スタチン投与で体内のCoQ10が減少 サプリメントによる補充の要否は今後の課題 金沢大大学院医学系研究科脂質研究講座教授の馬渕宏氏らは、高コレステロール血症患者にスタチンを投与すると体内でコエンザイムQ10(CoQ10)の合成量が減るが、CoQ10サプリメントの摂取によってそれを補充できることを二重盲検比較試験で示した。この結果を、5月19日、東京都内で開催された第6回… 2006/05/31 循環器
新型インフル用国産ワクチン開発へ ヒト-ヒト感染で医療従事者に接種を想定 インドネシアで集団感染が報告されるなど(関連記事)、H5N1型インフルエンザウイルスが全世界に勢力を拡大しつつある状況の中で、H5N1型インフルエンザのワクチン開発は急務だ。そのワクチン開発を後押しするため、厚生労働省は5月24日の審議会で、新型インフルエンザのワクチン「沈降インフルエ… 2006/05/31 感染症
【第49回日本糖尿病学会年次学術集会速報】 自己採血、小指と薬指の側面が痛くない 毎日、何度も血糖値を測定する必要がある糖尿病患者では、採血の痛みに悩まされることが多い。痛がる人の多くは第2指(人差し指)や第3指(中指)の腹面で採血しているが、ボランティアによる比較試験の結果、一見痛そうな第5指(小指)や第4指(薬指)の側面の方が痛みが少ないことが確認された… 2006/05/30 代謝・内分泌
【第49回糖尿病学会年次学術集会速報】 “メタボ”の診断基準、女性腹囲は80cm程度が妥当か メタボリックシンドロームの診断基準の中で、女性の腹囲の基準値を現行よりも引き下げた方がよいのではないかとの見解が示された。5月25日~27日に開催された第49回日本糖尿病学会年次学術集会で、札幌医大第二内科教授の島本和明氏が発表した。… 2006/05/30 代謝・内分泌
【第49回糖尿病学会年次学術集会速報】 高齢胃潰瘍の陰に動脈硬化あり 「高齢発症の胃潰瘍には動脈硬化の関与がみられる」と指摘したのは仙台社会保険病院内科の原 右氏。東京・丸の内の東京国際フォーラムで5月25日~27日に開催された第49回糖尿病学会年次学術集会のポスターセッションで報告した。… 2006/05/29 循環器
処方せんの偽造・変造が横行 神経系に作用する薬剤が大半、神奈川県薬剤師会調査 神奈川県薬剤師会の調査で、精神刺激薬や抗不安薬、抗うつ薬などの処方せんの偽造が横行している実態が明らかになった。第29回日本プライマリ・ケア学会で、神奈川県薬剤師会理事で、同会のリスクマネージメント委員会の山村真一氏が発表した。… 2006/05/26 医薬品
H5N1集団感染、ウイルスの変異なし インドネシアの親族感染でウイルスの全遺伝子解析、タミフル耐性獲得も見られず 世界保健機関(WHO)は5月23日、インドネシアのスマトラ北部、カロ県で5月上旬に明らかになった鳥インフルエンザ(H5N1)集団感染で、患者の検体から採取したウイルスの全遺伝子解析を実施した結果、ヒトあるいはブタに感染するインフルエンザウイルスの遺伝子が交じった形跡はなく、オセルタミビ… 2006/05/25 感染症
術後被覆材、早めに取っても感染増えず 高温多湿環境では被覆材が細菌の温床になる可能性 術後の縫合部の管理は通常、48時間は被覆材でカバーし、創を乾いた状態に保つ方法が用いられている。しかし、高温多湿の環境では、被覆材が汗で湿って細菌の繁殖に好適な環境を作り出す可能性がある。熱帯地域の一般診療現場で、標準的な管理法と12時間以内に被覆材を除去し、入浴を認めた場合の… 2006/05/25 感染症
インフルエンザ、B型の報告が増加 注意報レベル以上は2地域に、インフルエンザレベルマップ2006年19週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月23日に発表したインフルエンザレベルマップ第19週分(2006年5月8日~5月14日)によると、インフルエンザ様疾患の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)の全国平均値は、18週に比べて減少し、0.61になった。注意報レベルのみ超えている地域は、新… 2006/05/25 感染症
母斑・ほくろの陰に非良性色素細胞性病変が1割 悪性腫瘍は1%、札幌皮膚病理研究所の調査(5/30 訂正) 色素性母斑やほくろなどの良性色素細胞性病変であると臨床診断された検体のうち、1割強は基底細胞癌や悪性黒色腫、有棘細胞癌などであることが分かった。札幌皮膚病理研究所(札幌市北区)の安齋眞一氏が、5月20~21日に札幌市で開催された第22回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会で発表した… 2006/05/24 皮膚科
大学病院での研修は5割弱、小児科が健闘 新研修制度第一期生の3年目の進路 臨床研修を修了した後の進路は、大学病院での勤務・研修が全体の48.6%と5割を下回った一方、市中病院は38.2%で、卒後臨床研修における「市中病院人気」が3年目以降の専門研修にも反映されていることが明らかになった。これは、厚生労働省の研究班が23日まとめた、2005年度「臨床研修に関する中… 2006/05/24 医師のキャリア
バイアグラが新生児肺高血圧の症状改善 新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)は、胎盤呼吸から肺呼吸への切り替えがうまくいかず、肺血管の血圧が下がって肺への血流が滞り、低酸素症が生じる病気だ。出生1000人あたり0.43人から6.8人に見られる。コロンビアNorte大学のHernando Baquero氏らは、ホスホジエステラーゼ5阻害剤のシルデナフィル… 2006/05/24 循環器
咽頭結膜熱、18週は減少するも高水準 感染症週報第17、18週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月19日に公表した2006年第17週、18週(4月24日~5月7日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、連休の第18週には減少したものの、咽頭結膜熱は引き続き過去10年の同時期の最高値を上回った。… 2006/05/24 感染症
WHO事務局長、年次総会直前に急死 世界保健機関(WHO)は、事務局長の李鍾郁(リー・ジョンウク)氏が5月22日朝、急死したと発表した。61歳だった。李氏は20日午後に突然体調を崩してジュネーブの病院に緊急入院し、硬膜下血腫を除去する手術を受けていた。同日開幕したWHO総会では李氏の死を悼んで黙祷が行われた。… 2006/05/23 その他
研修医は眠い、3割弱が頻繁な強い眠気 受け入れ病院は月間150時間の睡眠時間確保に配慮を(5/23 訂正) 研修医の約3割が週に3回以上、勤務中などに起きていられなくなった経験があることがわかった。ロジスティック回帰分析の結果、こうした過度の眠気は月間睡眠時間150時間を確保できるかどうかが、有意な因子になっていた。北里大大学院労働衛生学の和田耕治氏らが、5月12日に開催された日本産業衛… 2006/05/22 精神・神経
インドネシアで鳥インフルさらに1人 世界保健機関(WHO)は5月19日、インドネシア保健省が新たな鳥インフルエンザ(H5N1)感染確定例が1人発生したと発表した。患者はジャカルタ西部在住の12歳の少年で、5月7日に入院したが同月13日に死亡した。インドネシアではヒト感染が相次いでおり、累計患者数は41人に達した。そのうち32人が死… 2006/05/22 感染症
新幹線の販売員、規準超える受動喫煙 規準の11倍、勤務時間の8割準超えるケースも 喫煙車が接続された新幹線の車内で働く販売員や車掌などは、健康増進法で定めている環境基準の3~11倍の濃度のタバコ煙に曝されていることが分かった。しかも喫煙車に隣接するデッキや隣の車両にも煙が漏れていて、基準値を上回る受動喫煙は最大で勤務時間の8割にのぼっていた。東京大大学院国際… 2006/05/22 呼吸器
【第79回日本内分泌学会学術総会速報】 ANP投与が末梢動脈閉塞に有効 京都大学医学部大学院医学研究科教授の中尾一和氏らの研究グループは、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)を末梢動脈閉塞患者に投与する臨床試験で有望な結果が得られていることを明らかにした。成果は5月19日~21日に神戸市で開催された第79回日本内分泌学会学術総会で研究グループの朴貴典氏… 2006/05/22 循環器
【第79回日本内分泌学会学術総会速報】 ステロイド性骨折予防にVDとアレンドロネート併用が有効 産業医科大学医学部第一内科学講師の岡田洋右氏(写真)、教授の田中良哉氏らの研究グループは、大量ステロイド投与を行う場合には、治療開始時からビタミンDとアレンドロネートの同時予防投与を行うことが骨粗鬆症化制御・骨折予防に重要であることを見出した。… 2006/05/22 骨・関節・筋
【第79回日本整形外科学会学術総会速報】 野球肘の早期発見に超音波検査が有効 少年野球の練習場で検査可能、X線と全例一致 少年野球の選手で肘痛がある場合、高率で野球肘がみられる。練習場などに持ち込んで検査ができる超音波診断は、X線検査との一致率も高く、野球肘の早期発見に有効であることが明らかになった。山形大整形外科の原田幹生氏らが、5月20日の一般口演「スポーツ」で報告した。… 2006/05/20 骨・関節・筋
【第79回日本整形外科学会学術総会速報】 大学研修、指導医のケアが課題 “教育は雑用”観の払拭が必要 新研修制度の課題については、今春も多くの学会で重要なテーマとして取り上げられている。今期整形外科学会でも、5月19日のパネルディスカッション「臨床研修制度と整形外科」で、整形外科研修の必修化を中心に熱心な討議が行われた。… 2006/05/20 医師のキャリア
肺炎球菌ワクチン、集団免疫に有効 接種対象外の2カ月未満児でも発症率減少、米で初めて確認 乳幼児で時に重症の髄膜炎や敗血症などを引き起こす肺炎球菌に対し、米国で承認されている7価肺炎球菌ワクチン(PCV7)による集団免疫が、ワクチン接種勧奨年齢以下の0~60日の乳児においても、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の発症を約4割減少させることがわかった。ワクチン接種を受けない新生児… 2006/05/19 感染症
エジプトで14人目のH5N1感染死者 世界保健機関(WHO)が5月18日にエジプト保健省の発表として伝えたところによると、同国で鳥インフルエンザ(H5N1)の感染確定例が新たに確認された。患者はアル・ミンヤ州在住の75歳の女性で、5月11日に発症し、18日に死亡した。病鳥との接触が確認されているという。これで同国のH5N1感染・発症… 2006/05/19 感染症
インドネシアで最多のH5N1集団感染 親族7人が感染・発症、限定的なヒトーヒト感染否定できず 世界保健機関(WHO)は5月18日、インドネシア保健省が新たに7人のH5N1ウイルス感染を確認したと発表した。このうち6人が死亡している 注)。7人の感染者のうちの6人と感染が未確認のまま死亡した別の1人は同一の親族で、他国を含め、過去最多のH5N1集団感染になったもようだ。… 2006/05/19 感染症
脳卒中後の認知症リスクが増えている 脳卒中の死亡率は減ったが生存者の認知症リスクは上昇、米国の研究 米国では、脳卒中死亡率が大幅に減少した一方で、脳卒中後1年間の脳血管性認知症の罹患率が急上昇している。脳卒中患者の生存率向上が、認知症罹患率にどのような影響を与えているかを調べた米Duke大学のSvetlana Ukraintseva氏らは、1984~1990年に比べ、1991~2000年には認知症罹患率が3.68倍に… 2006/05/19 精神・神経
麻疹流行、茨城県の入院者は計15人に 茨城県は5月17日夜、同県南部を中心に発生している麻疹流行の最新状況を公表した。それによると、これまでに疑い例を含め、同県内で88人の患者が発生し、15人が入院していたことがわかった。 2006/05/18 感染症
【第79回日本整形外科学会学術総会速報】 ステロイド性大腿骨頭壊死にCYP3A4が関与 ステロイド薬の重大な副作用の一つに大腿骨頭壊死があるが、その発現には個人差が大きいことが知られている。この個人差は、主に肝薬物代謝酵素チトクロームP450 3A4の活性の違いによるものであるとする研究結果が発表された。第79回日本整形外科学術総会のポスター発表で、大阪市立大整形外科の… 2006/05/18 骨・関節・筋
禁煙治療薬バレニクリン、米で承認 今年6月にも発売へ 米ファイザー社は5月11日、開発を進めてきた経口禁煙治療薬「バレニクリン」(商品名 チャンティックス)が同日付で米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたと発表した。米国での発売は「今年6月以降」という。優先審査が認められたという経緯もあり、早期の発売が見込まれる。… 2006/05/18 呼吸器
【第79回日本整形外科学会学術総会速報】 ヒップガードで骨折を45%予防 高齢者の転倒による大腿骨頸部骨折は、ヒッププロテクター(ヒップガード)の装着で約45%が予防できる--。5月18日から横浜で開催されている第79回日本整形外科学会学術総会において、大阪市立大学大学院医学研究科リウマチ外科学助教授の小池達也氏が、国内初の大規模無作為化比較試験の結果と… 2006/05/18 骨・関節・筋
【第79回日本整形外科学会学術総会速報】 切断指の再接着は「痛み」も軽減 指尖部完全切断例の治療では、通常、切断指を再接合する「再接着術」か、断端を皮膚で覆う「断端形成術」かのどちらかが選択されるが、再接着術の方が日常生活での指尖部の痛みが少ないことが明らかになった。… 2006/05/18 骨・関節・筋
インドネシアでH5N1感染新たに5人 インドネシア保健省は5月16日、世界保健機関(WHO)が確認した鳥インフルエンザ(H5N1)確定例が新たに5人発生したことを明らかにした。患者はスマトラ北部在住者4人とジャワ西部在住者1人で、全員死亡した。ほかに2人の検査が香港のWHO協力研究機関で進められており、結果を待っている段階という… 2006/05/17 感染症
アンゴラで大規模なコレラ流行 世界保健機関(WHO)によれば、アフリカ南部のアンゴラで大規模なコレラの流行が発生している。発症者数は今年2月19日から5月8日までに3万612人を数え、うち1156人が死亡した。致死率は4%に達している。患者の50%は首都ルアンダ地域で発生している。WHOでは7トンの物資を緊急輸送したほか、疫学… 2006/05/17 感染症
インフルエンザ、富良野、釧路で警報 注意報レベル以上は4道府県、インフルエンザレベルマップ2006年18週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月16日に発表したインフルエンザレベルマップ第18週分(2006年5月1日~5月7日)によると、インフルエンザ様疾患の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)の全国平均値は、17週に比べて微減し、0.94になった。… 2006/05/17 感染症
鉛汚染がひと目で分かるスプレーが威力 入浴後の手指や吸い殻からも検出、鉛作業者の自覚向上に効果 硫化鉛が黒色を呈することを利用した簡便な「鉛検出スプレー」が、鉛汚染とその除去の必要性を作業者に自覚してもらうのに役立っている。帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座主任教授の矢野栄二氏が、5月9日~13日に仙台市で開催された産業衛生学会のポスターセッションで報告した。… 2006/05/16 その他
A群溶連菌咽頭炎、咽頭結膜熱が増加 感染症週報第16週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月12日に公表した2006年第16週(4月17日~4月23日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が前週に引き続き増加した。溶連菌咽頭炎と咽頭結膜熱は、本週も過去10年の同時期の最高値を上回っている。… 2006/05/15 感染症
茨城の麻疹流行、千葉にも飛び火か ワクチン接種者の罹患多い特徴、感染研が流行拡大の懸念表明 茨城県南部では4月初旬から連休明けにかけて70人を超える比較的大きな麻疹(はしか)の流行が発生しているが、千葉県北部でも麻疹の集団発生が起きていることが明らかになった。国立感染症研究所の感染症情報センターは「今後、東関東を中心とした麻疹発生地域の拡大、患者数の増加が懸念される」… 2006/05/15 感染症
ホルモン非感受性乳癌の予後が大幅改善 化学療法の進歩で死亡、再発リスクが12年で半減 ホルモン療法に反応しないエストロゲン受容体(ER)陰性の乳癌は、ER陽性乳癌に比べ、切除後の予後が悪いと考えられてきた。が、近年の化学療法の進歩で、ER陰性患者の再発率と死亡率も着実に減少している。1985年時点と1997年時点の治療のアウトカムを後ろ向きに比較したところ、ER陰性患者では… 2006/05/15 癌
ジブチ共和国で初の鳥インフル患者発生 世界保健機関(WHO)が伝えるところによると、アフリカ中東部のジブチ共和国保健省は5月12日、同国で初の鳥インフルエンザ(H5N1)患者が発生したことを明らかにした。2003年以降、アフリカではエジプトに続いて2カ国目、世界では10カ国目のヒト感染発生となる。… 2006/05/14 感染症
インフルエンザ増加、7府県で注意報 インフルエンザレベルマップ2006年17週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月11日に発表したインフルエンザレベルマップ第17週分(2006年4月23日~4月30日)によると、インフルエンザ様疾患の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)の全国平均値は、ここにきて2週連続で増加し、0.97になった。… 2006/05/12 感染症
茨城県で麻疹の局地流行、70人突破 医療機関における2次感染防止の徹底を県が要請 茨城県南部の牛久市と取手市で比較的規模の大きい麻疹(はしか)の流行が起きている。4月初旬からの1カ月余りで患者数は70人を突破した。5月8日までの入院患者は13人、このうち5人は現在も入院中だ。連休明けの現在も患者が発生しており、今のところ、終息には至っていない。県では国立感染症研究… 2006/05/11 感染症
豆ダイエット被害の原因はレクチンか 番組紹介の白インゲンダイエット被害は数百件に、TBSがホームページで告知・謝罪 TBSは5月9日、番組の中で取り上げたダイエット法で多数の人が嘔吐・下痢などに苦しんでいることについて、同社ホームページなどで謝罪するとともに、番組で紹介した調理方法によるダイエットは控えてほしいとしている。同社に対する問い合わせや苦情の件数は9日午後3時の時点で650件にのぼるとい… 2006/05/10 消化器
高齢者へのガチフロ投与で血糖値異常 糖尿病患者は特にハイリスク、高血糖リスクはマクロライド系の約24倍にも カナダの高齢者140万人の医療歴を調べた研究で、抗菌薬としてガチフロキサシン(GFLX)を投与した場合、他の抗菌薬に比べ、血糖異常が起きる頻度が有意に高いことが判明した。 2006/05/10 代謝・内分泌
サノフィ、クロピドグレルを発売 サノフィ・アベンティスは5月8日、経口抗血小板薬のクロピドグレル(商品名 プラビックス)を発売した。効能・効果は「虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制」。75mg錠と25mg錠の2剤形がある。クロピドグレルは今年1月23日に承認され、4月28日に薬価収載された。薬価は75mg錠が2… 2006/05/09 循環器
高齢者の骨折後安静、短いほど予後良好 安静期間が短いと6カ月後の死亡率が減少 平均年齢83歳の大腿骨頚部骨折患者を対象に、安静期間が機能回復と死亡率にどのように影響するかを調べたところ、安静期間が短い人の方が、術後2カ月の時点の身体機能が高く、半年後の死亡率も有意に低いことが分かった。米Mount Sinai医科大学のAlbert L. Siu氏らの研究で、詳細は、Archives of … 2006/05/09 骨・関節・筋
インドネシアで25人目のH5N1感染死 世界保健機関(WHO)が5月8日、インドネシア保健省の発表として伝えたところによると、インドネシアで新たな鳥インフルエンザ(H5N1)感染例が検査で確認された。患者は大ジャカルタ地域在住の30歳の男性で、4月17日に発症、21日に入院したが同月26日に死亡した。インドネシアのH5N1確定例はこれ… 2006/05/09 感染症
最新版up!「日経メディクイズ on the Web」 月刊誌『日経メディカル』で一番の人気コラム「日経メディクイズ」。そのオンライン版として、ご好評いただいている「日経メディクイズ on the Web」の最新版を掲載しました。 2006/05/09 医師のキャリア
子供用金属アクセに規制値超える鉛 米での誤飲死亡事故受け、厚労省が調査結果を発表 厚生労働省はこのほど、鉛を含有する金属製アクセサリー類に関する調査結果を発表、子ども向けの金属アクセサリーの半数以上に米国の暫定規制値を超える鉛が含まれている実態が明らかになった。この調査は米国で今年2月、小児が金属製のブレスレットを飲み込み、急性鉛中毒で死亡したことを受けて… 2006/05/08 小児科
飲酒・喫煙で大腸癌発症が約8歳早まる 飲酒・喫煙者には早期の検診開始を提言、米国の研究 約16万人の大腸癌患者を飲酒歴と喫煙歴で分類、大腸癌診断時の年齢との関係を調べたところ、飲酒も喫煙もしない人に比べ、飲酒者、喫煙者とも5.2歳、飲酒、喫煙の両方をたしなむ人では7.8歳若い段階で大腸癌と診断されていたことが明らかになった。飲酒と喫煙は大腸癌の危険因子であることは知ら… 2006/05/08 消化器
デンカ生研 インフルワクチン製造ラインを増設へ デンカ生研は、年間約1000万本のインフルエンザワクチン生産が可能な製造ライン増設に踏み切る。既存設備の生産能力は年間約600万本なので、製造能力は3倍近くになる。増設分だけで2005年度の国内総生産量(予定量)のほぼ5割に相当する規模で、「新型インフルエンザ発生を念頭に置いて計画した」… 2006/05/08 感染症
新型ワクチン、中耳炎予防に効果 肺炎球菌とインフルエンザ菌に起因する急性中耳炎を予防 これまで、幼児の急性中耳炎を広く予防できるワクチンはなかった。急性中耳炎の主な原因である肺炎球菌の莢膜多糖体とインフルエンザ菌のD蛋白質を組み合わせた新ワクチンを2歳未満の幼児に投与し、効果を評価したチェコ防衛大学のRoman Prymula氏らは、初回急性中耳炎の予防効果は33%、急性中耳… 2006/05/02 感染症
インフルエンザ報告数、やや増加 警報地域も新たに1カ所、インフルエンザレベルマップ第16週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが5月2日に発表したインフルエンザ流行レベルマップ2006年第16週分によると、4月17日~4月23日のインフルエンザの定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)は全国平均で0.87となり、前週の0.63から、やや増加した。… 2006/05/02 感染症
4月の閲覧ランキング-最も読まれた記事は? こんな医者が嫌われる(医師編1)が第1位に 日経メディカル オンラインがオープンして、早くも1カ月がたちました。4月3日から30日までの閲覧ランキングで第1位になったのは「こんな医者が嫌われる(医師編1)」(4/10)。これは月刊誌『日経メディカル』4月号特集との連動企画で、「キライな医師」を医師にアンケートした結果です。… 2006/05/01 その他
A群溶連菌咽頭炎は5週ぶりに増加 感染症週報第15週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが4月28日に公表した2006年第15週(4月10日~4月16日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は5週ぶりに増加した。本週も過去10年の同時期の最高値を上回る水準になっている。… 2006/05/01 感染症