がっかりした欧州糖尿病学会のライブ中継 インターネットの普及とともに海外では、発表されたポスターやスライドをネット上に公開する学会が増えてきた。中には、発表時の動画が見られる学会もある。実際に学会に参加できる人はごく一握りであり、参加できない人向けに一次情報を伝えようという学会の姿勢は評価できるのだが、9月中旬にポ… 2017/09/27 組織
薬剤耐性問題は患者向けの啓発こそ重要 「かぜやインフルエンザに抗生物質は効果的だ」。この一文に対し、多くの読者は「正しい」とは回答しないだろう。しかし、医療従事者ではない、一般の人々ではどうだろうか。国立国際医療研究センターは「国民の薬剤耐性に関する意識についての研究」の報告書を公開した。これは、2016年度の厚生… 2017/09/25 感染症
特定行為研修修了者を特別な看護師と思わないで 高度な医学的知識や技術を持った看護師が医師の判断を待たずに必要な処置などを行えるようにするための「特定行為に係る看護師の研修制度」(特定行為研修制度)が始まって、この9月でちょうど2年になる。筆者は、制度創設前から看護師の役割拡大の動きに期待して、動向を追ってきた立場だ。だが… 2017/09/21 コメディカル
薬局薬剤師を悩ませる経口ステロイドの処方箋 「経口ステロイド服用中の患者への対応には、毎回悩まされる」──。薬剤師向け雑誌『日経ドラッグインフォメーション プレミアム版』9月号特集「経口ステロイドに強くなる」の取材を進める中で、多くの薬局薬剤師からこんな感想を聞いた。経口ステロイドは、蕁麻疹などの急性疾患から、関節リウ… 2017/09/11 アレルギー・免疫
医師の“至適労働時間”は週60~80時間? 先日、日本医療機能評価機構の医療政策勉強会で、米国の医師の働き方について話を聞く機会があった。演者は、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院で循環器内科指導医を務める島田悠一氏。この勉強会で同氏は、米国で研修医に労働時間規制が敷かれるようになった経緯と、常に規制の見直しが続… 2017/09/07 医師のキャリア
アルツハイマー病予防に科学の尺度を 現在、日本の認知症患者の数は約500万人、認知症の前段階とされる軽度認知障害の患者数は400万人を超えるとみられています。肉親が認知症に罹患し、介護のために自らのキャリア継続を断念する若年者の話も聞きます。患者の尊厳を守った医療・介護、加えて関与する医療者、介護者の負担軽減が実現… 2017/09/05 精神・神経