対談:「ガイドライン 外来診療 2007」発刊に当たって これからの医療と診療ガイドライン 日経メディカル開発では、日常診療でよく診る主要疾患に対応した診療ガイドラインを簡潔に要約、解説した「ガイドライン外来診療2007」を発売しました。この機会に、本書の編集主幹を担当した京大名誉教授で京都・中央診療所理事長の泉孝英氏と、京都で15年にわたって日常診療に当たってきた京都… 2007/03/31 医療の質
てんかん治療の新薬は第1選択薬になるか 英国のSANAD研究の解析結果より てんかん治療においても複数の新薬が登場しているが、新たな薬剤を第1選択とするべきか、それとも既存の薬剤をそのまま使うのか。英Liverpool大学のAnthony G Marson氏らは、新旧の抗てんかん薬の有効性、安全性を比較、さらに増分費用効果比に基づく医療経済的有用性を評価した。SANADと名付けら… 2007/03/31 精神・神経
厚労省が医師確保の専門チーム発足 地域に合わせた政策立案目指す 厚生労働省は省内に、地域での医療体制確立のための「医師確保等支援チーム」を3月9日に発足させ、地域の医療提供体制の再構築を目指している。 2007/03/30 行政・制度
国試の結果が発表、大学別合格率も明らかに 合格率は87.9%と低め、女性は3割 厚生労働省は3月29日、2月17日から19日にかけて行われた医師国家試験の結果を発表した。第101回目となる今回の受験者数は8573人で、合格者数は7535人だった。合格率87.9%は昨年と比較して2.1ポイント低く、最近10年の合格率の中では2番目に低い水準となった。… 2007/03/30 医師のキャリア
PCIのアウトカム向上に最適な薬物療法は ビバリルジン単独投与で大出血リスクが有意に低下 急性冠症候群患者に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)のアウトカム向上に最適な薬物療法は何か--。現行ガイドラインが推奨するヘパリンとGP IIb/IIIa阻害薬の併用よりも、ビバリルジン単独の方が、出血リスクが低く臨床転帰が良好であるというデータが、ACUITY試験のサブグループ解析によって示… 2007/03/30 循環器
【第32回日本脳卒中学会総会】 大都市でも意外に多い脳出血 東大阪市で脳卒中の3割超、自営業などの健康管理に課題 大都市住民の中でも健診を受ける機会が少ない自営業や建設労働者などを中心に、壮年男性の脳出血リスクがかなり高いことが明らかになった。東大阪市における脳卒中入院患者を対象にした研究の結果、40歳以上の男性で脳出血の比率が3割超と高かった。患者背景として未治療の高血圧や大量飲酒、多量… 2007/03/28 循環器
東京ミッドタウンクリニックがオープン 米ジョンズ ホプキンスとの提携で運営 東京・六本木の東京ミッドタウンに3月30日、「東京ミッドタウンクリニック」がオープンする。東京ミッドタウンは、旧防衛庁跡地に再開発された複合施設。その中核となるミッドタウンタワーは、リッツカールトンなどが入る超高層ビルで、同クリニックはその6階にある。… 2007/03/28 医療経営
インフル流行、ピーク超えたか 国立感染症研究所(感染研)感染症情報センターの「インフルエンザ流行レベルマップ」の最新版によると、2007年第11週(3/12~18)の定点当たり報告数は32.9(前週は27.6)で、第2週以降増加が続いている(図1)。都道府県別に見ると、高知県以外の全都道府県(46都道府県)に「警報」が発令され… 2007/03/27 感染症
【企業提供】 慢性咳嗽とスギ花粉症の最新治療 アレルギー疾患における薬剤選択の重要性を指摘 今年3月に、財団法人日本アレルギー協会主催の「アレルギー研修会2006」が長野で開催された。慢性咳嗽の治療に関しては札幌医科大学内科学第三講座助教授の田中裕士氏が、スギ花粉症の最新の治療に関しては大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻教授の荻野敏氏がそれぞれ講演をした。座長は信州大… 2007/03/27 アレルギー・免疫
新型インフルにはタミフルを使うべき 専門家会議が結論、厚労省には「異常行動」の検証を要請 新型インフルエンザ専門家会議が3月26日開催され、「新型インフルエンザ対策ガイドライン」の最終案がまとまった。27日にも完成し、地方自治体などに送付される。2006年度最終回となる今回の専門家会議では、厚生労働省がタミフル(一般名:オセルタミビル)服用と異常行動の因果関係について「否… 2007/03/27 感染症
日病は山本氏が続投、全日病は西澤氏が新任 病院団体の役員選挙、4月1日から新体制でスタート わが国を代表する病院団体、日本病院会と全日本病院協会の役員改選が3月24日に行われ、新執行部が決まった。日病は山本修三現会長の続投となったが、全日病は西澤寛俊・副会長が会長に就任することになった。任期は、日病が今年4月1日から3年間、全日病が同3年間。… 2007/03/27 医師のキャリア
【第32回日本脳卒中学会総会】 地域中核病院で脳外科医が全員退職 脳外科勤務医が県全体で35人、脳卒中医療が崩壊に瀕した青森県(3/27訂正) 青森県の黒石市国民健康保険黒石病院は脳血管疾患の基幹病院の一つだったが、2005年8月までに、それまで3人いた脳神経外科の常勤医師が全員退職した。わずか3人の“穴”だが影響は1病院にとどまらず、かろうじて保たれていた青森県の脳卒中医療の危ういバランスを一気に突き崩したようだ。3月22~… 2007/03/26 循環器
非ST上昇型急性冠症候群の最適な治療法は? 早期侵襲的治療と選択的侵襲的治療に差は見られず 非ST上昇型急性冠症候群(nSTE-ACS)の治療法として、早期侵襲的治療と選択的侵襲的治療のどちらが優れているのだろうか。両者を比較したICTUS試験の長期追跡の結果、主要エンドポイントをはじめとして、評価された複数のアウトカムで、両治療法の間で有意差は見られなかった。オランダAmsterdam… 2007/03/26 循環器
FDAが赤血球造血刺激剤の添付文書の変更指示 ヘモグロビン値上昇で癌の進行・血栓症リスクが高まる 米国食品医薬品局(FDA)は3月9日、赤血球造血刺激薬(ESA)「アラネスプ」「エポゲン」「プロクリット」について新たな安全性情報を発表、これらを製造している米国Amgen社に対し、添付文書を変更して警告を強化するよう要求した。ヘモグロビン値を高くし過ぎると、死亡や心血管イベントが増加し… 2007/03/26 医薬品
結核は横ばい、超多剤耐性結核菌を懸念 WHOの結核対策の成果と課題 世界保健機関(WHO)は、2007年3月22日、世界規模で行われた活動によって、結核罹患率の上昇が止まったことを発表した。一方で、多剤耐性結核菌(MDR-TB)やHIVの共感染といった新たな脅威の拡大に警鐘を鳴らしている。… 2007/03/26 感染症
精液の質低下と出生時の性比の低下は無関係? 避妊をやめてから妊娠までの期間と性比低下の解析より 英国London Imperial CollegeのMike Joffe氏らは、男性の生殖能力のマーカーの一つである、避妊をやめてから妊娠までの期間と、性比低下の関係を調べ、これらの間に有意な関係はないと結論した。詳細はBMJ誌3月10日号に報告された。… 2007/03/26 産婦人科
【第32回日本脳卒中学会総会】 見えてきた重症脳梗塞に対するt-PAの限界 重症例にはt-PAより血管内治療 重症の脳梗塞患者に対する血栓溶解薬アルテプラーゼ(t-PA)の効果は、あまり期待できない--。これは、重症患者にt-PAを投与した医師の多くが持っている感触だ。第32回日本脳卒中学会総会でも、重症例に対するt-PAの効果について、報告が相次いでいる。… 2007/03/24 循環器
薬剤溶出ステントとベアメタル・ステントの優劣は? NEJM誌が異例の特集、5本の論文掲載 薬剤溶出ステント(DES)はベアメタル・ステント(BMS)に比べ標的病変部血行再建術(TLR)を減らす反面、遅発性ステント血栓症は増えるという懸念は未だ消えない。これを重く見たNEJM誌は、2007年3月8日号に、DESとBMSのアウトカムを比較した5つの論文を掲載した。… 2007/03/23 循環器
【第32回日本脳卒中学会総会】 t-PAとエダラボンの併用は効果的 国立循環器病センターが自験例を発表 血栓溶解薬アルテプラーゼ(t-PA)と脳保護薬エダラボンの併用によって、脳梗塞患者の転帰が改善する効果があることを示唆するデータを、国立循環器病センターが自験例を基に示した。福岡市で開催されている日本脳卒中学会総会で3月22日、同センター脳血管部門の玄富翰氏が発表した。… 2007/03/23 循環器
【緊急調査】最終集計結果発表! 「タミフルの処方は控える」慎重派が多数 今後は、10歳代の未成年患者へのタミフルの処方を控えるのはもちろん、10歳未満の患者や、成人患者に対しても処方を控える--。3月21日にタミフル(一般名:オセルタミビル)の緊急安全性情報が配布されたことを受けて、日経メディカル オンラインが実施した緊急調査で、こうした慎重派の医師が… 2007/03/23 感染症
「リハビリ逓減制に断固反対!」 日本臨床整形外科学会が緊急討論会を開催 整形外科の病院、診療所の開業医らで構成される日本臨床整形外科学会は3月21日、都内で、今春に予定されているリハビリテーション料の改定に関する緊急討論会を開催した。会場には、全国から140人の会員医師が集まり、2時間以上にわたって熱い議論を繰り広げた。… 2007/03/22 骨・関節・筋
救命手当は胸部圧迫のみでもOK SOS-KANTOの前向き多施設観察研究の結果 人工呼吸を省いた胸部圧迫のみの心肺蘇生(CPR)でも、これらを併用したCPRに優る神経学的アウトカムが得られることが臨床的に確認された。SOS-KANTO(関東地方院外心停止患者に対する多施設共同研究)と名付けられた前向きの多施設観察研究によるもので、詳細はLancet誌2007年3月17日号に報告さ… 2007/03/22 救急医療・集中治療
メタボ改善に最適なダイエット法は? 炭水化物の摂取を厳しく制限するAtkins法が好成績--米国の研究 様々なダイエット法が現れては消えるが、それらのメリットとリスクが科学的な方法で評価されることはほとんど無いのが現実だ。米国Stanford大学のChristopher D. Gardner氏らは、米国で注目を集めている減量法のうち、炭水化物摂取量が異なる4通りの方法について、体重減少とメタボリックシンドロ… 2007/03/22 サプリ・食品
タミフル、一転して「10代は原則使用禁止」に 近く緊急安全性情報(ドクターレター)配布へ 厚生労働省は3月20日、インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名:オセルタミビル)の製造販売元である中外製薬に対し、タミフルの添付文書の警告欄に「10歳以上の未成年の患者には、原則として本剤の使用を差し控えること」という主旨の注意書きを追加するとともに、この改訂を緊急安全性情報(… 2007/03/21 感染症
睡眠薬で異常行動、睡眠状態で運転し交通事故も FDAが添付文書改訂と臨床試験実施を指示 米国食品医薬品局(FDA)は、2007年3月14日、催眠鎮静薬を製造しているすべての会社に対し、添付文書の改訂(Label Change)を指示した。睡眠を誘導する、または持続させる作用を持つこれら処方薬に潜在する、異常行動リスクと重度アレルギー反応リスクに関する警告の追加が指示された。… 2007/03/20 精神・神経
サルメテロール/フルチカゾンで生存率も向上 COPDに対するTORCH試験の結果より 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用いられる長時間作用型β2刺激薬と吸入用ステロイド薬は、死亡リスクに好影響を与えるのだろうか。英国Aintree大学病院のPeter M.A. Calverley氏らは、サルメテロールとフルチカゾンの併用が、症状のみならず生存率も向上させることを明らかにした。詳細はNEJM… 2007/03/20 呼吸器
【2006-07インフルエンザ速報 Vol.9】 インフル流行、規模は昨年レベル以上に インフルエンザの流行拡大が、いまだに続いている。国立感染症研究所(感染研)感染症情報センターの「インフルエンザ流行レベルマップ」の最新版によると、2007年第10週(3/5~11)の定点当たり報告数は27.6(前週は23.4)で、第2週以降増加が続いている(図1)。この報告数は、昨シーズンのピー… 2007/03/20 感染症
都立駒込病院のPFIを三菱商事が落札 落札価格は1860億円強、契約期間は約20年 癌と感染症の診療に力を入れ、東京都立病院の中でも優良とされる駒込病院の大規模改修に伴うPFI事業(民間資金の活用による社会資本整備)の入札が3月19日に実施され、三菱商事を代表とする企業グループが落札した。契約期間は事業契約締結の日から約20年間で、落札価格は1861億5300万円余り。… 2007/03/19 医療経営
糖尿病の有病率は予想以上に上昇 WHO予測を上回る深刻な事態を予想--カナダToronto大の報告 糖尿病が社会問題として深刻になりつつある先進国の実態を明らかにするため、カナダToronto大学のLorraine L Lipscombe氏らは、オンタリオ州の成人を対象に、1995年以降の糖尿病の有病率、罹患率、死亡率の変化を調べた。得られた結果は、1995-2005年にこの地域の有病率は69%増加し、8.8%に達し… 2007/03/19 代謝・内分泌
閉塞性動脈硬化症の国際指針が改訂 診断や管理のポイントを明示、プライマリケア医にも有用(3/28 追加) 下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)の国際的な診断・治療の指針であるTASC(Trans-Atlantic Inter-Society Concensus)IIが今年1月に改訂され、その日本語版が3月15日に発行された。 2007/03/16 循環器
十数年ぶりに降圧薬の新カテゴリー 世界初のレニン阻害薬が米国で承認 ノバルティスのレニン阻害薬、アリスキレン(aliskiren、一般名)が2007年3月6日、米FDA(米食品医薬品局)で承認された。レニン阻害薬の承認は世界初で、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)から十数年ぶりに、新しいカテゴリーの降圧薬が登場することになる。米国での商品名はTekturna。… 2007/03/15 循環器
救急医学会が延命治療中止の指針案 幅広く意見求め、今秋に正式ガイドラン作成 日本救急医学会はこのほど、延命治療の中止など、救急現場における終末期の対応に関する指針案をまとめた。延命治療中止に対する患者や家族の意思の確認、治療を中止する方法、記録の注意点などを示した。… 2007/03/14 ターミナルケア
医療機関の広告規制が4月から緩和 「あのタレントも当院で治療」と著名人を使った広告は禁止 厚生労働省は医療機関の広告規制を4月から緩和する。このほど、その際の「医療広告ガイドライン案」を取りまとめた。従来は、医療法に列挙された標榜科、医師名、住所、電話番号など、限られた項目しか表示できなかった。今回は患者や家族が自分の病状などに合った適切な医療機関を選択しやくする… 2007/03/13 行政・制度
妊婦の自己血貯血にエビデンス 成育医療センターが母体と胎児の安全性を確認 前置胎盤や子宮筋腫といった大量出血のリスクを伴う出産に備えて、出産1カ月前以降の妊婦で自己血貯血を行っても、母体や胎児には大きな影響が見られないことが分かった。国立成育医療センター周産期診療部の渡辺典芳氏らのグループが発表した。これまで妊婦での自己血貯血は、その安全性に関する… 2007/03/12 産婦人科
米国女性のHPV感染率は26.8% 最も高いのは20-24歳で44.8%が感染 性行為感染症の中で最も多いのが、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染だ。2006年6月にFDAの承認を得たHPVワクチンの適用が広まる前に、米国のHPV感染の有病率を知ることは有意義だと考えた米疾病管理センター(CDC)のEileen F. Dunne氏らは、一般の人々を代表する女性の集団に対してHPV DNA検査… 2007/03/12 感染症
インフル迅速検査で成人入院患者の抗菌薬減少 陽性患者で抗菌薬使用比率が低減 成人入院患者にインフルエンザ抗原迅速検査を実施したところ、結果が陽性だった患者については、抗菌薬の使用が見送られる、または打ち切られる頻度が有意に高いことが明らかになった。米国Rochester総合病院のAnn R. Falsey氏らの報告で、詳細はArch Intern Med誌2007年2月26日号に報告された。… 2007/03/09 感染症
高速道沿線の子供に肺機能成熟不全リスク 肺機能の成熟程度と道路から居住地までの距離の関係 居住地域の大気汚染が、子供の肺機能の成熟に悪影響を及ぼすとされるが、高速道路沿線のような、より狭い範囲に限定される大気汚染はどの程度悪影響を及ぼすのだろうか。米Southern California大学のW James Gauderman氏らは、高速道路沿線の大気汚染も、10歳から18歳までの子供の肺機能の正常な… 2007/03/08 呼吸器
ステント血栓症の30日以降罹患率は約4割 罹患率はシロリムスよりパクリタキセルの方が高い(3/8 訂正) 薬剤溶出ステント(DES)の安全性に関する最大の懸念が、ステント血栓症だ。日常診療においてシロリムス溶出ステント(SES)またはパクリタキセル溶出ステント(PES)の留置を受けた患者を追跡し、ステント血栓症罹患率を比較した結果、30日以内の発症は全体の6割、それ以降の発症が4割であること… 2007/03/07 循環器
プラバスタチンで脳梗塞リスクが42%低下 大規模トライアルMEGA Studyのサブ解析で明らかに 日本で初めて実施された高脂血症の大規模臨床試験MEGA(Management of Elevated Cholesterol in the Primary Prevention Group of Adult Japanese)Studyのサブ解析結果が発表された。2005年に報告された本試験の主成績は、プラバスタチンにより冠動脈イベントのリスクが33%低下することを明らか… 2007/03/07 循環器
【2006-07インフルエンザ速報 Vol.8】 インフル流行、拡大止まらず 全国的に春めいた陽気の日もあるが、インフルエンザの流行は、いまだ拡大を続けている。国立感染症研究所(感染研)感染症情報センターの「インフルエンザ流行レベルマップ」の最新版によると、2007年第8週(2/19~25)の定点当たり報告数は18.4で、第2週以降、報告数の増加が続いている(図1)。… 2007/03/06 感染症
膵管減圧術には外科的ドレナージが有効 膵臓結石がない患者には内視鏡が有用である可能性も 膵管拡張がある慢性膵炎患者に対する膵管減圧術として、内視鏡的ドレナージと外科的ドレナージのどちらが有効なのだろうか。狭窄と結石の両方を持つような患者を対象に、2年間の臨床転帰を比較した結果、外科的処置の方が有効であることを示す結果が得られた。オランダAmsterdam大学病院のDjuna L… 2007/03/06 外科
亀頭包皮切除はHIV感染リスクを半減 ケニアとウガンダで行われた無作為化試験の結果より 亀頭包皮切除(包茎手術)はHIV感染リスクを低減させるのか--ケニアとウガンダで独立して行われた無作為化試験の結果、包皮切除により感染リスクが半減することが示された。詳細はLancet誌2007年2月24日号に報告された。… 2007/03/05 感染症
「日循としても早急に対応を考えるべき」 薬剤溶出性ステントの予後問題で横山会長が指摘 薬剤溶出性ステント(DES)留置後の予後に疑問を投げかける研究結果が海外で相次いで発表されているが、第71回日本循環器学会総会・学術集会の会長を務める横山光宏氏(写真)は3月2日、「日本循環器学会としても早急に対応を考えるべきだ」との見解を示した。都内で開かれたプレスカンファレン… 2007/03/02 循環器
2月の閲覧ランキングー最も読まれた記事は? 確定申告関連の記事が1位と2位に 2月の閲覧ランキングは、「第1回 あなたは税務署に行くべきか?」と「最終回 住宅を売って大損、税務署は助けてくれる?」が1、2位を独占しました。これらは「勤務医必読! 知って得する確定申告術」の計4回シリーズの2回分です。このシリーズが好評だったのは、複数の収入減があり、かつ勤務… 2007/03/01 その他
医師・歯科医師66人が行政処分に 医療行為に基づく業務上過失致死罪の医師は10人 厚生労働省は2月28日、医道審議会(医道審)の答申を受け、医師・歯科医師計66人の行政処分を発表した。2006年8月に発表された32人を合わせると、2006年度の処分者は98人で、過去最多となった。免許取り消しになった4人のうち1名は殺人、3人はわいせつ事件の被告。また医業停止を受けた医師の中で… 2007/03/01 行政・制度
医療事故の報告件数、2006年は1296件 医療事故情報の収集事業報告で明らかに 厚生労働省が進めている医療事故情報の収集事業で、昨年1年間に1296件の事故例が報告された。このうち、死亡例は152件だった。2月28日付けで公表された「医療事故情報収集等事業」の第8回報告書によると、事故の程度は、死亡例が152例あったほか、障害が残る可能性が高い例は201件、障害が残る… 2007/03/01 医療安全
アジアで新たな鳥インフルのヒト感染 ラオスで初のH5N1型鳥インフルエンザのヒト感染が確認された。世界保健機関(WHO)が2月27日にラオス保健省の報告を基に公表したもの。患者は首都ビエンチャン在住の15歳の女性で、2月10日にインフルエンザ様症状を呈して発症した後、発熱と呼吸器症状のため、15日に市内の病院に入院した。… 2007/03/01 感染症
女性の心血管10年リスク評価ツールを新開発 「Reynoldsリスクスコア」は臨床現場で使えるのか 米Brigham and Women's病院のPaul M Ridker氏らは、冠動脈10年リスク評価ツールとしてReynoldsリスクスコアを開発した。現在、利用されているフラミンガムスコアやATP IIIモデルに比べ、今後10年間の女性の心血管疾患リスクをより高精度に予測できるという。このツールの構築、確認過程の詳細… 2007/03/01 循環器