頸動脈狭窄患者のクロピドグレル+アスピリン併用 アスピリン単独に比べ脳虚血再発リスクが4割減少 英St George大学医学部のHugh S. Markus氏らは、欧州4カ国で、症候性頸動脈狭窄患者の脳虚血再発リスク低減におけるクロピドグレルとアスピリン併用の効果をアスピリン単独と比較する多施設試験を行った。経頭蓋超音波ドプラ(TCD)検査によって検出される微小栓子シグナル(MES)をマーカーとした… 2005/04/28 循環器
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブの効果を予測する 末梢血mRNA発現による有効性予測アルゴリズムの検討 インフリキシマブ有効例を事前に予測できないのか? 残念ながら、サイトカインレベル、TNFプロモータ多型のアプローチ予測では困難という。埼玉医科大学総合医療センター竹内勤氏は、患者末梢血サンプルのmRNA発現を解析し、投与前後の遺伝子発現を調べることで、投与14週目の有効性を高率に予… 2005/04/28 骨・関節・筋
今シーズンのインフルエンザ脳症報告数は36人、例年の数分の1と少なめ 2004~2005年のインフルエンザシーズンは、1995年以来で最大の流行規模になったが、インフルエンザ脳症の患者数は、2005年第14週(4月4日~10日)までの累計で36人と、例年の100~300人に比べ、大幅に少なかった。… 2005/04/28 感染症
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブの効果判定や予測に、MRI・超音波診断を用いる 画像診断は非侵襲的に関節リウマチ(RA)の進行に関わる関節局所の炎症を客観的に評価できる信頼性の高い診断法である。いくつかの施設では、インフリキシマブの効果をMRIや超音波ドプラ法で評価しようという試みが行われている。札幌山の上病院リウマチ膠原病センターの神島保氏が造影MRIによる… 2005/04/28 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 抗TNFα製剤はDMARDと併用してこそ高い効果が期待できる 関節リウマチ(RA)の炎症反応は発症から5年間が非常に活発で、その後は相対的に低下する傾向がある。したがって、抗サイトカイン製剤などの積極的な治療により、発症後初期の炎症を確実に抑制する必要がある。Friedrich-Alexander大学のJoachim R. Kalden氏は、抗TNF製剤の単独投与ではこの炎症… 2005/04/28 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブ効果減弱例に白血球除去療法(LCAP)が有用 インフリキシマブは、RAに対して非常に効果が高い画期的な薬剤であるが、投与継続とともに効果が減弱する症例も一部散見され、そういった症例へのさらなる治療手段に難渋することもある。今回、このような例に「白血球除去療法(LCAP)」の併用を試み、有用であった症例を、天理よろづ相談所病院… 2005/04/28 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブは膜型TNFαを介した炎症反応も幅広く抑制することで、エタネルセプトと異なる作用を示す 本邦でも抗TNFα製剤であるインフリキシマブとエタネルセプトがRA治療に使用されるようになったが、クローン病に対しては前者のみが有効であるなど、両剤はその薬理作用において違いがあることが推察されている。九州大学大学院病態修復内科学の三苫弘喜氏は、両薬剤は可溶性TNFαを中和するとい… 2005/04/28 医薬品
「多角的な議論尽くすから実用になる」 英国の診療ガイドラインに見る順守促す仕組み 4月25日に都内で開かれた第1回Mindsセミナー「周産期・小児医療と診療ガイドライン」(主催:日本医療機能評価機構医療情報サービスセンター)で、来日中の英国NICE・国立母子保健共同研究所研究員の森臨太郎氏と、埼玉社会保険病院産婦人科部長の北井啓勝氏の2人が講演した。森氏は英国におけ… 2005/04/27 小児科
【薬と臨床試験を考える】 厚生労働省第4回未承認薬使用問題検討会議 ボルテゾミブ、ラロニダーゼ、ジアゾキサイドの3剤の対応決まる 4月27日に開かれた厚生労働省の第4回「未承認薬使用問題検討会議」では、ボルテゾミブ(対象疾患は多発性骨髄腫)、ラロニダーゼ(同、1型ムコ多糖症)、ジアゾキサイド(同、高インスリン血症による低血糖症)の3剤について、ワーキンググループでの検討結果を基に議論した。その結果を受け… 2005/04/27 医薬品
1歳未満死亡児に対する終末期の医師判断、半数が余命短縮を意図 オピオイドや致死的薬剤投与も実施――ベルギーの研究 小児科医が重篤な疾患を持つ新生児や幼児の終末期の判断(ELD)に直面する機会が増えているが、判断が行われる頻度や内容が明らかになることは少ない。小児の死に立ち会った医師に対する調査から、ELDが実施された症例の半数で、明確に余命短縮を意図した判断が行われていたことが判明した。オピ… 2005/04/27 小児科
【インフルエンザ速報】 警報レベルは35地域と前週の半分に、30都府県は注意報、警報ともなくなる:インフルエンザ流行レベルマップ2005年15週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが4月26日に発表した2005年第15週(4月11日~4月17日)のインフルエンザ流行レベルマップによると、警報レベル地域は第14週の74地域から半減し、全国584保健所管轄地域のうち、35地域だけとなった。注意報地域は前週の2地域から11地域に増えた。警報・注… 2005/04/27 感染症
米内科学会、肥満の薬物療法と外科的治療のガイドラインを発表 米国内科学会(ACP)のVincenza Snow氏らは、肥満患者に対する薬物療法および外科的治療のガイドラインをAnnals of Internal Medicine誌2005年4月5日号に報告した。全患者に食事療法と運動指導の実施を求めており、なお未達成の患者に対する薬物療法の適用を、またBMI=40以上の高度肥満者に対し… 2005/04/27 代謝・内分泌
厚労省が病院などの人員配置標準のあり方について論点を提示 厚生労働省は4月27日、社会保障審議会医療部会で、現在、病院や療養病床を持つ診療所に対して医療法が定めている人員配置標準の今後のあり方について、論点を提示した。その中で、人員配置標準を緩和もしくは廃止するかどうかも検討対象に含めた。… 2005/04/27 医療経営
気象庁、5月から紫外線状況をホームページで提供 気象庁は、5月17日から[ホームページhttp://www.jma.go.jp/]で紫外線情報を提供すると発表した。提供される情報は、紫外線予測情報、紫外線観測情報、紫外線解析情報の3種類。紫外線予測情報では、予想される天気を考慮して推定した紫外線(UV)インデックスの全国分布図を1日2回掲載する。ま… 2005/04/27 皮膚科
皮膚の老化にアセチルヒドロキシプロリンが有効 常磐薬品と岡山大、協和発酵の共同研究で確認 常磐薬品工業は、岡山大学皮膚科と協和発酵工業との共同研究で、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが、細胞の増殖に関わる遺伝子や腫瘍抑制遺伝子などを増加させることを発見、皮膚の老化防止に有用であると第30回日本研究皮膚科学会で発表した。… 2005/04/26 皮膚科
小児科医も介護問題を抱えている、介護しながら週40時間以上勤務が3割超 小児科医にとっても介護問題が深刻で、介護しながら週40時間以上勤務している医師が3割超もいることが明らかになった。4月22日、日本小児科学会のポスターセッションで、自治医科大学の上原里程氏(写真)らが発表した。… 2005/04/26 ライフスタイル
【連載:がんの検討会を読み解く その22】 がん専門医制度、一本化へ、“犬猿”の2学会が歩み寄り (日経メディカル4月10日号から) がん診療体制の均てん化を図るため、抗がん剤を使いこなせる専門医を育成することが急務となっているが、懸案であった2つのがん専門医制度の一本化が動き出した。4月13日、全国がん(成人病)センター協議会・教育委員長の土屋了介氏(国立がんセンター中央病院副院長)の仲裁で、日本医学界会… 2005/04/25 癌
新臨床研修制度で研修医の健康悪化に歯止め 睡眠時間が増加し、研修先滞在時間は減少 2004年度からスタートした新しい医師臨床研修制度の下で、研修医の睡眠時間が増える一方で研修先での滞在時間は減り、健康悪化の傾向に歯止めがかかりつつあることがわかった。滋賀医科大学社会医学講座の垰田和史氏らが、第78回日本産業衛生学会のポスターセッションで、4月21日に発表した。… 2005/04/25 医師のキャリア
【日本リウマチ学会2005速報】 世界で年間60万人以上に使用されているインフリキシマブ 積極的治療の有用性が次々と明らかに -「ATTRACT」「ASPIRE」「START」「iRAMT」 米国イリノイ大学の臨床准教授であり、米国Centocor社のメディカルアフェアを勤めるKeith Gilmer氏は、インフリキシマブのClinical Updateと題して、10年以上に及ぶインフリキシマブの臨床試験から、関節リウマチ治療におけるインフリキシマブの有用性について総括した。… 2005/04/25 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブ投与による結核発症例にインフリキシマブ再投与の可能性が示された 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターの松本智成氏は、インフリキシマブによる治療中に発症した結核が治癒した後、インフリキシマブ投与を再開して結核の再発なしに関節リウマチ(RA)のコントロールができている症例を、世界で初めて報告した。… 2005/04/25 感染症
【日本リウマチ学会2005速報】 難治性RAへの白血球除去療法、承認後1年で成績良好 多剤抵抗性の難治性関節リウマチ(RA)に対し、白血球除去療法(Leukocytapheresis:LCAP)の使用が承認されてから1年。2日目のポスターディスカッション1では、LCAPを導入した各施設から治療成績が報告され、おおむね良好な結果が示された。 … 2005/04/25 骨・関節・筋
咽頭結膜熱は横ばい、A群溶レン菌咽頭炎は減少:感染症週報第14週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが4月22日に公表した第14週(4月4日~4月10日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、咽頭結膜熱はほぼ横ばいとなり、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少した。… 2005/04/25 感染症
徹底した食事・運動療法で耐糖能異常者のメタボリックシンドローム発症率が約4割減少 耐糖能異常の人に対し、徹底した食事・運動療法を行うことで、メタボリックシンドロームの発症率が約4割減ることが明らかになった。耐糖能異常に対しメトフォルミンを投与することでもまた、同発症率が17%減少するようだ。これは耐糖能異常の2型糖尿病予防に関する無作為化プラセボ対照試験「D… 2005/04/25 代謝・内分泌
【日本リウマチ学会2005速報】 全身性若年性特発性関節炎に有望な新治療薬の登場間近 これまで、ステロイドや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)による対症的な治療法しかなかった原因不明の持続的な炎症性疾患である全身性若年性特発性関節炎(JIA)に、画期的な治療薬が登場するかもしれない。横浜市立大学小児科教授の横田俊平氏が、4月19日のポスターディスカッションで、トシリズ… 2005/04/25 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 日本の線維筋痛症は、疲労と抑うつが他国より強い傾向 原因不明の全身的な慢性疼痛が特徴の「線維筋痛症」。骨や関節に異常所見はないため、心因性の病気と疑われることもあり、確定診断されにくい。整形外科の専門医でさえ、3割程度しかこの病気をきちんと認識していないとされている。… 2005/04/25 精神・神経
“ウエスタン食”がNASHの原因? 飽和脂肪酸が多い食事で、マウスがNASHに アルコールを飲まないのに、アルコール性肝障害に似た症状を示すのが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)。今回、パリで開かれた欧州肝臓学会(4月13~17日)で、ベルギーのルーバンカトリック大学の研究者らは、NASHの原因が、肉類などの動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸などを多く含む“ウエ… 2005/04/22 消化器
【連載:がんの検討会を読み解く その21】 垣添座長が尾辻厚労大臣に報告書を提出 「対がん本部、がん戦略諮問会議、新・均てん化検討会」で推進へ 4月19日、厚生労働省の「がん医療水準均てん化の推進に関する検討会(以下、均てん化検討会)」の報告書を、同検討会座長の垣添忠生氏(国立がんセンター総長)が、厚生労働大臣の尾辻秀久氏(写真左)に手渡した。この報告書を受ける格好で、大臣が本部長になった「対がん本部」と、その対がん… 2005/04/22 癌
【薬と臨床試験を考える】 治験審査委員会(IRB)のシステムは改善が必要 厚生労働省第2回治験のあり方検討会から 新薬が世の中に出るためには、患者を被験者とする臨床試験(治験)が不可欠だ。1998年に治験を実施するためのルール(GCP)が現行方式に改められて以後、治験の届け出が減り、新薬がなかなか臨床現場で使えるようにならないという問題点が、従来からたびたび指摘されてきた。… 2005/04/22 医薬品
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブ使用時の副作用対策方法は米国専門医ではほぼ確立している 順天堂大学医学部非常勤講師であり、米国デンバーにある西コロラドリウマチセンターでリウマチ専門医として診療を行っているPeter Shane氏は、その豊富な使用経験に基づき米国での臨床現場におけるインフリキシマブ使用方法について解説した。… 2005/04/22 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 インフリキシマブ治療がRAの根本的治療となる可能性も 産業医科大学第一内科学講座の田中良哉氏によると、骨びらんのないRA患者に対してDMARD療法を2年間行ったにも関わらず、約60%で新規骨びらんの出現、すなわち関節破壊が進行していた。つまり従来のDMARD治療では炎症などの疾患活動性は抑制できても、半分以上の患者で関節破壊の進行が抑制でき… 2005/04/22 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 RA患者における身体機能障害を抑制するには、ガイドラインの基準より広い範囲の患者にインフリキシマブを使用すべき「J-ARAMIS」 J-ARAMISは、東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターで5年間にわたり実施されている前向きコホート研究である。毎年2回の調査を行い、毎回4500名の関節リウマチ(RA)患者の情報を集積、97%と高い回収率を特徴としている。当研究の主管である山中寿氏は、身体機能障害の進展を防ぐに… 2005/04/22 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 ポータブルMRIによる骨びらんの早期発見とインフリキシマブの積極的な投与、早期から積極的治療を行えば、びらんの治癒も 米国リウマチ学会(ACR)のRecommendationが示すように、関節リウマチ(RA)による関節破壊の進行や身体機能障害を防ぐには、早期診断ならびに速やかなDMARDの投与開始が重要である。また治療ゴールは疾患活動性を抑えて寛解を導入することであり、同時に関節破壊についても常に視野に入れて治療… 2005/04/22 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 白血球除去療法は腸管ベーチェット病にも効果あり これまで、潰瘍性大腸炎やクローン病に対して有効との評価が確立している白血球除去療法(LCAP)が、難治性の腸管ベーチェット病に対する治療法としても有望である可能性が示された。国立国際医療センター膠原病科の長汐千秋氏が、4月19日のポスターディスカッションで1症例を報告した。… 2005/04/22 学会ダイジェスト
喫煙者はタバコの害に楽天的 肺癌にかかるリスク低い、かかっても治る確率高いと認識-米国研究 米国Rutgers大学のNeil D Weinstein氏らは、電話調査の結果を基に、喫煙者は、非喫煙者や禁煙者に比べ、タバコの害を正しく認識していないことを明らかにした。詳細はTobacco Control誌2月号に報告された。 2005/04/21 呼吸器
【日本リウマチ学会2005速報】 電気刺激でMTXの抗炎症効果を局所的に高める手法 関節炎の有意な改善で効果を確認 癌の治療などに用いられる「電気穿孔法」によって、抗リウマチ薬メトトレキサート(MTX)の抗炎症効果を局所的に増強できることが、動物実験で確認された。大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学の多田昌弘氏は4月20日のポスターセッションで発表した。… 2005/04/21 骨・関節・筋
オーラルセックスは安全で罪悪感少ない 米国ローティーンのSEX感覚、580人の調査で明らかに これまで、米国の10代の若者たちの多くがオーラルセックスを行っているという報告が複数あったにもかかわらず、この年代の性行為を対象とした研究は膣性交に関するものばかりだった。しかし、中学3年生(9年生)対象にした調査の結果、米国のローティーンは口腔性交をより多く体験し、安全で罪… 2005/04/21 感染症
【日本リウマチ学会2005速報】 関節リウマチ患者の7割近くが「薬は怖いと思う」 関節リウマチ(RA)患者は、薬の服用方法の理解度が高く服薬の必要性も自覚しているが、その反面、RA患者の7割弱が「薬は怖いと思う」と回答するなど、CSなどの薬に対する不安も抱えていることが分かった。国立病院機構横浜医療センターの佐藤久恵氏らが4月18日のポスターセッションで発表した… 2005/04/21 骨・関節・筋
老人性のシミや肝斑にのんで効くトラネキサム酸配合薬、第一製薬が開発 第一製薬は4月20日、トラネキサム酸の経口投与がシミなどの改善に有効であることを臨床試験で確認したと発表した。トラネキサム酸は抗炎症作用や止血作用などを目的として各種の医薬品に配合されているが、肝斑に効果があるという報告が複数の文献に紹介されているという。… 2005/04/21 皮膚科
【日本リウマチ学会2005速報】 RAの季節変動を確認、秋から春にかけて悪化、春から秋にかけて改善 関節リウマチの症状は、秋から春にかけては悪化し、春から秋にかけては改善する--。日本の大規模コホート試験「J-ARAMIS」の結果、こうした季節変動の存在が確かめられた。関節リウマチ(RA)患者の症状に季節変動があることは日常診療で経験することが少なくないが、それが裏付けられたわけだ… 2005/04/21 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 RAの季節変動を確認、秋から春にかけて悪化、春から秋にかけて改善 関節リウマチの症状は、秋から春にかけては悪化し、春から秋にかけては改善する--。日本の大規模コホート試験「J-ARAMIS」の結果、こうした季節変動の存在が確かめられた。関節リウマチ(RA)患者の症状に季節変動があることは日常診療で経験することが少なくないが、それが裏付けられたわけだ… 2005/04/21 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 関節リウマチを疑うが診断基準を満たさないとき、抗CCP抗体陽性であれば抗リウマチ薬治療を開始すべき 関節リウマチが疑われるが診断基準を満たさない症例は少なくない。このような場合は、早期診断での有用性が評価されている血清マーカー、抗シトルリン化タンパク抗体(抗CCP抗体)に着目し、「抗CCP抗体陽性であれば抗リウマチ薬治療を開始すべき」とする見解が報告された。4月20日のシンポジウ… 2005/04/21 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 レフルノミドの肺障害、早期発見のポイント 呼吸器症状・発熱・リンパ球減少・CRP再上昇に要注意 ワークショップ3「レフルノミドの肺障害」の後半は、東京都立駒込病院アレルギー膠原病科部長の猪熊茂子氏らが、レフルノミドによる副作用と判断された間質性肺炎24例について、臨床所見と画像所見の特徴を詳しく報告した。… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 投与患者の1.2%が間質性肺炎を発症、6割近くが死亡 レフルノミドによる肺障害:学会調査委が初の詳細報告 2003年9月の発売以降、肺障害(間質性肺炎)の多発が問題となっていた抗リウマチ薬のレフルノミド(商品名:アラバ)について、海外では40万人に対する投与でわずか0.02%と低かった間質性肺炎の発症率が、日本人では実に60倍の1.2%と高率に発生していたことが判明した。日本リウマチ学会調査研… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 投与患者の1.2%が間質性肺炎を発症、6割近くが死亡 レフルノミドによる肺障害:学会調査委が初の詳細報告 2003年9月の発売以降、肺障害(間質性肺炎)の多発が問題となっていた抗リウマチ薬のレフルノミド(商品名:アラバ)について、海外では40万人に対する投与でわずか0.02%と低かった間質性肺炎の発症率が、日本人では実に60倍の1.2%と高率に発生していたことが判明した。日本リウマチ学会調査研… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 MRIと血清マーカーを組み合わせた基準案、早期関節リウマチの鑑別診断に有用 関節リウマチの診断にMRIを導入し、さらに抗CCP抗体などの血清マーカーを組み合わせた早期関節リウマチの診断基準案が報告された。感度は82.5%、特異度は84.8%で、鑑別診断に有用であるという。長崎大学の玉井慎美氏らが4月18日、ポスターセッションで発表した。… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 MRIと血清マーカーを組み合わせた基準案、早期関節リウマチの鑑別診断に有用 関節リウマチの診断にMRIを導入し、さらに抗CCP抗体などの血清マーカーを組み合わせた早期関節リウマチの診断基準案が報告された。感度は82.5%、特異度は84.8%で、鑑別診断に有用であるという。長崎大学の玉井慎美氏らが4月18日、ポスターセッションで発表した。… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 リウマチに関する医療費は年々増加、だが積極的な治療は長期的に医療費削減につながりうる リウマチに関する医療費は年々増加傾向にあるが、長期的には積極的な治療により医療費の削減につながる--。東京女子医科大学が進めている大規模コホート試験「J-ARAMIS」により明らかになったもので、田中栄一氏らが4月18日のポスターセッションで報告した。… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 リウマチに関する医療費は年々増加、だが積極的な治療は長期的に医療費削減につながりうる リウマチに関する医療費は年々増加傾向にあるが、長期的には積極的な治療により医療費の削減につながる--。東京女子医科大学が進めている大規模コホート試験「J-ARAMIS」により明らかになったもので、田中栄一氏らが4月18日のポスターセッションで報告した。… 2005/04/20 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 70歳以上で発症した関節リウマチの特徴が明らかに 高齢で発症する関節リウマチ患者には、初診時に関節症状以外を訴える、合併症がある、リウマチ因子陽性率が低い--などの特徴があることが分かった。70歳以上で発症した症例群と、70歳未満で発症した症例群を比較検討した研究成果で、さいたま市立病院の広瀬立夫氏らが4月19日、ポスターセッシ… 2005/04/20 骨・関節・筋
ニキビや多毛症引き起こすアンドロゲン作用が弱い低用量ピル、国内でようやく発売 日本オルガノンは4月20日、低用量タイプの経口避妊薬「マーベロン21」を発売した。黄体ホルモンとして多毛症やニキビなどを起こすアンドロゲン作用が少ないデソゲストレルを含有する新タイプの低用量ピルとしては国内初の製品となる。… 2005/04/20 産婦人科
【インフルエンザ速報】 全国の警報地域は前週の3分の1の74地域に激減 関東全域含め21都府県で警報・注意報地域なくなる インフルエンザの流行が警報・注意報レベルを超えている地域は今週も大きく減少した。国立感染症研究所の感染症情報センターが発表した4月19日付けのインフルエンザ流行レベルマップによると、第14週(4月4日~4月10日)には全国584の保健所管轄地域のうち、警報レベルの地域は74地域、注意報… 2005/04/19 感染症
肺アスペルギルス症には外科手術も考慮を 自治医大助教授が呼吸器科学会で呼びかけ 自治医科大学呼吸器センターのグループが、薬物だけでは治療が困難な肺アスペルギルス症に対する外科治療の院内成績をまとめ、積極的に外科手術を考慮すべきとの結果をまとめ、4月14日から千葉県で開催された日本呼吸器科学会で報告した。発表した同大学大宮医療センター助教授の遠藤俊輔氏によ… 2005/04/19 呼吸器
メタボリックシンドロームに診断基準、内科系8学会が合同で作成 日本内科学会など8学会は4月10日、日本内科学会総会で、メタボリックシンドロームについての疾病概念および診断基準に関する記者会見を行った。メタボリックシンドロームとは、「動脈硬化性疾患のリスクが高い状況をスクリーニングする概念」であるとした。高脂血症や高血圧、高血糖など動脈硬… 2005/04/19 循環器
【日本リウマチ学会2005速報】 RA骨粗鬆症の骨折予防にはアレンドロネート、リセドロネートが有効 関節リウマチ(RA)に合併する骨粗鬆症において、骨折予防に最も有効な薬剤は何か?――この問いに対する一つの答えが、2日目のワークショップ5「骨粗鬆症の骨脆弱性と治療効果」で示された。国立病院機構相模原病院リウマチ科の中山久徳氏らのグループが、骨粗鬆症を有するRA患者などを対象に… 2005/04/19 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 RAの骨折、「疼痛あるが単純X線上異常なし」が36%、日常動作による脆弱性骨折が7割占める 関節リウマチ(RA)患者に合併する骨折の71%は日常生活の何気ない動作で生じる脆弱性骨折で、36%は疼痛があっても単純X線上では確認不能――。2日目のワークショップ5「骨粗鬆症の骨脆弱性と治療効果」では、大阪大学大学院器官制御外科学(整形外科学)の南平昭豪氏が、RA患者に伴う骨折の特… 2005/04/19 骨・関節・筋
【消化器病学会速報】 ピロリとNSAIDsは上部消化管出血の危険因子、ケースコントロール研究で裏付けが得られる ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、ともに上部消化管出血の危険因子であることが、日本で初めて、エビデンスレベルの高い研究で示された。4月14~16日に開催された第91回日本消化器病学会総会のシンポジウムで、東京大学薬剤疫学助教授の久保… 2005/04/19 消化器
【泌尿器科学会速報】 「安全・温かさ」テーマに第93回日本泌尿器科学会総会開催 4月13~16日、第93回日本泌尿器科学会総会が、東京のホテル日航東京とホテルグランパシフィックメリディアンの両会場で開催された。今学会のテーマは「安全で、温かな、テーラーメードの医療を目指して」。… 2005/04/19 腎・泌尿器
【泌尿器科学会速報】 α遮断薬投与による前立腺肥大症治療で睡眠障害も改善 前立腺肥大症(BPH)患者において、α遮断薬を用いることで排尿障害だけでなく、睡眠障害も改善できることが示唆された。第93回日本泌尿器科学会総会で、東京慈恵会医科大学柏病院泌尿器科診療医長の鈴木康之氏が発表した。… 2005/04/19 腎・泌尿器
前立腺癌の放射線治療は直腸癌リスクを増す 前立腺癌に対する放射線治療は、骨盤内の他の臓器に影響を及ぼすことはないのか--。米国Minnesota大学のNancy N. Baxter氏らは、前立腺癌の放射線治療が直腸癌リスクを上昇させることを発見、Gastroenterology誌2005年4月号に報告した。… 2005/04/19 癌
早期乳癌診断後の絶望感、やっぱり無再発生存率を下げる 癌という診断に対する心理的な反応が病気の進行に影響すると考える人は少なくない。英国Royal Marsden病院のMargaret Watson氏らが行った集団ベースのコホート研究によると、病気による絶望感は無再発生存率を下げるが、病気に対峙する闘志は無再発生存率に影響しないことを示した。詳細は、Europ… 2005/04/19 癌
【泌尿器科学会速報】 小児夜尿症の治療薬デスモプレシンが成人の夜間頻尿にも有効 成人の夜間頻尿に対する酢酸デスモプレシンの長期有効性と安全性が明らかになった。第93回日本泌尿器科学会総会で、大阪赤十字病院泌尿器科の寺田直樹氏が発表した。デスモプレシンは、2003年6月、小児の夜尿症について保険適用された鼻腔内噴霧式の抗利尿ホルモン薬だが、成人の夜間頻尿に対す… 2005/04/19 腎・泌尿器
【日本リウマチ学会2005速報】 関節リウマチ膝へのFNK型人工膝関節置換手術 臨床成績は「極めて良好」、8年ぶりに立位歩行が可能になった例も 関節リウマチ膝に対するFNK型人工膝関節置換手術(TKA:Total Knee Arthroplasty)は、8年ぶりに立位歩行が可能になった症例も現れるなど、その臨床成績が極めて良好であることが分かった。日本大学の西郷嘉一郎氏(写真)が4月18日のプレナリーセッションで発表した。… 2005/04/18 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 MTX抵抗性多関節型若年性関節リウマチに、エタネルセプトの短期的投与が有効 メトトレキサート抵抗性多関節型の若年性関節リウマチ(JRA)に対して、エタネルセプトの短期的投与が有効であることが分かったという。横浜市立大学の森雅亮氏が4月18日のプレナリーセッションで発表した。… 2005/04/18 骨・関節・筋
【日本リウマチ学会2005速報】 《続報》関節リウマチ頚椎手術後の生命予後、生存率は2年で93.5%、5年で79.0% 生存率は2年で93.5%、5年で79.0%--。これまで、関節リウマチ上位頚椎病変により脊髄症状が現れた患者の生命予後は、手術をしなかった場合に、2年生存率が約70%、5年生存率が約45%で、8年で21例全例が死亡したという論文報告がある。これに比べて、関節リウマチ頚椎手術を施行した場合… 2005/04/18 骨・関節・筋
咽頭結膜熱は微増、A群溶レン菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘などは横ばい 感染症週報第13週分から 国立感染症研究所の感染症情報センターが4月15日に公表した第13週(3月28日~4月3日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、年初から緩やかに減少してきた咽頭結膜熱の定点あたり報告数(医療機関あたりの患者数)は第11週、12週と横ばいだったが、第13週には微増した。ここ2~3年… 2005/04/17 感染症
テリスロマイシン服用時の運転控えて 患者への情報提供求め、厚労省がメーカーに指示 テリスロマイシン(商品名はケテック)服用によって意識消失が起こる場合があることを薬剤師が説明していたにもかかわらず、服用後に自動車を運転した患者が運転中に意識を失う事例が発生した。このことを重く見た厚生労働省は4月15日付けで販売元のアベンティスファーマに対し、(1)患者用の… 2005/04/15 感染症
人類はどのように地球全体へ広がったのか 数十万人のDNAサンプル集める巨大プロジェクト始まる 米国ナショナル ジオグラフィック協会とIBMは4月、世界各地で数十万人のヒトのDNAサンプルを採取、解析し、人類がどのように地球上で広がっていったかを探る「ジェノグラフィック・プロジェクト」を開始すると発表した。同プロジェクトでは、世界各地の先住民族や一般の人など、数十万人分のDNA… 2005/04/15 その他
【消化器病学会速報】 去痰薬で慢性膵炎が治る? 塩酸ブロムヘキシンで自覚症状と検査値が有意に改善 アルコール性慢性膵炎の治療に、市販のかぜ薬にも含まれ、通常は去痰薬として用いられる塩酸ブロムヘキシン(商品名:ビソルボンなど)が有効である可能性が示された。医真会八尾総合病院消化器センター内科の辻本達寛氏が、4月14~16日に開催された第91回日本消化器病学会総会で発表した。… 2005/04/14 消化器
《続報》アジア風邪ウイルス誤配 WHO、配布先に「ただちに破棄」求める 米国の研究機関がアジア風邪(アジアインフルエンザ)を引き起こしたH2N2亜型インフルエンザウイルスを18カ国に配布してしまった事態に対し、世界保健機関(WHO)は、適切な生物学的危機管理(バイオセーフティ)措置がとられている場合は、実験室内や一般社会への感染リスクは低いとしながらも、… 2005/04/14 感染症
国立健康・栄養研、トクホ184製品のエビデンスを一挙公開 栄養指導や薬剤との相互作用確認に最適 独立法人の国立健康・栄養研究所は4月11日から、特定保健用食品(トクホ)の許可の根拠を製品ごとにまとめたデータベース「『健康食品』の安全性・有効性情報」の一般公開を始めた。製品化の際に行われた臨床試験や関連する研究の出典を提示しているため、医師や栄養士などの医療従事者が栄養指… 2005/04/14 感染症
《続報2》アジア風邪ウイルス誤配国内では9施設がウイルス受領、厚労省は4月15日までの廃棄を指示 アジア風邪(H2N2)ウイルスが世界18カ国の3747施設に配布された事態について、厚生労働省は4月13日、国内の9施設が配布された検体を受領していたことを明らかにした。同省が4月12日に聞き取り調査を実施したところ、「いずれも適正に廃棄または管理されている状況だった」という。… 2005/04/14 感染症
非定型抗精神病薬の適応外投与で死亡率が6~7割上昇、FDAが警告 米国食品医薬品局(FDA)は4月11日、非定型抗精神病薬を適応外処方し、高齢者の行動障害に対して用いると死亡率が増加するという警告を発表した。今回警告の対象となったのは、オランザピン(商品名:ジプレキサ)、クエチアピン(同:セロクエル)、リスペリドン(同:リスパダール)、aripipra… 2005/04/14 精神・神経
レールダルの救急車搭載用除細動器、ケーブル断線で自主回収 東京都は4月14日、レールダル メディカル ジャパンが輸入・販売した除細動器「レールダル・ハートスタート4000」で、アダプターケーブルの断線が原因で除細動が行われないトラブルが国内で1例、海外で5例報告され、同様の不具合が発生する可能性を否定できないため、同社が自主回収することに… 2005/04/14 医療機器
【インフルエンザ速報】 米研究所、「アジア風邪」の原因ウイルスを18カ国の3747研究所に誤配 37歳以下はほぼ免疫なし、現行ワクチンも無力 世界保健機関(WHO)は4月12日、「アジア風邪」の原因となったH2N2型インフルエンザウイルスのサンプルが誤って世界18カ国の計3747カ所の研究施設に配送されていたと発表した。保存していた米国の実験施設からイスラエル、中国などに送られていたという。アジア風邪は1957年に大流行し、全世界で… 2005/04/13 感染症
【インフルエンザ速報】 カンボジアで8歳の少女がトリインフルエンザで死亡 2004年1月以来の死亡が50人に達する カンボジア政府は4月12日までに、4月7日に死亡した8歳の少女がトリインフルエンザによる死亡であったことを正式に確認した。 2005/04/13 感染症
VHL病患者における頻繁な手術はQOLの低下をもたらす 高知大学医学部教授の執印太郎氏らは、VHL(Von Hippel-Lindau)病患者のQOL(Quality Of Life)が頻回の手術によって低下していることを示唆する結果を4月13日に東京で開催された日本泌尿器科学会のポスターセッションで報告した。… 2005/04/13 癌
若手医師に薦めたい研修病院はここだ--循環器領域の最新知見に関する調査から 日本循環器学会の速報に合わせて実施した「循環器領域の最新知見に関する調査2005」では、若手医師に薦めたい研修病院の名前を挙げてもらいました。その結果を報告します。調査は、MedWaveの会員医師に協力を求め、3月17日から4月9日までに156人から回答を得ました。… 2005/04/13 医師のキャリア
【インフルエンザ速報】 東京、埼玉、千葉で警報・注意報地域なくなる 全国の警報地域は前週の4割減に インフルエンザの流行が警報・注意報レベルを超えている地域は急減した。国立感染症研究所の感染症情報センターが発表した4月12日付けのインフルエンザ流行レベルマップによると、第13週(3月28日~4月3日)には全国584の保健所管轄地域のうち、警報レベルは243地域、注意報レベルは1地域と… 2005/04/12 感染症
【データを見る】 4年連続で下がり続けた医師給与 「地方公営企業年鑑2002年度版」をもとに医師の給与動向を調べてみた。それによると、地方公共団体が経営する病院に勤務する医師の平均給与月給は、1998年度から4年連続で減少、1998年度に128万円だったものが2002年度には126万円まで減少していた(図1)。… 2005/04/12 医師のキャリア
HIV、HBV、HCVに暴露した可能性のある人への対策、オランダの成功例 暴露リスク者の追跡、HIV予防的治療などを保健局に一本化 オランダAmsterdam市保健局感染症部門のGerard J B Sonder氏らは、病院外でHIV、HBV、HCVに暴露した可能性のある人への対処法が2000年に改良されたことを受け、その有効性を評価し、British Medical Journal誌4月7日号に報告した。… 2005/04/11 感染症
咽頭結膜熱、A群溶レン菌咽頭炎、感染性胃腸炎などは減少 感染症週報第12週分から 2004年には過去10年間で最も大きな流行になった咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、例年に比べると高い水準ではあるものの、年初から減少傾向で、今のところ昨年よりかなり低い水準で推移している。… 2005/04/11 感染症
PET検査の限界示す報告、日本医学放射線学会で相次ぐ 4月8日から横浜市で開催された第64回日本医学放射線学会学術集会では、導入ブームが続いているブドウ糖類似物質を用いた陽電子放射断層撮影装置(FDG-PET)の有用性に関する発表が相次いだ。 2005/04/11 癌
性器クラミジア感染率は男性2.8%、女性3.6% 16~39歳の一般住民対象の調査で判明--英国研究 英国で10代から30代までの一般住民を対象とした性器クラミジア感染の調査を実施したところ、3%前後が陽性だった。繰り返し勧誘してようやく検査に応じた女性の陽性率は8.7~9.5%と高く、未受検者の実態はより深刻である可能性を示唆する結果になった。英Birmingham大学のJohn Macleod氏の研究… 2005/04/08 感染症
【解説】 開業の一等地、新駅前の争奪戦は情報収集力がカギ 開業場所を考える際、JRや私鉄の新駅の近くは有力な候補地となる。競合もあまりないし、人口の増加も予想され、成功する可能性がきわめて高いからだ。 2005/04/08 医療経営
ランダム化試験にはしばしば「アウトカム報告バイアス」が存在する ランダム化試験では、設定されたアウトカムの一部が報告されないために生じる偏りが存在しうる。これを「アウトカム報告バイアス」というが、その実態を調査した論文が報告された。カナダ・トロントの医療グループUniversity Health NetworkのAn-Wen Chan氏らは、PubMedに登録されたランダム化試… 2005/04/08 医薬品
DOTSは地域における薬剤耐性結核対策として有効 直接監視下短期化学療法(DOTS:Directly Observed Treatment Short Course)は国際的な結核対策の切り札として大きな成果をあげている。これまで薬剤耐性結核の患者が一定以上存在する集団での感染予防効果は明らかではなかったが、メキシコにおける前向き研究の結果、耐性菌感染者が2割を超え… 2005/04/08 呼吸器
【インフルエンザ速報】 流行ピーク過ぎ、患者数は順調に減少中 インフルエンザの流行は順調に終息しつつある。国立感染症研究所の感染症情報センターが発表した4月5日付けのインフルエンザ流行レベルマップによると、全国584の保健所管轄地域のうち、第12週(3月21日~3月27日)には、警報レベルの地域は第11週の507地域から402地域に、注意報レベル地域は… 2005/04/07 感染症
症候性頭蓋内動脈狭窄にはワーファリンよりアスピリンが安全 脳卒中などの予防効果は同等 症候性頭蓋内動脈狭窄の患者に対する、脳卒中予防のためのアスピリン投与は、ワーファリン投与に比べ、予防効果が同等で有害事象の発生率は有意に少ないことがわかった。例えば、アスピリン投与群の死亡率はワーファリン投与群の半分以下だった。同疾患に対して、一般的にアスピリンよりもワーフ… 2005/04/06 循環器
中医協に初の患者代表委員就任が内定 中央社会保険医療協議会における初めての患者代表の委員として、日本労働組合総連合会(連合)が推薦していた勝村久司氏が就任することが内定した。4月6日に開かれた中医協総会で了承されたもの。勝村氏は今後、厚生労働省の任命手続きを経た上で、正式就任する。… 2005/04/06 行政・制度
【厚労省イレッサ検討会 短期連載第4回(最終回)】 抗癌剤の承認審査、延命効果のエビデンスが必要 抗癌剤が「有効」とはどんな意味なのか。従来、奏効率と言い習わされてきた腫瘍縮小効果は、「腫瘍が縮小すれば延命するはず」という仮説に基づいた“仮のエンドポイント”。“真のエンドポイント”は、長生きできるかどうか、つまり延命効果だ。しかし、わが国の現在のルールでは、“真のエンド… 2005/04/06 癌
マルチビタミンやミネラルの感染症予防効果 高齢者における有効性は「証拠不十分」 ビタミンやミネラルを積極的に摂れば、風邪など感染症にかかりにくくなるという“常識”は、高齢者に関する限り、証拠不十分のようだ。マルチビタミンとミネラル・サプリメントの摂取が高齢者の感染を抑制できるかどうかを評価する無作為割付比較対照試験(RCT)の系統的レビューとメタ分析で明ら… 2005/04/05 感染症
中外製薬、肥満防止薬「R212」の国内における開発を中止 中外製薬は、リパーゼ阻害薬「R212」(一般名:オルリスタット、予定販売名:ゼニカル)の国内における開発を中止した。今後、中外製薬ではR212を創製したロシュと共同で、国内で開発・販売を行う企業を探す予定だという。… 2005/04/05 医薬品
カナダの違法薬物使用者向け注射器提供施設の成果、注射器の共用を有意に減少 カナダのバンクーバーでは、違法薬物使用者のHIV感染蔓延や薬物過剰摂取が問題になっている。この問題に対処するため、カナダ当局は、北米初となる医療従事者の監督付き注射器提供施設Safer Injection Facility(SIF)を2003年9月に開所した。その結果、施設を頻繁に利用する人々では、注射器共… 2005/04/05 感染症
新予防給付の来年度実施に向け、全市町村で試行へ 外出頻度など、回復可能性調べる認定項目を新たに追加 厚生労働省は3月31日、介護予防サービス評価研究委員会において、2006年の介護保険制度改正で新たに導入される「新予防給付」の対象者選定案を示した。同時に、導入の際に事務手続きがスムーズに行われるかを確認するため、モデル事業の実施も発表した。… 2005/04/04 行政・制度
FDAが慢性B型肝炎の治療薬Baracludeを承認 米国食品医薬品局(FDA)は3月30日、慢性B型肝炎の治療薬として、Baraclude (成分名:entecavir)を承認した。治験では、有意な治療効果が見られた患者の割合は、既存の抗ウイルス薬であるラミブジン投与群よりentecavir投与群の方が有意に多かったとしている。… 2005/04/04 消化器
経産省、健康サービスの事業化の方策に関する中間提言を発表 経済産業省は今年1月から「健康サービスビジネス化研究会」で健康増進や予防などの新たな健康サービスの事業化について検討を進めてきたが、科学的根拠に基づく健康プログラムを提供する「ヘルスケアマネジメント」型のサービスが、早期に事業化を期待できる、などとする中間提言を3月30日に公… 2005/04/04 行政・制度