「医薬品の販売情報GL」で起きている混乱 4月から「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」(PDF)の運用が始まるが、このガイドラインの影響で製薬企業の広報関連部署に波紋が広がっている。厚生労働省は2月、このガイドラインの内容を解説するQ&A(PDF)を事務連絡として発出したのだが、問題はその「Q37」だ。 これを… 2019/03/20 行政・制度
「病院を大津波が襲った日」を今改めて読む意味 「自分のところは大丈夫」 写真は2011年6月に私が撮影した岩手県立陸前高田病院だ。町の中心部の建物はほとんどなく、病院の建物だけがポツンと残っているこの写真を見るだけでも、大津波の凄まじさを感じ取ることができる。現在この辺りは10m超の盛土によって、全く違う風景が広がっている。 3月… 2019/03/19 事件・話題
平成も終わり、医療・介護制度はどう変わった? 2019年4月、平成時代が幕を閉じます。実は私が在籍する医療・介護経営誌『日経ヘルスケア』は、平成元年(1989年)の創刊。日経ヘルスケアは平成と共に歩んできたわけです。その平成時代に、医療・介護制度はどう変化してきたのでしょうか。一言で言えば、「増大する社会保障費への対応を常に意識… 2019/03/13 行政・制度
白衣を自宅に持ち帰って洗うのってアリですか? 最近では、デザイン性の高い白衣が数多く売られている。某人気テレビ番組でも医師用白衣や看護師用白衣がテーマに取り上げられ、盛り上がっていた。有名なファッションブランドやスポーツ用品メーカーが手がけた白衣もあるらしい。… 2019/03/11 感染症
患者には選ぶ権利がある、今こそ再確認を 人工血液透析の中止や非導入を“事件”ととらえた一般紙の報道が続いている。まるで、透析をしない選択肢を提示したことが“悪”であるかのような論調も散見される。その理由は、日本透析学会のガイドラインを逸脱するから、というのが論理展開だ。 逆を考えてみる。医療者がガイドライン通りの… 2019/03/11 ターミナルケア
「緩和ケア」という言葉が分かりにくい理由 「かぜをひいたみたいです」と受診した患者に総合感冒薬を処方しても、それは治療ではないのだろうか。ウイルスに対する手立てだけが治療で(かぜでは存在しないけど)、それ以外はケアなのだろうか。などということをずっと思いながら、議論を聞いていた。2月21日に日本緩和医療学会が開催したメ… 2019/03/04 癌