【企業提供】 腰痛―患者サイドに立った視点で診療 医師の姿勢が腰痛診療の成否を左右する 腰痛は必ずしも足腰の障害だけに原因があるわけではなく、ときとして内科系疾患のバイタルサインとして現れることがある。4月7日に開かれた第27回日本医学会総会ランチョンセミナー(大日本住友製薬株式会社 提供)では、福島県立医科大学副理事長・病院長の菊地臣一氏は腰痛診断時の重大疾患の… 2007/05/31 骨・関節・筋
【第59回日本産科婦人科学会学術講演会】 メトホルミン服用妊婦では高乳酸症に注意 22週以降に頻度上昇、18週までの中止が妥当か メトホルミン(商品名:メルビンほか)を妊婦に投与すると、高頻度に血中乳酸値の上昇が認められることが明らかになった。調査を行ったのは、国立成育医療センター不妊診療科の黄木詩麗氏らで、第59回日本産科婦人科学会学術講演会で発表した。… 2007/05/31 産婦人科
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】(5/31 訂正) 後発品への変更後も血糖値に変化なし 金沢医療センター、経口血糖降下薬服用者141人への後向き調査で 糖尿病患者の薬物療法において、経口血糖降下薬を先発品から後発品(後発医薬品)に変更しても、血糖コントロールに有意な差は生じないとする研究結果が報告された。第50回日本糖尿病学会年次学術集会で5月26日、国立病院機構金沢医療センター薬剤科の林誠氏らのグループが発表した。… 2007/05/30 代謝・内分泌
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 Goo(握りこぶし)でgoodな食事療法 「摂取量」と「食べる順番」だけの指導でHbA1cの抑制効果を確認 糖尿病患者に対する食事指導の際、患者の「握りこぶし」1個分を1用量とし、決まった順番に食べていくという簡便な食事指導を導入したところ、76.3%の患者がこの方法を1年間継続でき、血糖値の改善も認められた。仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会のポスターセッションで5月25日、豊殿診療所(… 2007/05/30 代謝・内分泌
軽症喘息治療のステップダウンは可能 1日1回のフルチカゾン+サルメテロールに切り替え 軽症喘息患者の治療のステップダウンは、どのようにすべきなのだろうか。1日2回の吸入ステロイドで喘息が良好に管理されている軽症の患者を対象に、1日1回のフルチカゾン+サルメテロールまたは1日1回のモンテルカストを用いてステップダウンが可能かどうか調べる無作為化試験を実施した結果、フ… 2007/05/30 呼吸器
血清リン値が高いと心血管リスク上昇 慢性腎疾患や心血管疾患の既往がない一般集団対象の解析より 慢性腎疾患や心血管疾患の既往がない人を対象に、血清リン値と心血管リスクの関係を調べたところ、血清リン値の上昇に伴って心血管リスクも上昇することが明らかになった。米国立心肺血液研究所Framingham Heart StudyグループのRavi Dhingra氏らの報告で、詳細は、Arch Intern Med誌2007年5月14… 2007/05/30 循環器
香川大が百日咳対策で抗菌薬を予防投与 投与対象は全員、咳症状があれば自宅待機 5月中旬から百日咳が流行している香川大医学部は5月28日、百日咳の感染防止の緊急策として、医学部の学生や教職員、付属病院に勤務する職員全員に順次、エリスロマイシン(商品名:エリスロシン)を10日間内服させることを決めた。… 2007/05/29 感染症
初の実地医家向け慢性腎臓病診療指針 推定糸球体濾過量50mL未満で専門医に紹介を 末期腎不全や心血管系疾患の大きな危険因子としてクローズアップされている、慢性腎臓病(CKD)の国内初の実地医家向け「診療ガイド」が公表された。腎臓専門医に紹介する目安やCKDの実用的な治療指針を提示した内容で、第50回日本腎臓学会学術総会(5月25~27日)のシンポジウム「日本における慢… 2007/05/29 腎・泌尿器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 IL-18が糖尿病性腎症の予知因子に 高値群の発症リスクは3.6倍、平均7年間の前向き調査で明らかに 血中のインターロイキン-18(IL-18)値が高い糖尿病患者ほど、腎症を発症しやすい傾向にあることが明らかになった。糖尿病患者を平均7年間、前向きに追跡調査した研究で示されたもので、仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会で5月25日、滋賀医大内科助教の荒木信一氏らが発表した。… 2007/05/29 代謝・内分泌
成人麻疹の報告数、過去最多に 東京が突出、他地域へ波及の恐れも 連休明けから東京都内の大学や高校で麻疹による休講が相次いでいる中、国立感染症研究所感染症情報センターは5月29日、15歳以上を届け出対象とする成人麻疹の報告数が、調査開始以来、最多になったことを明らかにした。… 2007/05/29 感染症
血管年齢のフォローアップは同じ腕で 橈骨動脈AI値は左が高い傾向、100人超の試験で確認 心臓が血液を送り出す際に発生する駆出波と分岐や末梢からの反射波の比率(AI:augmentation index)は、血管の硬さや血液を送り出す際の心負荷を表し、“血管年齢”の指標として臨床応用され始めている。このAI値を腕で測定する際、左腕の値が右腕よりも高くなることは経験的に知られていたが、… 2007/05/28 循環器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 ナテグリニドとDPP-4阻害薬の併用は2型進展を抑制 速効型インスリン分泌促進薬のナテグリニドと新たな糖尿病薬として注目されるDPP-4阻害薬の併用は、2型糖尿病の進展を抑制する上で有用とする発表があった。動物実験で確認されたもので、5月24日から26日まで仙台で開催された第50回日本糖尿病学会で、味の素(株)医薬研究所の北原吉朗氏らが報告… 2007/05/28 医薬品
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 ミチグリニドが腎不全の血糖コントロール改善に寄与 速効型インスリン分泌促進薬であるミチグリニドは、腎不全の糖尿病患者の血糖コントロール改善に寄与することが示された。5月24日から26日まで、仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会で、新潟大医歯学総合病院の竹田徹朗氏らが発表した。… 2007/05/28 腎・泌尿器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 カンデサルタンがハイリスク高血圧での糖尿病発症抑制 ハイリスク高血圧患者の新規糖尿病発症は、カンデサルタン群で有意に抑制することが分かった。特にBMIが25以上の肥満例では、抑制率が大きいことも明らかになった。アンジオテンシンII受容体拮抗薬であるカンデサルタンとカルシウムチャネル拮抗薬であるアムロジピンの無作為化2群比較試験の成果… 2007/05/28 循環器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 通勤時の歩行時間が長いほど2型発症リスク軽減 通勤時の歩行時間が長いほど、2型糖尿病の発症リスクを軽減することが分かった。4年間の前向きコホート研究で明らかになったもので、5月24日から26日まで仙台で開催された第50回日本糖尿病学会で、大阪市大大学院医学研究科の佐藤恭子氏らが発表した。… 2007/05/28 代謝・内分泌
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 経口剤ではチアゾリジンの使用が増加傾向に 糖尿病患者に対する経口剤の処方では、チアゾリジンの使用が増加傾向にあることが報告された。動脈硬化の予防につながるという複数の研究結果を踏まえたものと推察されている。5月24日から26日まで、仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会で、神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部の山本健児氏ら… 2007/05/28 医薬品
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 食後のCPR/血糖値比が治療法選択の簡便な指標に 食後のCPRと血糖値の比が、糖尿病の治療法を選択する際の簡便な指標となることが報告された。市立八幡浜総合病院の酒井武則氏らが、5月24日から仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会で発表した。 2007/05/27 代謝・内分泌
【第22回米国高血圧学会・年次学術集会】 高血圧患者の食生活パターン、悪化の方向 米国の現状報告、脂肪摂取増え、食物繊維も目標に遠い 米国の高血圧患者の食生活を1988~1994年と1999~2004年で比較した大規模研究の結果、野菜・果物が多く、脂肪が少ないといった好ましい食事を取っている患者の比率が8ポイントも低下、食生活パターンが悪化していることが明らかになった。米ウイスコンシン州Wake Forest大学内科のPhilip Mellen氏… 2007/05/25 循環器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 テルミサルタンにインスリン抵抗性改善作用を確認 アンジオテンシンII受容体拮抗薬のテルミサルタン(商品名:ミカルディス)に、2型糖尿病患者のインスリン抵抗性を改善する作用があることが明らかになった。日大腎臓内分泌内科の藤田宣是氏らが5月24日、仙台で開かれている第50回日本糖尿病学会で発表した。… 2007/05/25 循環器
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 話題の糖尿病新薬は「日本の2型患者にとって福音」 糖尿病の新たな薬として注目されているGLP-1誘導体やDPP-4阻害薬は、特に日本人の2型糖尿病にとって大きな福音になる――。5月24日、仙台で開かれている第50回日本糖尿病学会学術集会のシンポジウム「新しい治療法GLP-1」で、座長の一人である東京女子医大糖尿病センター長の岩本安彦氏は、こう締… 2007/05/25 代謝・内分泌
カプセル内視鏡が販売開始、価格は10万円 ギブンイメージング製が5月30日から市場へ 国内初の小腸用カプセル内視鏡「ギブン画像診断システム」が、5月30日から販売される。ギブンイメージング(東京都千代田区)の製品で、使い捨てのカプセル内視鏡の定価は1個10万円(税別)。ギブンイメージングは現在、厚生労働省に保険申請している。保険適用されるまでの間は、保険外併用療養… 2007/05/25 消化器
COX-2阻害薬とPPI併用で潰瘍出血の再発を抑制 COX-2単剤投与に比べ潰瘍出血リスク低下 潰瘍出血歴のある患者に消炎鎮痛薬を投与する場合、出血再発リスクがより低い薬剤の選択が求められる。香港中文大学のFrancis Ka Leung Chan氏らは、COX-2阻害薬のセレコキシブとプロトンポンプ阻害薬(PPI)のエソメプラゾールを併用すると、セレコキシブ単剤に比べ潰瘍出血の再発を抑制できるこ… 2007/05/25 消化器
性行動によるHPV感染で口腔咽頭癌リスクが上昇 HPV感染は喫煙、飲酒とは独立したリスクに 性行動によりヒトパピローマウイルス(HPV)に感染し、これが口腔咽頭癌リスクの上昇をもたらすこと、さらにこのリスク上昇は喫煙、飲酒とは独立しており、HPV感染予防が重要であることが示された。 2007/05/25 感染症
ゾレドロン酸年1回静注で椎体骨折リスクが70%減 欧米・アジアの平均73歳の女性対象の比較試験より 静注ビスホスホネート製剤であるゾレドロン酸を閉経後の骨粗鬆症女性に年1回投与し、3年間の骨折リスクを調べた結果、プラセボ群に比べ、椎体骨折リスクが70%減少することが示された。米国California大学San Francisco校のDennis M. Black氏らの報告で、詳細はNEJM誌2007年5月3日号に報告された… 2007/05/24 骨・関節・筋
長寿医療センターが終末期の事前指示書作成 判断力がなくなっても患者の意思尊重できる体制に 高齢の患者では、脳梗塞や認知症などで判断力が低下し、終末期医療に関する本人の意思が確認できないケースが多い。本人のリビングウィルが残っていることもほとんどないため、家族の意向と医師の判断で対応せざるを得ない。国立長寿医療センターはこうした現状に対応するため、終末期になったと… 2007/05/23 ターミナルケア
HPVワクチンは子宮頸部上皮内腫瘍、肛門生殖器病変も予防 2件の第3相臨床試験のデータが公表に ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン「ガーダシル」に関する2つのフェーズIII試験の結果、同ワクチン接種により、高悪性度の子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)を98%予防できること、さらに肛門生殖器疾患は100%予防できることが示された。これらの詳細はNEJM誌2007年5月10日号に報告された。… 2007/05/23 産婦人科
禁煙挑戦者の禁煙外来受診率は4%に満たず 直近1年で禁煙に挑戦したのは7割だが低い認知率 この1年間の禁煙挑戦者の禁煙外来受診率は、3.6%にすぎないことが分かった。また、「禁煙外来の内容は何も知らない」と回答した人は39.1%に上り、禁煙外来の役割が十分に理解されていない現状が浮き彫りになった。ニコチン依存症の保険適用後1年間の喫煙・禁煙事情を探った調査で明らかになった… 2007/05/23 呼吸器
厚労省が診療科名を大幅に再編へ 2階建ての表記認め、分かりやすさ目指す 厚生労働省は、現在標榜が認められている診療科を再編する方向で検討に入った。同省の試案では、現在33ある医科の診療科を20程度に減らすことや、医師の主たる診療科が分かるように標榜科目の表記を変えることなどが盛り込まれている。… 2007/05/21 行政・制度
【第48回日本神経学会総会】 アルツハイマー病の超早期診断法になるか βアミロイド画像化でPIB-PETの有用性を確認 生きている患者の全脳のβアミロイド蓄積状態を網羅的に調べ、定量的なデータを得ることができる方法として、PIB-PETが注目を集めている。東京都老人総合研究所付属診療所所長の石井賢二氏は、PIB-PETを用いると、脳内の糖代謝を見るFDG-PET検査に先駆けて、超早期にアルツハイマー病を診断できる… 2007/05/20 精神・神経
【第48回日本神経学会総会】 アルツハイマー病の国際研究が日本でも始動 MCIからアルツハイマー病への移行を示すマーカー確立へ 正常から軽度認知機能障害(MCI)へ、MCIからアルツハイマー病への移行を示す客観的マーカーの必要性は非常に高い。国際的な臨床研究「Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative(ADNI)」が日本でも始まろうとしている。日本神経学会総会で2007年5月17日に行われたシンポジウム、認知症「治… 2007/05/20 精神・神経
麻疹の単抗原ワクチンが品切れ寸前 当面の再出荷は望み薄、MRワクチンで代替を 関東に続き、関西でも集団感染事例が見られ始めた麻疹。その麻疹の単抗原ワクチンの需給がタイトになってきた。需給がさらに悪化することを懸念して、厚生労働省は18日、買占めをしないように通知を出した。しかし、時すでに遅く、製造・販売社段階では「品切れ」寸前に至っているようだ。… 2007/05/19 感染症
【第10回日本臨床救急医学会】 2次救急病院の4割が救急車1日1台未満 2次救急医療機関の機能評価の必要性を指摘 入院を要するような救急患者や救急車を受け入れることが主な役割である、2次救急医療機関。しかし、医療機関によってその受け入れ状況には差があるようだ。全国の2次救急医療機関のうち4割近くが、救急当番日1日当たりの救急車の受け入れ台数が1台未満であることが、救急医らの調査によって分かっ… 2007/05/18 救急医療・集中治療
東京で成人麻疹の報告数が過去最高に ワクチン未接種の児童・生徒への緊急接種を実施 麻疹流行の拡大が止まらない。東京都ではゴールデンウイーク明けの第19週(5月7日~13日)になって、成人麻疹の定点当たり報告数(医療機関当たりの患者数)が0.76に達した。これは、1999年以降で最大の流行となった2001年の0.72を上回る過去最高値となる。… 2007/05/18 感染症
急性冠症候群の臨床転帰が向上 14カ国の約4万5000人のデータ解析の結果より 急性冠症候群の治療現場では、1999年から2006年にかけて、ガイドラインで推奨されている薬剤の投与と侵襲的治療の適用が有意に増えており、その結果、入院中の死亡、うっ血性心不全、心筋梗塞再発、心原性ショックなどが有意に減少したことが、英Edinburgh大学のKeith A. A. Fox氏らの調査で明ら… 2007/05/17 循環器
医師の意識向上が結核対策で重要 プライマリケアにおける結核スクリーニングが有効 先進国でも、結核は公衆衛生上の問題として再浮上している。先進国の現状を考えたとき、どのような対策が有効なのだろうか。プライマリケアでのスクリーニング促進を目的とするプログラムを評価するクラスター無作為化比較試験の結果、直接的な患者発見利益はさほど大きくないものの、医師の意識… 2007/05/17 呼吸器
首都圏で麻疹が猛威、大学で相次ぎ休講 東大でも6人発症、北里、日大文理、上智、創価大などで休講措置 首都圏で麻疹(はしか)が猛威をふるっている。今回の流行では10代から20代の若者に患者が多発しているのが特徴だ。特に都内の大学では、上智大学、創価大学などが臨時休講に踏み切ったほか、多くの大学で患者が散発しており、各大学は今週に入って、ホームページなどを通じ、学生や職員に感染防… 2007/05/16 感染症
インフルエンザ流行の終息は遅め 3月半ば以降、過去10年の同時期で最多続く 今シーズンのインフルエンザ患者数は3月半ば(第11週)をピークに減少が続いているが、ゴールデンウイークの時期になっても、全国の約300校で学級閉鎖が報告されている。流行のピークが3月半ばまでずれこんだのは、過去10年では2001-2002年シーズンと並んで最も遅い。… 2007/05/16 感染症
COPDの拾い上げは問診だけでは不十分 日本初の大規模コホート研究で明らかに 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、健康診断などで早期に拾い上げ、禁煙指導や治療を開始することが重要だ。だが、COPD患者を対象とした調査により、早期発見は、咳や痰といった慢性気管支炎症状を確認したり、肺気腫の程度を調べるといった方法では難しく、スパイロメトリーを使用した呼吸機能検査が… 2007/05/16 呼吸器
【第47回日本呼吸器学会学術講演会】 大学病院の敷地内禁煙、実施率は46% 禁煙外来の保険適用後に実施率倍増、医学部キャンパスは3割にとどまる 病院の院内禁煙は当たり前、今では敷地内禁煙の実施が問われる時代になった。全国84カ所の大学病院と医学部80校の敷地内禁煙の導入状況は、大学病院では46%(39施設)とほぼ半数、医学部の実施は30%(24校)だった。産業医大健康開発科学研究室教授の大和浩氏が5月12日、東京・国際フォーラムで… 2007/05/15 呼吸器
長期的なNa摂取制限は心血管リスクを低減 TOHP試験終了後10~15年の追跡調査より 長期的なナトリウム摂取制限は、どのような影響をもたらすのだろうか。米国Brigham and Women’s HospitalのNancy R Cook氏らは、高血圧前症患者を対象とするライフスタイル介入試験2件の被験者を対象に、試験終了後10~15年追跡し、ナトリウム制限群に割り付けられた人の心血管イベントリスクを… 2007/05/15 循環器
iPodでペースメーカー誤作動の可能性 旧モデルで多発か、ペーシング必要時に発火しないトラブルも(5/16改訂) 「iPodが心臓ペースメーカーに悪影響」――。先週末、ロイター発のこんなニュースが世界を駆け巡った。これは、5月9日~12日に米コロラド州デンバーで開催された米不整脈学会年次学術集会「Heart Rhythm 2007」で発表された研究成果を報じたもの。埋め込み型心ペースメーカーを装着した100人の患… 2007/05/14 循環器
薬の価格交渉は医薬品卸に軍配 大手4社が決算発表、すべて増収増益に 「今回の薬の納入価格の交渉では、医薬品卸が強かったんじゃないか」(大手薬局チェーン社長)――。5月14日までに出揃った大手医薬品卸4社の2006年度決算を見る限り、この言葉は間違っていないといえそうだ。… 2007/05/14 行政・制度
高齢者に最適なBMI値は25-30 65歳以上の米国人を対象とした解析結果 健康な老後を過ごすために最適なBMI値はどの範囲なのだろうか。65歳以上の米国人男女を対象に、7年間の死亡、障害発生、平均余命、無障害平均余命とBMIの関係を調べた結果、BMI25-30が最も好ましいことが示唆された。米国Texas大学医学部Galveston校のSoham Al Snih氏らの報告で、詳細はArch Inte… 2007/05/14 代謝・内分泌
【第73回日本消化器内視鏡学会総会】 8割の施設が胃瘻トラブルを経験 カテーテル抜去が最多、広島県内の134施設の調査 胃瘻を造設した患者の栄養管理を行っている病院や老人保健施設などの8割が、胃瘻に関するトラブルを経験していることが明らかになった。広島県内の134施設を対象にした調査結果で、JA広島総合病院消化器科主任部長の徳毛宏則氏が第73回日本消化器内視鏡学会総会で5月10日に発表した。… 2007/05/14 消化器
医療事故の刑事責任について日医が提言を発表 医師法21条改正案や捜査当局への要望を具体的に示す 日本医師会は5月9日、医療事故に対する刑事責任のあり方に関する提言を発表した。医師法21条の改正、捜査当局への要望、第3者機関設置の3点について具体案を示した。医師法21条改正案では、医療関連死の場合には、所轄警察署ではなく、医療安全を管轄する厚生労働省主管の保健所に届け出ることが… 2007/05/11 医療安全
【企業提供】 EN-sure.jpがオープン 経腸栄養管理(EN)に関する情報サイト 今後、高齢化の進展に伴い、栄養管理の重要性は、一層高まっている。そこで、このたびアボットジャパン株式会社では、栄養管理の質の向上を支援することを目的に、栄養管理に携わる医師及びコメディカル及び患者のための経腸栄養管理(EN)に関する総合情報サイト「EN-sure.jp」を開設した。… 2007/05/11 消化器
【第73回日本消化器内視鏡学会総会】 内視鏡による胃癌見逃し、5割超も 8割が技量の問題、色素散布、画像のダブルチェックで改善可能 胃内視鏡検査で発見された胃癌患者の半数以上が、過去2年以内に内視鏡検査を受けており、癌を見逃されていた可能性が高い、というショッキングな報告があった。撮影不良や良性疾患との誤診例もあったが、前回の画像にはきちんと病変が映っていて、「単なる見逃し」と思われるケースも少なくなかっ… 2007/05/11 消化器
片頭痛で男性の心血管リスクは1.24倍に 2万人超の男性を16年間追跡調査した結果 2万人を超える男性を約16年間追跡し、片頭痛と心血管疾患の関係を調べた結果、片頭痛があると重大な心血管イベントの発生率は1.24倍で、中でも心筋梗塞リスクは1.42倍に高まることが示された。米国Brigham and Women’s HospitalのTobias Kurth氏らの報告で、詳細はArch Intern Med誌2007年4月23… 2007/05/11 精神・神経
成人麻疹の流行、依然続く 99年以降で最大規模に、関東地方から拡大の懸念も 関東地方で麻疹が流行している。特に、成人麻疹は大流行した2001年に匹敵する報告数が上がっており、国立感染症研究所などは注意を呼びかけている。既に関東の中学や高校、大学などでは、休校の措置を取ったところも出ている。… 2007/05/10 感染症
バーコード調剤管理システム導入の費用対効果は? 処方ミス回避により4年で利益が見込める バーコードによる調剤管理システムを導入した場合の費用対効果はどのぐらいなのだろうか。米国Brigham and Women’s Hospital(BWH)のSaverio M. Maviglia氏らは、同病院でバーコードシステム導入の検討を始めてから5年間に必要となったすべての費用と、処方ミスを回避できたことによる利益を比… 2007/05/10 医療経営
静脈血栓塞栓症予防にはエノキサパリンが有効 PREVAIL Studyの解析より 脳梗塞急性期の合併症である一般的な静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症または肺塞栓症)の予防には、低分子ヘパリンまたは未分画ヘパリンの適用が推奨されているが、これら2剤のうち、予防効果が高く出血リスクが低いのはどちらなのだろうか。… 2007/05/10 循環器
高用量オメプラゾールで内視鏡的止血の必要性低下 出血性消化性潰瘍患者への内視鏡検査前投与を推奨 香港中文大学のJames Y. Lau氏らは、無作為化試験を行い、内視鏡治療の必要な患者に入院時から高用量オメプラゾールを投与すると、内視鏡的止血の必要性が33%減少することを明らかにした。詳細は、NEJM誌2007年4月19日号に報告された。… 2007/05/05 消化器
各種透析センターのエポエチン使用状況明らかに 大規模営利チェーンはより高用量を使用 米国の各種透析センターにおける遺伝子組換え型ヒト・エリスロポエチン(エポエチンα)の用量を比較したところ、大規模営利チェーンは非営利施設に比べ、より高用量のエポエチンを用いていることが明らかになった。米国Medical Technology and Practice Patterns InstituteのMae Thamer氏らの報… 2007/05/03 腎・泌尿器
【第80回日本産業衛生学会速報】 医師の過重労働解消へ提言相次ぐ シンポジウムで識者が現状分析 「昨年、このシンポジウムの開催を提案したときには、医師不足がこれほど大きな社会的関心事になるとは思わなかった」(座長)。「専門性・自立性の故に、これまで第三者による評価が行われてこなかった医師の働き方が、シンポジウムのテーマになるとは感慨深いものがある」(あるシンポジスト)… 2007/05/01 医師のキャリア
4月の閲覧ランキング―最も読まれた記事は? 「骨粗鬆症の最新ガイドラインを読み解く」が第1位に 4月からスタートした新連載「骨粗鬆症診療の最新エッセンス」の第1回目、「骨粗鬆症の最新ガイドラインを読み解く」が4月の第1位でした。当連載は城西国際大学薬学部教授の和田誠基氏にお書きいただいており、毎回4~5ページと読み応えのある分量、内容になっている点が評価されたようです。その… 2007/05/01 その他