを調べる前向き研究の結果、ネガティブな感情は冠イベントの独立した予測因子であることが明らかになった。フランスINSERMのHermann Nabi氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に2008年6月20日に掲載された。… 2008/07/26 循環器
JAMA誌から 多剤併用療法でHIV感染者の死亡率が大幅に減少 感染5年以内の集団では非感染者と差のないレベルに HIV感染者と一般集団を比較した超過死亡率を推測した結果、1996年の多剤併用療法(HAART)導入以降、超過死亡率は大きく減少したこと、2004~06年には、性行為感染者の血清転換から5年間の超過死亡が、どの年代の感染者でもゼロになっていたことが明らかになった。英国Medical Research Councilの… 2008/07/25 感染症
Annals of Internal Medicine誌から H. pylori除菌は3剤併用より4剤順次投与が有効 10日間の順次投与が初回除菌に対する標準治療になる可能性を示唆 Helicobacter pylori感染者にプロトンポンプ阻害薬(PPI)と抗菌薬を併用しても、除菌に失敗する患者が増加している。標準的な3剤併用と、4剤を順次投与する方法の除菌率を比較した無作為化試験を対象に系統的レビューとメタ分析を行った結果、順次投与の方が有効であることが示唆された。米国Lou… 2008/07/25 消化器
臨床研究に関する倫理指針を見直し 施行は来年4月1日 厚生科学審議会科学技術部会(部会長:国立がんセンター名誉総長の垣添忠生氏)は7月23日、「臨床研究に関する倫理指針」の見直しを了承した。7月末までに告示される見通しで、2009年4月1日に施行される。… 2008/07/24 行政・制度
米国でフルオロキノロン系薬剤に黒枠警告、腱炎と腱断裂リスク上昇 対象は全身投与製品、点眼薬と点耳薬は除外 米国食品医薬品局(FDA)は、2008年7月8日、フルオロキノロン系薬剤を製造している製薬会社に黒枠警告の追加を指示した。既に処方情報に含まれていた腱炎と腱断裂リスク上昇に関する警告を強化、ラベルと処方情報に黒枠警告が追加される。また、製薬会社は患者向け治療ガイドも作成することになっ… 2008/07/24 感染症
看護師の「1人開業」実現を目指す 「日本開業看護師会」が設立集会 看護師による訪問看護ステーションの開設を支援する「日本開業看護師会」が7月19日、都内で設立集会を開催した。発会の最大の目的は、看護師が1人でも開業できる環境の整備を進めること。今後は、訪問看護ステーションの人員基準緩和など政策提言を行っていくほか、開業希望者への情報提供、開業… 2008/07/22 コメディカル
過労死裁判 小児科医の過労死の民事訴訟、10月に判決 小児科医の中原利郎氏の過労死をめぐる民事訴訟が7月16日、東京高裁で結審した。10月22日、東京高裁820号法廷にて判決が言い渡される。 2008/07/18 医師のキャリア
BMJ誌から 心血管リスク評価では貧困度や人種も考慮すべき 心血管リスク予測スコア「QRISK2」を開発 より精度の高い心血管リスク予測を目的として、様々な人種や居住地域の貧困度といった要因を追加した心血管リスク予測スコア「QRISK2」が開発された。英国Park大学のJulia Hippisley-Cox氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に2008年6月23日に掲載された。… 2008/07/18 循環器
Lancet誌から エノキサパリン短期投与よりリバロキサバン長期投与が有効 RECORD2試験の結果 待機的な人工股関節全置換術を受ける患者を対象に、低分子量ヘパリン製剤エノキサパリンを短期投与したグループと、新規の経口直接作用型血液凝固第Xa因子阻害薬リバロキサバンを長期投与したグループのアウトカムを比較した結果、リバロキサバン長期投与の方が血栓予防効果が有意に高く、安全性… 2008/07/18 骨・関節・筋
NEJM誌 人工関節置換術後の血栓予防にリバロキサバンが有効 エノキサパリンと比較したフェーズ3試験の結果 待機的な人工股関節全置換術や人工膝関節全置換術を受けた患者を対象に、経口直接作用型の血液凝固第Xa因子阻害薬リバロキサバンと、低分子量ヘパリン製剤エノキサパリンの血栓予防効果を比較した試験の結果、リバロキサバンの方が有効性が高く、有害事象は両者で差がないことが明らかになった。… 2008/07/18 外科
Lancet誌から 台湾人の慢性腎臓病(CKD)有病率は12%、米国と同等 CKDが全死因死亡リスクを83%高める 台湾の20歳以上の人々を対象に慢性腎臓病(CKD)の有病率と患者の死亡リスクを調べた結果、台湾人のCKD有病率は12%であり、社会経済的地位が低い集団でその頻度はより高いことが明らかになった。さらにCKD患者の全死因死亡リスクは1.83倍、心血管死亡リスクは2倍で、集団における死亡の10.3%にC… 2008/07/17 腎・泌尿器
JAMA誌から 家庭血圧測定とオンライン指導が血圧管理に有効 薬剤師が積極的に支援 日常的な血圧管理の向上を目的として、家庭血圧測定とウェブを介したコミュニケーションを組み合わせると、血圧目標値達成者が増えることが示された。米国Washington大学(Seattle)のBeverly B. Green氏らの報告で、詳細はJAMA誌2008年6月25日号に掲載された。… 2008/07/16 循環器
インクジェット方式で微細にフィッティング カスタムメイド人工骨の臨床試験スタート 東大など10施設で7月から 小顎症や癌切除など、顔面の骨欠損に移植する人工骨。欠損部の形状にぴったり合うよう成型する新技術を用いた、カスタムメイド人工骨の臨床試験が7月から東大など全国10施設において始まった。東大ティッシュ・エンジニアリング部部長の高戸毅氏が7月14日に公表し、「欠損部に密着する形状を作成… 2008/07/15 骨・関節・筋
【第40回日本動脈硬化学会総会・学術集会】 成熟脂肪細胞による再生医療、3年以内には臨床段階へ 成熟脂肪細胞由来の前駆脂肪細胞株(DFAT)を使った心筋や血管の再生医療が着実に進んでいる。日本大学医学部准教授の松本太郎氏(写真)らは7月12日、第40回日本動脈硬化学会総会・学術集会で、DFATによる虚血性心疾患に対する細胞治療の可能性を報告。細胞培養系の確立や安全性の確認などの課題… 2008/07/15 循環器
日本糖尿病学会より 糖尿病経口薬、一般医と専門医の違いは? SU薬が基本は共通、専門医は併用をBG薬で組み立て 現在ではビグアナイド(BG)薬、チアゾリジン薬、速効型インスリン分泌促進薬、αグルコシダーゼ阻害薬(αGI)といった様々なカテゴリーが登場し、多様化している糖尿病の薬物療法。しかし、これらの薬がプライマリケアの現場で、どのように選択されているのかといった実態は明らかになっていな… 2008/07/11 代謝・内分泌
医薬品行政 医薬品の安全対策担当人員を300人に増員を提言 厚労省と機構の業務分担については意見まとまらず 薬害肝炎問題を受けて、再発防止のための医薬品行政のあり方を検討している厚生労働省の委員会(座長は獨協医科大学学長の寺野彰氏)は7月7日、中間とりまとめ案について審議を行い、市販後安全対策を担当する人員を300人程度に、大幅に増員することが必要との考えでまとまった。… 2008/07/11 行政・制度
高血圧の日常診療 保険点数が付いた24時間血圧測定にメリットはあるか 血圧の変動パターンの把握に有効 今年4月の診療報酬改定で、24時間血圧計の使用に200点が付いた。携帯型の血圧計を使用するので、外出先や睡眠中でも血圧を測定することができる。「夜間から早朝にかけて血圧が高いと分かった患者に、朝に服用していた薬を夕食後に服用するように指導したところ、コントロールが劇的に良くなった… 2008/07/11 循環器
NEJM誌から 心房細動と心不全には洞調律より心拍数の管理が重要 心血管イベントリスクは同等 心房細動とうっ血性心不全がある患者を対象に、心房細動を予防するための洞調律管理が生存に好ましい影響を与えるかどうかを調べる前向き研究の結果、洞調律管理を行っても、心血管死亡、脳卒中、心不全悪化のリスクは心拍数管理を目指した場合と同等であることが明らかになった。カナダMontreal… 2008/07/10 循環器
終末期医療 「胃瘻や人工呼吸器は希望しない」が9割超 国立長寿医療センターの「事前指示書」調査で明らかに 自分が終末期を迎えても、胃瘻や人工呼吸器は着けないでほしい――。そう考える患者が9割を超えていることが、国立長寿医療センターの調べで明らかになった。6月19日から千葉県で開催された第50回日本老年医学会学術集会で、国立長寿医療センタ第1外来総合診療科医長の三浦久幸氏が発表した。… 2008/07/10 ターミナルケア
「5分ルールには根拠がない」中医協で医師委員が指摘 調査データに疑義、厚労省が謝罪するシーンも 「外来管理加算の(算定要件である)5分という数字がなぜ出てきたのか分からない」――。7月9日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、医師委員の藤原淳氏(日本医師会常任理事)は、憤慨した様子でこう話した。… 2008/07/10 行政・制度
BMJ誌から 喘息を発症する小児を見分けるポイントとは 運動誘発性喘鳴とアトピー性疾患がなければリスクは小さい 5歳未満の喘息の小児を6~11年追跡した結果、喘鳴の多くは一過性で、運動誘発性喘鳴とアトピー性疾患がない場合には、その後の喘息発症リスクは小さいことが示された。英国Wythenshawe病院のPeter I Frank氏らの報告で、詳細はBMJ誌2008年6月21日号に掲載された。… 2008/07/10 呼吸器
JAMA誌から 抑うつ症状と2型糖尿病は相互にリスクを高め合う 2型糖尿病患者は抑うつ症状の強まりを経験しやすい 抑うつ症状がある人の2型糖尿病リスクは高く、反対に治療中の2型糖尿病患者は抑うつ症状の強まりを経験しやすいことが明らかになった。米国Johns Hopkins大学のSherita Hill Golden氏らは、同一コホートを対象にこれら2つの疾患の双方向性の関係を調べる初めての研究を行い、結果をJAMA誌2008年6… 2008/07/10 代謝・内分泌
Lancet誌から 家族ぐるみの心血管予防プログラムはリスク低減に有効 「EUROACTIONモデル」の有用性が明らかに 日常生活において心血管疾患予防を効率良く行うアプローチとして、英Imperial CollegeのDavid A Wood氏らは「EUROACTIONモデル」を考案した。これは、患者が家族と共に予防ガイドラインに記されている生活改善、危険因子管理、心臓保護の目標達成を目指すものだ。Wood氏らは今回、無作為化試験に… 2008/07/08 循環器
JAMA誌から グループホームの照明を明るくすると認知機能が改善 メラトニンは光と併用でのみ推奨 高齢の認知症患者のグループホームに設置されている照明を、概日リズムを調整できるレベルまで明るくすると、認知機能、気分、行動、活動制限、睡眠などの問題に、ささやかではあるが好ましい影響が及ぶことが示された。オランダの王立オランダ科学アカデミーのRixt F. Riemersma-van der Lek氏ら… 2008/07/08 精神・神経
BMJ誌から 片頭痛薬へのステロイド併用で再発を26%抑制 疼痛軽減レベルには差はなし 片頭痛の患者にステロイド薬を非経口投与した無作為化試験のメタ分析の結果、片頭痛治療に標準的に用いられる頓用薬とステロイド薬を併用すると、発症から24~72時間の再発リスクが26%減少することが示された。カナダAlberta大学のIan Colman氏らの報告で、詳細はBMJ誌2008年6月14日号に掲載され… 2008/07/07 精神・神経
JAMA誌から 注意欠陥多動性障害にセントジョーンズワートは無効 6~17歳の患者を対象にした無作為化試験の結果 青少年の注意欠陥多動性障害(ADHD)患者を対象に、生薬であるセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)の有効性と安全性を調べる初の無作為化比較試験の結果、すべての評価において、介入群とプラセボ群の間に有意差を見い出すことができなかった。米Bastyr大学のWendy Weber氏らの報告で… 2008/07/07 精神・神経
Arch Intern Med誌から 非選択的NSAIDSも脳卒中リスクを高める リスク上昇はCOX-2選択的NSAIDSでより大きい NSAIDS使用と脳卒中の関係を調べる集団ベースの前向き試験の結果、COX-2選択的なNSAIDのみならず非選択的NSAIDのナプロキセンでも、使用中には脳卒中リスクが有意に上昇することが示された。オランダErasmus Medical CenterのMendel D. M. Haag氏らの報告で、詳細はArch Intern Med誌2008年6月9日… 2008/07/04 循環器
NEJM誌から 低体温療法は小児の重症外傷性脳損傷には無効 低体温療法で死亡リスク上昇の懸念も 小児の重症外傷性脳損傷に対する低体温療法の効果を明らかにするため、低体温療法の適用の有無によって、6カ月後の神経学的転帰に差があるかどうかを調べる無作為化試験の結果、低体温療法には効果がない上、死亡率の上昇傾向が見られることが明らかになった。カナダSick Children病院のJames S. … 2008/07/04 救急医療・集中治療
Lancet誌から 高齢者のメタボと心血管疾患リスクはほぼ無関係 2型糖尿病リスクは有意に上昇 高齢者におけるメタボリックシンドロームの存在は、2型糖尿病リスクを有意に上昇させるが、心血管疾患リスクとはほぼ無関係であることが明らかになった。英Glasgow大学のNaveed Sattar氏らがLancet誌2008年6月7日号に報告した。… 2008/07/04 代謝・内分泌
BMJ誌から C群髄膜炎菌ワクチン接種は10歳以上が効果的 抗体価を維持している割合が有意に高い C群髄膜炎菌ワクチンは、10歳未満での接種に比べ、10歳以降の接種の方が、約5年後に抗体価を維持している人の割合が有意に高くなることが明らかになった。英国Oxford大学のMatthew Snape氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に2008年6月5日に掲載された。… 2008/07/03 感染症
Annals of Internal Medicine誌から サルメテロールと吸入ステロイド併用は有害事象を増やさず 中-重症持続性喘息患者を主な対象としたメタ分析の結果 中-重症持続性喘息患者に対して、サルメテロールと吸入ステロイドの併用と、吸入ステロイド単剤の有害事象リスクを比較したところ、両群で差はない上、重症増悪リスクは併用群で低いことが、メタ分析の結果、示された。南アフリカCape Town大学のEric Bateman氏らの報告で、詳細はAnnals of Inter… 2008/07/03 呼吸器
Lancet誌から 乳幼児突然死への細菌感染の関与は大きくない ただし原因不明群でS.aureusとE.coliの検出率が高い 生後1年未満の乳幼児の予期せぬ突然死(SUDI)例の剖検結果を分析し、病原細菌の感染が死に関係しているかどうか調べた結果、細菌感染のSUDIへの関与はさほど大きくないことが示唆された。英国London大学Great Ormond Street小児病院のMartin Weber氏らの報告で、詳細はLancet誌2008年5月31日号に… 2008/07/03 感染症
東南アジアの医療問題の解決策を多面的に検討 第2回ASEAN医療・保健シンポジウムが開催 6月5~6日の2日間にわたり、「第2回ASEAN Symposium on Access to Healthcare」が、ベトナム・ハノイ市で開催された。ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟10カ国の医療・保健関係者、政府関係者ら150人以上が集まり、それぞれの国が抱えるヘルスケア(医療・保健)上の問題点を整理・提示し、関連産… 2008/07/03 行政・制度
エピペンの適切な使用を指導するポイントとは 実際に使用した症例とともにエピペン使用の問題点を指摘 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター小児科の亀田誠氏らは、食物アレルギーを持つ患者がアナフィラキシー補助治療薬アドレナリン(商品名:エピペン)を実際に使用した症例を踏まえて、エピペンの使用における問題点を指摘するとともに、適切な使用を指導するポイントをまとめた。… 2008/07/02 アレルギー・免疫