【日本神経治療学会速報】 脳梗塞治療ガイドライン策定研究、エビデンスを集積もGL策定は未定に 1999年度採択の厚生科学研究としてスタートした「Evidenceに基づく脳梗塞治療ガイドライン策定に関する研究」班が、研究継続の岐路に立たされていることが明らかになった。6月28日に行われた日本神経治療学会の会長講演では、今期会長で同研究班の主任研究員を務める慶応大学神経内科教授の福内… 2001/06/28 循環器
NIH、2型糖尿病患者の生活習慣への介入効果を見る大規模臨床試験「Look AHEAD」をスタート 米国国立衛生研究所(NIH)は6月25日、2型糖尿病患者の生活習慣への介入が心血管合併症をどの程度予防するかを調べる大規模臨床試験を開始することを、米国糖尿病協会(ADA)年次集会で発表した。 2001/06/27 循環器
【日本ヘリコバクター学会速報】 保険適用外の便中H.ピロリ抗原測定法、感度、特異度ともに良好な成績 糞便中のHelicobacter pylori(H.ピロリ)抗原を検出する「便中H.ピロリ抗原測定法」は、H.ピロリ感染診断・除菌判定法の一つとして有用なようだ。杏林大学第三内科の田中昭文氏らが6月21日、第7回日本ヘリコバクター学会のシンポジウムで同測定法と他の測定法を比較した成績などを発表した。こ… 2001/06/25 感染症
【日本ヘリコバクター学会速報】 H.ピロリ除菌成功後に胸やけなどの症状訴える患者が3分の1、事前説明の必要も 胃潰瘍や十二指腸潰瘍をわずらっていた患者でHelicobacter pylori(H.ピロリ)除菌に成功しても、胸やけや心窩部痛などの新たな症状が現れる人が約3分の1いる--。これは、兵庫県立尼崎病院消化器科の武田康宏氏らが6月22日、第7回日本ヘリコバクター学会においてポスター発表したもの。除菌… 2001/06/25 感染症
【日本老年医学会速報】 高齢者女性の残存歯数の経年変化、骨粗鬆症関連の遺伝子IL6の多型と相関 高齢者に残存する歯の数は、骨粗鬆症との関連が示唆されているインターロイキン6(IL6)遺伝子の多型性に左右されるようだ。東京都老人医療センター歯科口腔外科の平野浩彦氏らが6月14日、日本老年医学会や日本老年歯科医学会などで構成される老年5学会の合同ポスターセッションで発表したもの… 2001/06/16 骨・関節・筋
【日本老年医学会速報】 老年医学に最先端の遺伝子治療を導入、会長講演より 老年医学においても、最先端の遺伝子診断や遺伝子治療、再生医療を取り入れるのが大事--。日本老年医学会学術集会の会長を務める大阪大学加齢医学の荻原俊男氏は、「老年病と先進医療」と題する会長講演でこう強調した。老年内科の目標は、あらかじめ与えられた生物学的な寿命に近づけること、… 2001/06/14 先端医学
【日本乳癌学会速報】 吸引装置付き針生検装置マンモトームによる生検が今後広まる可能性 千葉大学第二外科の宮澤幸正氏らが6月7日、パネルディスカッション「乳癌の新しい診断法」の中で、腫瘤非触知微小石灰化病変に対する診断について発表した。同氏によれば、集団検診で要精検と診断された人において、マンモトームによる乳癌の検出率は、手術生検のそれとほぼ同じだった。乳癌検… 2001/06/13 癌
【日本動脈硬化学会速報】 学会の「動脈硬化診療ガイドライン」案、J-LIT研究の採用など巡り議論 日本動脈硬化学会は6月8日、「21世紀の動脈硬化診療ガイドライン」と題したセッションで、新たな脂質管理目標値などを盛り込んだ「動脈硬化診療ガイドライン」を提案した([関連トピックスhttp://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/132503]参照)。このガイドライン… 2001/06/11 循環器
【日本乳癌学会速報】 「Tamoxifen耐性乳癌に対する治療法の工夫」で会長講演 タモキシフェン(TAM)は術後補助内分泌療法や転移性乳癌治療で使用されるが、耐性を持ってしまう患者は少なくない。しかし、ラットやヌードマウスといった動物実験ではあるものの、TAM耐性乳癌に対する新たな治療法について、日本乳癌学会総会の会長を務める群馬大学の飯野佑一氏が6月7日、会… 2001/06/11 癌
【日本動脈硬化学会速報】 日本動脈硬化学会、「動脈硬化診療ガイドライン」を提案 日本動脈硬化学会は6月8日、同学会が1997年に作成した「高脂血症診療ガイドライン」の改訂版に相当する、「動脈硬化診療ガイドライン--高脂血症を中心に」の原案を発表した。1997年版ガイドラインと同様、冠動脈疾患(CHD)の予防を主眼にした高コレステロール血症の管理基準を示すものだが、… 2001/06/10 循環器
【日本動脈硬化学会速報】 J-LIT研究会、冠動脈疾患の危険因子を層別化した「J-LITチャート」を作成 J-LIT研究会は、J-LIT研究の登録患者5万2421人のデータに基づき、「冠動脈疾患(CHD)の既往」や「高血圧」「糖尿病」「喫煙習慣」などの危険因子を層別化した「J-LITチャート」を作成。6月8日のポスターセッションで発表した。… 2001/06/10 循環器
2型糖尿病患者の血糖コントロール、心不全の発症リスクにも関与 約5万人の2型糖尿病患者を対象に行われたコホート研究で、血糖のコントロールが不十分な場合、心不全を合併するリスクも高くなることがわかった。血糖コントロールが悪いと心血管合併症のリスクが高くなることは、一連の「UKPDS」(UK Prospective Diabetes Study)研究から明らかになっている… 2001/06/06 循環器
【日本化学療法学会速報】 厚労省の委託で作成した「抗菌薬使用ガイドライン」の出版を見送り 日本化学療法学会と日本感染症学会が、厚生労働省の委託を受け2年がかりで作成、今年3月に答申した「副作用予防と菌耐性防止のための抗菌薬使用ガイドライン」(以下、抗菌薬使用ガイドライン)の出版が見送られることが明らかになった。これは、ガイドラインとしての出版について、厚生労働省… 2001/06/01 感染症