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AMI死亡率は都道府県の面積当たりの循環器専門医数と相関
2015/5/1
急性心筋梗塞(AMI)の死亡率は、都道府県の人口当たりの循環器専門医数とは相関しなかったが、都道府県の単位面積当たりの循環器専門医数とは有意に相関していることが分かった。士別市立病院循環器内科の長島…
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イベント歴のないブルガダ症候群、突然死の家族歴は予後と関連せず
2015/5/1
ブルガダ症候群のうち、心室細動(VF)や心停止の既往のない症例に対する植込み型除細動器(ICD)の適応は、まだ確立していない。我が国のガイドラインでは、ICDの適応を判断する際に用いる予後予測因子として…
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非代償性心不全患者へのトルバプタン、早期投与が奏功
2015/5/1
非代償性心不全患者に経口バゾプレッシンV2受容体拮抗薬のトルバプタンを投与する場合、入院後3日以内という早期に投与を開始することにより、入院期間の短縮や院内死亡率の低下が期待できることが分かった。済…
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「酒に弱い人」は冠攣縮性狭心症のリスクが高い
2015/4/30
酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人は、冠攣縮性狭心症(CSA)のリスクが高いことが明らかになった。酒に「弱い」のは、アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)の活性が低い遺伝子多型が原因だが、このALDH2遺伝子多型を…
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心カテ検査の医師は水晶体の被曝防護策が必要
2015/4/30
心臓カテーテル検査に従事する医師を対象に、水晶体の被曝状況を調査したところ、53人中10人に平均年線量限度の20mSvを超える恐れのある1.6mSv/月以上の水晶体等価線量が記録されていた。日本心臓血圧研究振興…
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プラスグレルとチカグレロル、血小板凝集抑制作用に差はない
2015/4/29
新規抗血小板薬であるプラスグレルとチカグレロルについて、血小板凝集抑制作用を比較したところ、初回投与から48時間後の効果には両者に差がないことが示された。韓国Dong-A UniversityのMoo Hyun Kim氏らが第…
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症候性の心房細動はPETでも検出可能
2015/4/28
フルオロデオキシグルコース(FDG)を用いたPET検査は、心臓サルコイドーシスなどの炎症性疾患の診断や治療の評価に用いられているが、心房細動を起こす頻度が高い患者でも、FDG-PET検査でFDGが心臓に取り込ま…
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標準的治療+トルバプタンに急性非代償性心不全の腎機能悪化予防の期待
2015/4/28
急性非代償性心不全(ADHF)の標準的な治療にバゾプレッシンV2受容体拮抗薬トルバプタンを追加することで腎機能悪化(WRF)の予防が期待できることが示された。大阪府済生会野江病院(大阪市城東区)循環器内科…
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ピオグリタゾン、3年間の追跡でも心血管イベントが減少
2015/4/28
薬剤溶出型ステント(DES)を用いた経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた日本人の2型糖尿病患者においては、3年間の追跡研究でも、ピオグリタゾンの服用群が非服用群より、主要脳心血管イベント(maj…
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新専門医制度で循環器専門医はどうなるのか
2015/4/27
2017年度から始まる新専門医制度で循環器専門医はどうなるのか――。日本循環器学会専門医制度委員会(委員長;広島大学医学部長の木原康樹氏)は4月25日、学術集会で委員会セッションを開催し、新制度の現状と…
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CTEPH患者はまず外科医の評価を受けよ!
2015/4/27
「全ての慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者は、肺動脈内膜切除術(PEA)の経験を積んだ外科医による手術適応の評価を受けるべきだ」。第79回日本循環器学会(4月24~26日、大阪開催)のトピック5「BPA時代…
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80歳以上へのトルバプタン、投与開始時は低用量で
2015/4/26
バゾプレッシンV2受容体拮抗薬トルバプタンは、80歳以上の心不全患者に対しても、80歳未満の患者と同等の有効性および安全性を期待できることが、市販後調査のサブ解析から明らかとなった。ただし、80歳以上の…
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利尿薬と食塩水を静注する新発想の心不全治療
2015/4/26
急性非代償性心不全(ADHF)患者にはフロセミドと高張食塩水を投与すると病状が改善する――。「心不全患者には水分と塩分を制限した方が良い」という従来のイメージを覆すような発表を行ったのは、兵庫医大循…
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除細動器の誤作動による失神の発生率は約0.5%
2015/4/25
植込み型除細動器の誤作動による我が国での失神の発生率は約0.5%だった――。これは第79回日本循環器学会(4月24~26日、大阪開催)のミート・ザ・エキスパート4「失神患者の診断と治療」で、藤田保健衛生大学…
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心房細動の抗凝固療法、NOACへの切り替え進む
2015/4/25
我が国の心房細動(AF)診療のリアルワールドを反映する「伏見心房細動患者登録研究」(以下、伏見AFレジストリー)のデータ解析により、ワルファリンから新規経口抗凝固薬(NOAC)への変更が、ゆっくりだが年…
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日本人の急性静脈血栓塞栓症でアピキサバンの安全性を確認
2015/4/25
日本人の急性静脈血栓塞栓症の患者に対するアピキサバン治療は、未分画ヘパリン(UFH)とワルファリンによる標準治療に比べて、安全性の面で良好なプロフィールを持つことが示された。また、臨床的な効果に差を…
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小児ドナーの心臓は小児のレシピエントに
2015/4/25
小児のドナーからの心臓は、小児のレシピエントに優先提供されることになりそうだ。4月24日から大阪で開催されている第79回日本循環器学会(JCS 2015)で東京医科歯科大学循環制御内科学の磯部光章氏は、同学会…
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DIDO時間短縮がSTEMI患者救命率向上の次なるターゲット
2015/4/25
ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者の救命率を上げるための次なるポイントは、最初の医療施設に患者が着いてから他院に向けて出発するまでの時間(door-in to door-out:DIDO)であることが示された。済生会熊本病…