「善意のポリファーマシー」を断る難しさを痛感 先日、扁桃炎をこじらせ、ひどい咳に悩まされた。自宅にあったカルボシステインとアンブロキソール塩酸塩を服用し、様子を見ていたが一向に良くならなかったため、呼吸器・アレルギーの専門医がいる診療所を初めて受診した。 だが診察の終盤、電子カルテに次々と薬が入力されていくのを見て、面喰ら… 2016/05/26 医薬品
20年ぶりに登場した保険医制限策、実現なるか 医師の「偏在」解消をめぐる議論が活発化してきた。 厚生労働省は5月19日に開いた「医療従事者の需給に関する検討会」に、傘下の「医師需給分科会」で議論してきた内容を踏まえた中間取りまとめ案を提示。医療計画に基づく地域ごとの専門医の定員制や、充足している診療科における保険医の配置・定… 2016/05/24 行政・制度
熱帯病予防に罠!ワクチン以外の対策にも光を 4月22日から23日にかけて行われた第3回日経アジア感染症会議では、エボラウイルス感染症、結核、マラリアといったアジア地域で流行する感染症への対策を進めるため、国内外のキーパーソンたちが具体的なアクションプランを議論した。その中で「エボラやマラリアのような有名疾患だけでなく、顧み… 2016/05/19 感染症
在宅メーンの診療所が外来に注力し出す理由 2016年度診療報酬改定は、病院完結型から地域完結型の医療への移行を前面に打ち出す内容となった。その象徴といえるのが、退院支援に関する評価の見直しだ。点数が大きく引き上げられた一方で、入院早期から退院調整に取り組むことが要件化された。さらに、退院患者の受け皿となる外来医療や在宅… 2016/05/17 在宅医療
高齢者虐待に発展しかねない職員のNG行動とは 2015年9月、介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」(神奈川県川崎市)の職員による高齢者虐待と入居者の転落死が明らかになった。これを受け、筆者は職場のモラル崩壊をテーマにした特集記事などを手掛けてきたが、事件が介護業界に与えた影響の大きさをつくづく思い知らされた。… 2016/05/11 事件・話題
減薬の加算「250点」算定にお薬手帳の活用を 2016年度診療報酬改定では、医療機関での減薬の取り組みが新たに評価された。入院だけでなく外来でも、6種類以上の処方薬(頓用薬、服用開始後4週間以内の薬剤を除く)を長期服用している患者に対し、処方が適切かを評価した結果、2種類以上の減薬を行った場合には薬剤総合評価調整管理料(250点、… 2016/05/09 医薬品