NAFLDがMAFLDになって特効薬が誕生する!? 2000万人とも言われる潜在患者数の多さと、肝硬変や肝癌の発症母地ともなることで最近注目を集める肝疾患が、非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)だ。生活習慣病を診ている医師は必ず遭遇して… 2020/08/24 消化器
OTC薬乱用に医療者は何ができるのか 先日、一般用医薬品(OTC薬)の乱用に関する報告書について記事を書いた(関連記事)。OTC薬の適正使用に関する2019年度の厚生労働科学研究で、「濫用等の恐れがある医薬品」として国が指定している医薬品以外にも、市販のかぜ薬などの乱用の実態があることが報告された。 この「濫用等の恐れの… 2020/08/13 医薬品
「困ったときのメタアナリシス」でよいのか 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、6月にウェブで開催された第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020)。今期大会の注目演題の1つが、米国で4番目のSGLT2阻害薬であるエルツグリフロジン(日本未発売)の心血管安全性を評価した、VERTIS-CV試験だった。… 2020/08/10 代謝・内分泌
AIもお手上げ?「複雑」な心房細動を診る方法 2009年に34歳で夭逝したSF作家、伊藤計劃氏が2008年に刊行した代表作『ハーモニー』の舞台は、人々の健康維持を第一に優先する近未来の高度医療社会。あらゆる人間は体内の恒常性を常時監視するシステム「WatchMe」を身体にインストールしており、病気の徴候が見つかればその症状に応じた「医療分… 2020/08/03 循環器