抗うつ薬で自殺企図増えるが総死亡は減 SSRIによる心血管死抑制が影響与えている可能性 自殺企図者に対して、抗うつ薬の使用と自殺の関係を調べた新たなコホート研究の結果、抗うつ薬使用中は自殺企図リスクが上昇するが、自殺完遂リスクは逆に減少すること、特に選択的セロトニン再吸収阻害剤(SSRIs)の使用は、主に心血管系死を減らすことにより、死亡率低下をもたらすことが明らか… 2006/12/28 精神・神経
米で市販感冒薬などに新たな警告表示 アセトアミノフェンの肝障害リスクとNSAIDsの胃出血リスク明示へ 米食品医薬品局(FDA)は12月19日、アセトアミノフェンや非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を含む一般用医薬品に、肝臓傷害を起こすリスクや胃出血リスクがあることをラベルに明示するようメーカーに求める新たな規定を発表した。… 2006/12/20 医薬品
宮崎県で前週に続きインフル注意報 全国の定点当たり報告数は0.15に増加、インフルエンザレベルマップ49週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが発表したインフルエンザレベルマップ第49週分(2006年12月4日~12月10日)によると、宮崎県北部の延岡保健所管轄地域では前週からさらに患者数が増加し、インフルエンザの定点当たり報告数(医療機関当たりの患者数)が引き続き注意報レベルを超えている。… 2006/12/20 感染症
12月初旬は岐阜でインフル感染者多い 学校インフルエンザ速報から第5報から 国立感染症研究所の感染症情報センターが12月18日に発表した12月15日付けのインフルエンザ様疾患発生報告の2006-2007年シーズン第5報によると、12月3日~12月9日には、愛知県と岐阜県から報告があった。 2006/12/20 感染症
ノロウイルスで十二指腸上皮が全滅する ノロウイルスに感染すると18~48時間の潜伏期の後、嘔吐や下痢、発熱などの症状を呈する。多くの患者は1~3日で軽快するが、患者にとっては著しく不快な上、吐物などを介して容易に感染が広がるため、たちの悪い感染症と言える。ノロウイルス感染の仕組みについて、国立感染症研究所・感染症情報… 2006/12/19 感染症
クロピド長期投与はDES患者に有益 6カ月以上の投与で死亡や心筋梗塞の発生を抑制 薬剤溶出ステント(DES)とベアメタルステント(BMS)の留置を受けた患者で、クロピドグレルの使用の有無によるイベント発生率の違いを比較したところ、DES群では、クロピドグレルの6カ月以上の使用が有意な死亡率減少、死亡または心筋梗塞発生率の減少を引き起こすことが示された。米デューク大… 2006/12/11 循環器
インフルワクチン接種で感染リスク減少 毎年の予防接種受けると高齢者の下気道感染が3分の2に インフルエンザワクチンの初回接種と再接種が下気道感染(LRTI:lower respiratory tract infection)の罹患率に及ぼす影響を調べた研究で、再接種は、合併疾患がない高齢者の下気道感染リスクを3分の2に減少させることが示された。地域に暮らす高齢者の開業医受診記録をもとにした研究で、オラン… 2006/12/11 感染症
【企業提供】 腰部脊柱管狭窄症は内科医にも身近な疾患 鑑別では閉塞性動脈硬化症が重要、治療はまず保存的に 第55回日本農村医学会学術総会 が10月に名古屋で開催され、名古屋大学医学部整形外科学教室助教授の松山幸弘氏がランチョンセミナーにおいて「腰部脊柱管狭窄症の診断と治療」と題して以下のような講演を行った。… 2006/12/11 骨・関節・筋
リモナバンは2型糖尿病の肥満にも有効 体重減少と心血管・メタボ危険因子を改善 抗肥満薬のリモナバンが、2型糖尿病患者の肥満と血糖値の改善に有効であることが、臨床試験の結果、新たに示された。ベルギーLiege大学のAndreacute J Scheen氏らが、2型糖尿病で肥満または過体重の患者にリモナバンを投与した無作為化試験の研究成果で、Lancet誌2006年11月11日号に報告された。… 2006/12/08 循環器
広島、宮崎でインフル流行やや多い 全国の定点報告数は267件に増加、インフルエンザレベルマップ47週分から インフルエンザレベルマップ第47週分(2006年11月20日~11月26日)によると、インフルエンザの流行レベルはまだ低く、注意報レベル、警報レベルを超えた保健所管轄地域はまだない。全国のインフルエンザ定点(約5000カ所)からの報告数は267件と増えたが、定点当たり報告数(医療機関当たりの患者… 2006/12/08 感染症
学級閉鎖などは岐阜、滋賀のみ 学校インフルエンザ速報から第3報から 11月19日~11月25日には、全国の学校などにおける児童・生徒の患者発生はまだ限られており、岐阜県と滋賀県の報告のみだった。岐阜県では新たに37人の患者が発生し、その全員が欠席した。滋賀県では24人の患者が発生、12人が欠席した。… 2006/12/08 感染症
【企業提供】 セフェム系薬の高用量・短期間投与に有効性 第38回 日本小児感染症学会学術総会において、外房こどもクリニック(千葉県いずみ市)院長の黒木春郎氏は、セフテラムピボキシル(Cefteram pivoxil;CFTM)細粒の高用量投薬の有効性・安全性と、他の経口セフェム薬の常用量投薬の安全性について発表した。… 2006/12/08 感染症
抗癌剤による口内炎がケラチノサイト成長因子で減少 米John Wayne Cancer InsituteとAmgen社のグループが、組み換えヒト・ケラチノサイト成長因子(KGF)が、抗癌剤による口内炎の発生頻度を減らしたとする臨床試験の結果を専門誌(J.Clin.Ocol.)に報告した。口内炎を含む粘膜障害は、抗癌剤の用量制限要因(DLF)となっており、KGFによる治療方法が… 2006/12/05 癌
感染性胃腸炎、大阪府だけで11人死亡 感染性胃腸炎が流行している大阪では、高齢者の死亡が相次いでいる。12月3日には、豊中市の社会福祉施設に入所していた79歳の女性が、感染性胃腸炎の症状を呈した後、肺炎で死亡した。この女性を含め、11月以降に感染性胃腸炎の集団感染に関連した高齢者の死亡は、12月4日までに大阪府と大阪市、… 2006/12/05 感染症
【企業提供】 G.I.net(ジー・アイ・ネット)がオープン 機能性消化管障害に関する総合情報サイト 機能性ディスペプシア(FD)、過敏性腸症候群(IBS)に代表される機能性消化管障害(FGID)は、現代のストレス社会を反映して増加しており、現代病の一つとして注目されている。また、機能性消化管障害は生命を脅かすものではないが、患者のQOLを損なう疾患であり、QOLを重視した医療へとシフトし… 2006/12/04 消化器
中耳炎への抗菌薬、どんな患者に有益? 急性中耳炎は、小児に抗菌薬を処方する疾患として最も一般的だが、系統的レビューの結果は、一般に抗菌薬投与の有益性が低いことを示唆している。しかし、オランダ・ユトレヒト大学のMaroeska M. Rovers氏らはメタ分析の結果から、耳漏のある患者か、2歳未満で両側に中耳炎がある患者では、治療必… 2006/12/04 感染症
11月の閲覧ランキングー最も読まれた記事は? 「なぜ、あのクリニックは流行らないのか?」が第1位に 新連載「患者にモテる医者になる!」の第1回目「なぜ、あのクリニックは流行らないのか?」が11月のトップになりました。「モテる」「流行る」のは、患者が医師を評価している証し。患者が医療機関や医師のどこを見ているのか、患者に慕われ信頼を得るにはどうすればいいのか、といった辺りはどの… 2006/12/01 その他
インフルエンザの全国定点報告数は154件 インフルエンザレベルマップ第46週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが11月28日に発表したインフルエンザ流行レベルマップ2006年第46週分によると、11月13日~11月19日のインフルエンザの全定点からの報告数は154件、定点当たり報告数(医療機関当たりの患者数)は全国平均で0.03と、まだ流行レベルを大きく下回っている。… 2006/12/01 感染症