2007年もスギ花粉の飛散始まる 四国・近畿・東海・関東南部で 日本気象協会は31日、同協会が提供する「花粉の飛散予報」の中で、四国、近畿、東海など14都府県の2月1日の花粉飛散を「少ない」と予報した。同予報では、前日まで、ほぼすべての都道府県が「飛散前」とされており、1月31日の全国的な気温の上昇をきっかけに、各地で花粉の飛散が始まったものとみ… 2007/01/31 耳鼻咽喉科
2006年度上半期医療費は横ばい 診療報酬のマイナス改定が影響 2006年4月の診療報酬改定の結果、2006年度上半期の医療費は前年同期と横ばいで推移していることが厚生労働省の調べで分かった。1月31日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で報告され、同省は「ほぼ想定された通りの動向」と評価している。… 2007/01/31 行政・制度
肝炎対策で都道府県に積極介入を要請 厚労省がC型肝炎対策で指針 都道府県は1カ所ずつ拠点病院を設け、かかりつけ医と専門医療機関との連携の強化を図る─。厚労省の「全国C型肝炎診療懇談会」は1月26日、「検診後肝疾患診療体制に関するガイドライン」を取りまとめ、C型肝炎の診療体制の強化を都道府県に求める方針を示した。… 2007/01/31 消化器
新型インフルエンザ流行時は一般医も動員 厚労省がガイドライン案、パブリックコメントも募集開始 ヒト-ヒト感染する新型インフルエンザの大流行に備え、厚生労働省は1月19日、国および自治体、国民が取るべき対応策の基本方針をまとめ、ガイドライン案として新型インフルエンザ専門家会議に提出した。… 2007/01/31 感染症
アルテプラーゼは血栓溶解療法の経験なくても使用可能 EU加盟国など14カ国285医療機関での観察研究より 脳梗塞発症3カ月後の機能予後を有意に改善するアルテプラーゼは、日常診療でも安全に使えるのだろうか。スウェーデンKarolinska大学病院のNils Wahlgren氏らは、血栓溶解療法の経験がほとんど無い医療機関が日常診療の場であっても、アルテプラーゼ静注は無作為化試験と同等かそれ以上に安全で有… 2007/01/31 救急医療・集中治療
インドネシアのH5N1感染死63人に インドネシアの鳥インフルエンザ(H5N1)感染確定者が81人に達した。世界保健機関(WHO)がインドネシア保健省からの発表として1月29日に伝えたところによると、患者は中央ジャワ州マゼラン県在住の6歳の女児で、1月8日に発症、1月19日に入院先の病院で死亡した。同国のH5N1感染者数はこれで81人… 2007/01/30 感染症
【2006-07インフルエンザ速報 Vol.4】 ピークは3月?規模は00/01シーズン並みか 毎週、国立感染症研究所感染症情報センターが発表している「感染症発生動向調査週報」(IDWR)の最新版(2007年第1-2合併号)によると、2007年第2週(1月8日~14日)の定点当たり報告数は0.37。流行開始の指標である1.0は超えておらず、年明け早々の時点では、まだ全国的な流行には至っていないこ… 2007/01/30 感染症
【2006-07インフルエンザ速報 Vol.3】 インフルエンザ流行、東北から北海道にも 1月上旬から本格化してきたインフルエンザの流行が、下旬に入って全国的な広がりを見せている。全国の有志医師により運営されている「MLインフルエンザ流行前線情報DB」によると、今週に入ってから、山形県、宮城県、福島県で症例報告が増えており、北海道でも報告数が10件を超えた。… 2007/01/23 感染症
男性の残尿症状には自己管理が有効 男性の下部尿路症状に対し、標準治療に加えてセルフマネジメント法を適用すると、標準治療だけの場合に比べ、治療失敗の頻度が有意に下がることが示唆された。英王立外科大学のJan van der Meulen氏らの研究成果で、British Medical Journal(BMJ)誌2007年1月6日号に掲載された。… 2007/01/22 腎・泌尿器
世界の麻疹死亡者数が6割減 麻疹対策では2回の予防接種が重要 世界の麻疹による死者の推算値は、1999年の87万3000人から2005年には34万5000人へと、約6割減少していることが明らかになった。定期的予防接種率の向上に加えて、2回目の予防接種機会を提供する戦略が効を奏した結果だ。詳細はLancet誌2007年1月20日号に報告された。… 2007/01/22 感染症
高血圧治療薬の糖尿病リスクはARBが最も低い 22件の臨床試験、14万3153人のデータ分析から 米Rush大学のWilliam J Elliott氏らは、高血圧治療薬の長期使用による糖尿病リスクは、アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB)が最も低く、次いでアンジオテンシン転換酵素(ACE)阻害薬、カルシウム・チャンネル遮断薬(CCB)、偽薬、β遮断薬、利尿薬の順に上昇するとの調査結果を発表した。詳細… 2007/01/22 代謝・内分泌
高濃度乳房は乳癌の危険因子 マンモ検査後12カ月未満の癌発見リスクは低濃度の17.8倍 マンモグラフィー検査による乳房濃度と乳癌リスクの関係を調べた結果、マンモで乳房全体が白く写る高濃度乳房の女性はリスクが高く、特にマンモによるスクリーニングから12カ月未満で癌が発見されるリスクは、低濃度乳房の女性の17.8倍であることが明らかになった。… 2007/01/22 産婦人科
ハーセプチン1年投与で死亡率34%減 Her-2陽性早期乳癌患者の術後補助療法で有効性、日本でも適応拡大申請中(1/29訂正) HER-2陽性の早期乳癌患者に対する術後補助療法でトラスツズマブ(ハーセプチン)を用いると、再発リスクは減少する。英王立マースデン病院のIan Smith氏らは、このほど全生存率も有意に向上することを明らかにした。国際的かつ大規模なHERA(Herceptin Adjuvant)試験における2年間の追跡で得られ… 2007/01/19 癌
2歳未満への咳止めと風邪薬投与に注意 米国CDCの実態調査で死亡例も 抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、去痰薬、鼻粘膜の鬱血除去薬などを含む咳止めと風邪薬を2歳未満の乳幼児に投与する際には十分な注意が必要、との注意喚起が米国疾病管理センター(CDC)から出された。 2007/01/19 医薬品
タミフル耐性H5N1で2人死亡 ベトナムと同様の変異株感染がエジプトで発生、感染力には変化なし 12月末に公表されていたエジプトにおける鳥インフルエンザウイルス(H5N1)のヒト感染で、タミフル(リン酸オセルタミビル)への耐性(感受性の減弱)が生じていたことが分かった。 2007/01/19 感染症
無作為化試験の結果は一般診療に適用できるか? RCT対象者は実患者像から乖離 無作為化比較試験(randomized controlled trial;RCT)で得られた結果は、一般診療にそのまま適用できるのか--。確かにRCTでは患者の条件をある程度揃えなければならないが、そうやって得られた結果は実患者像からは乖離しているとの報告がなされた。… 2007/01/18 医薬品
骨粗鬆症へのビス剤投与は5年で十分か 5年で投与中断しても骨折リスクの有意な上昇見られず 閉経女性の骨粗鬆症に対する治療期間はどの程度にすべきか。これまで、最適な治療期間を検討した大規模研究はなかった。米California大学San Francisco校のDennis M. Black氏らは、アレンドロネートを約5年間使用、その後5年間治療を継続した場合と、後半の5年間に偽薬を投与された場合の骨量や骨… 2007/01/18 骨・関節・筋
前立腺癌は低リスクでも積極的治療を 高齢の低・中等度リスク患者も放射線/手術治療で生存率が有意に向上 前立腺癌特異抗原(PSA)スクリーニングの普及で限局性前立腺癌と診断され、治療を受ける患者が増えた。しかし、低リスク患者に対する積極的治療の必要性については議論がある。65~80歳の低・中等度リスクの限局性前立腺癌患者に対し、放射線や出術を適用した場合と観察を継続した場合を比較した… 2007/01/17 癌
腎移植で癌リスクは顕著に高くなる 免疫抑制療法によってウイルス性癌が増加する可能性 臓器移植後に行われる免疫抑制療法は、メラノーマ以外の皮膚癌や、非ホジキンリンパ腫、カポジ肉腫など、ウイルス性の癌の罹患率上昇を引き起こすことが知られている。オーストリアのニュー・サウスウェールズ大学のClaire M. Vajdic氏らは、その他の癌のリスクが変化するかどうかを調べる集団ベ… 2007/01/16 感染症
【2006-07インフルエンザ速報 Vol.2】 インフルエンザ いよいよシーズン到来か? ついに今シーズンも、インフルエンザ流行の兆しが見え始めた。全国の有志医師により運営されている「MLインフルエンザ流行前線情報DB」によると、2007年第2週(2007/1/8~1/14)のインフルエンザ報告数は70件で、週に数件から20件程度と少なかった報告数が、年末から急増している。… 2007/01/15 感染症
外科医は内科医よりハンサムで長身 手術室環境にアンチエイジングと容貌を保つ効果あり? 大学病院に勤務する50歳代の外科医と内科医。見た目がいいのはどちら? スペイン・バルセロナ大学病院のAntoni Trilla氏らは、「外科医の方が有意に背が高く、ハンサム」との研究成果をBritish Medical Journal(BMJ)誌2006年12月23日号に報告した。… 2007/01/15 医師のキャリア
スタチンの生涯投与は医療費面でも有利 費用対効果分析の結果は、予想を超える広範な患者への適用を支持 英オクスフォード大学などが、生涯にわたってスタチンを継続使用した場合の費用対効果を推定したところ、閉塞性動脈疾患や糖尿病の既往があり、非致死的心筋梗塞または冠疾患死の5年リスクが1%以上で35歳から85歳、という非常に幅広い患者へのスタチン投与を支持する結果が得られた。これまでに… 2007/01/12 循環器
PPI長期服用で骨折しやすくなる?! 50歳以上の1年以上服用で大腿骨頸部骨折リスク44%増 制酸薬として広く処方されているプロトンポンプ阻害薬(PPI)を長期間使い続けると、骨折リスクが高まることが、大規模な観察研究の結果、明らかになった。米ペンシルバニア大学のYu-Xiao Yang氏らが、英国の医療記録データベースを利用して、50歳以上の男女を対象とするケースコントロール研究を… 2007/01/11 消化器
インドネシアで11月以来のH5N1感染 世界保健機関(WHO)が1月9日、インドネシア保健省の発表として伝えたところによると、同国で新たに2人の鳥インフルエンザ(H5N1)患者が発生した。 2007/01/10 感染症
うがいが術後感染予防に有効 心臓手術前後の0.12%クロルヘキシジン溶液によるうがいは院内感染を減らす 院内感染を引き起こす主な原因の一つが、患者自身の鼻粘膜などに定着している病原菌だ。オランダ・アムステルダム大学のPatrique Segers氏らは、心臓手術を受ける患者に対し、周術期にグルコン酸クロルヘキシジンで咽頭鼻部と咽頭口部の殺菌を行うと、術後の院内感染のほか、下気道感染、深在性の… 2007/01/09 感染症
放医研の重粒子線治療、3000人突破 患者負担少なく、外科治療と並ぶ固形癌治療の第1選択肢も視野に 放射線医学総合研究所は2006年12月28日、重粒子医科学センターで実施している重粒子線治療の登録患者数が治療開始以来、延べ3000人を突破したと発表した。 2007/01/09 癌
新型インフル大流行で6200万人死亡 パンデミックの犠牲者推定、96%は途上国の住民に インフルエンザ大流行(パンデミック)が発生した場合の世界的な死者数の予測値は、200万人から10億人と非常に幅広い。米ハーバード大学のChristopher JL Murray氏らは、1918~1920年のパンデミック(スペインかぜ)時の登録を基に、2004年に同様のウイルス株によるパンデミックが発生した場合の… 2007/01/09 感染症
Web検索は正確な診断に貢献する インターネット検索は、難しい症例の正確な診断に貢献する――。こんな研究成果がBritish Medical Journal(BMJ)誌に報告された。オーストラリア プリンセス・アレクサンドラ病院のHangwi Tang氏らの研究で、New England Journal of Medicine(NEJM)誌の症例報告に掲載された26例について、正式… 2007/01/05 医療情報
ワクチン集団接種は流行抑制に有効 学校でのインフルエンザワクチン集団接種で家庭の発症が有意に低下 学校におけるワクチン集団接種が、家庭内のインフルエンザ流行を防ぐ効果があることが、米国の研究で示唆された。集団接種を行った小学校と行わなかった小学校の児童の家庭を比較したところ、接種校の児童の家庭では、インフルエンザ様症状や受診の頻度が有意に減少したという。米メリーランド大… 2007/01/05 感染症
12月の閲覧ランキングー最も読まれた記事は? 「病院前で患者が抗議の焼身自殺」が第1位に 「病院前で患者が抗議の焼身自殺」が12月の第1位でした。これは、医療事故後、病院側の対応に不満を抱いた患者が、病院の前で焼身自殺を図った経緯をまとめた記事です。事故後の対応がいかに重要かを物語る事例として取り上げました。… 2007/01/04 その他