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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

MSツワイスロンカプセル10mgの基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
245.6円(10mg1カプセル)
添付文書

基本情報

薬効分類
オピオイド鎮痛薬(麻薬)

鎮痛作用などに関与するオピオイド受容体に作用することでより強い鎮痛作用をあらわす薬

オピオイド鎮痛薬(麻薬)
  • デュロテップMTパッチ,ワンデュロパッチ
  • フェントステープ
  • イーフェンバッカル錠,アブストラル舌下錠
  • オキシコンチン
  • オキノーム散
  • オキファスト注
  • MSコンチン錠
  • オプソ内服液
  • ナルサス錠
  • ナルラピド錠
効能・効果
  • 激しい疼痛を伴う各種癌の鎮痛
注意すべき副作用
ショック 、 薬物依存 、 あくび 、 くしゃみ 、 流涙 、 発汗 、 悪心 、 嘔吐 、 下痢 、 腹痛
用法・用量(主なもの)
  • モルヒネ硫酸塩水和物として、1日20〜120mgを2回に分割経口投与する
    • なお、初回量は10mgとすることが望ましい
  • 症状に応じて適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 気管支喘息発作中
    • 急性アルコール中毒
    • 痙攣状態
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な呼吸抑制
    • ストリキニーネ中毒
    • てんかん重積症
    • 破傷風
    • 出血性大腸炎
    • 慢性肺疾患に続発する心不全
    • 重篤な細菌性下痢
    • ナルメフェン塩酸塩水和物投与中
    • ナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内
    • 細菌性下痢

副作用

主な副作用
過敏症 、 発疹 、 そう痒感 、 不整脈 、 血圧変動 、 顔面潮紅 、 眠気 、 傾眠 、 不安定感 、 不穏 、 意識障害
重大な副作用
ショック 、 薬物依存 、 あくび 、 くしゃみ 、 流涙 、 発汗 、 悪心 、 嘔吐 、 下痢 、 腹痛 、 散瞳 、 頭痛 、 不眠 、 不安 、 譫妄 、 振戦 、 全身筋肉痛 、 全身関節痛 、 呼吸促迫 、 退薬症候 、 呼吸抑制 、 息切れ 、 呼吸緩慢 、 不規則呼吸 、 呼吸異常 、 錯乱 、 無気肺 、 気管支痙攣 、 喉頭浮腫 、 麻痺性イレウス 、 中毒性巨大結腸 、 肝機能障害 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 Al−P上昇
上記以外の副作用
眩暈 、 視調節障害 、 興奮 、 便秘 、 口渇 、 食欲不振 、 排尿障害 、 頭蓋内圧亢進

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 気管支喘息発作中
    • 急性アルコール中毒
    • 痙攣状態
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な呼吸抑制
    • ストリキニーネ中毒
    • てんかん重積症
    • 破傷風
    • 出血性大腸炎
    • 慢性肺疾患に続発する心不全
    • 重篤な細菌性下痢
    • ナルメフェン塩酸塩水和物投与中
    • ナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内
  • 原則禁止
    • 細菌性下痢
  • 慎重投与
    • アジソン病
    • 肝機能障害
    • 器質的幽門狭窄
    • 痙攣
    • 甲状腺機能低下症
    • 呼吸機能障害
    • 尿道狭窄
    • ショック状態
    • 心機能障害
    • 腎機能障害
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 代謝性アシドーシス
    • 胆石
    • 胆嚢障害
    • 粘液水腫
    • 脳器質的障害
    • 尿路手術術後
    • 副腎皮質機能低下症
    • 最近消化管手術を行った
    • 重篤な炎症性腸疾患
    • 麻痺性イレウス
    • 薬物依存
    • ジドブジン投与中
    • アジドチミジン投与中
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 高齢者
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
  • 投与に際する指示
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ナルメフェン塩酸塩水和物
本剤の鎮痛作用を減弱
ナルメフェン塩酸塩水和物
退薬症候
中枢抑制剤
呼吸抑制
フェノチアジン系薬剤
呼吸抑制
バルビツール酸誘導体
呼吸抑制
吸入麻酔剤
呼吸抑制
モノアミン酸化酵素阻害剤
呼吸抑制
三環系抗うつ剤
呼吸抑制
β−遮断剤
呼吸抑制
エタノール摂取
呼吸抑制
中枢抑制剤
低血圧
フェノチアジン系薬剤
低血圧
バルビツール酸誘導体
低血圧
吸入麻酔剤
低血圧
モノアミン酸化酵素阻害剤
低血圧
三環系抗うつ剤
低血圧
β−遮断剤
低血圧
エタノール摂取
低血圧
中枢抑制剤
顕著な鎮静
フェノチアジン系薬剤
顕著な鎮静
バルビツール酸誘導体
顕著な鎮静
吸入麻酔剤
顕著な鎮静
モノアミン酸化酵素阻害剤
顕著な鎮静
三環系抗うつ剤
顕著な鎮静
β−遮断剤
顕著な鎮静
エタノール摂取
顕著な鎮静
中枢抑制剤
昏睡
フェノチアジン系薬剤
昏睡
バルビツール酸誘導体
昏睡
吸入麻酔剤
昏睡
モノアミン酸化酵素阻害剤
昏睡
三環系抗うつ剤
昏睡
β−遮断剤
昏睡
エタノール摂取
昏睡
クマリン系抗凝血剤
作用が増強
ワルファリン
作用が増強
抗コリン作用を有する薬剤
麻痺性イレウスに至る重篤な便秘
抗コリン作用を有する薬剤
尿貯留
ジドブジン製剤
クリアランスを低下
ブプレノルフィン
本剤の作用に拮抗
飲食物との相互作用
  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

持効性オピオイド
この薬をファーストチョイスする理由(2019年4月更新)
  • ・そう頻繁に使うわけではないので、使い慣れているのが一番です。(60歳代病院勤務医、泌尿器科)

  • ・歴史があり、用量設定と副作用対策の基準が確立している。(30歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・ALSの緩和治療にも使用可能である。(30歳代病院勤務医、神経内科)

持効性オピオイド
この薬をファーストチョイスする理由(2017年9月更新)
  • ・基本はモルヒネ製剤で、古くから使用されているMSコンチンを第一選択としている。(60歳代病院勤務医、小児科)

  • ・昔から使い慣れています。いろいろ新しいものは出ており、それぞれいい所はあると思いますが。当院の採用は内服はMSだけですので、必然的にこれが多くなります。とりあえず不都合はあまりありません。だめなら、坐剤や貼付剤にします。大きな病院とかで多数の採用があり選択肢が多いなら、使い分けていいと思います。(50歳代病院勤務医、一般外科)

  • ・用量調節が楽。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)

  • ・昔から使い慣れています。内服が困難な方には貼布剤を使用しています。(40歳代病院勤務医)

持効性オピオイド製剤
この薬をファーストチョイスする理由(2015年8月更新)
  • ・今まで使い慣れていて、各症例における用法及び用量の微調整を心得ています。また、副作用もよく把握できています。(50代病院勤務医、一般内科)

  • ・やはり一番広く使用されているため、使用法がある程度標準化されている点が安心です。(30代病院勤務医、麻酔科)

  • ・基本はモルヒネ硫酸塩錠で、おのおのの状態に合わせ変更します。(50代開業医、一般内科)

  • ・呼吸困難感の軽減作用が強いから。(30代病院勤務医、呼吸器内科)

  • ・疼痛に対する効果は良いが、嘔気、眠気、便秘の副反応が多い。(50代病院勤務医、泌尿器科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

激しい疼痛を伴う各種癌における鎮痛。

用法・用量(添付文書全文)

モルヒネ硫酸塩水和物として、1日20〜120mgを2回に分割経口投与する。
なお、初回量は10mgとすることが望ましい。症状に応じて適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない(再審査対象外)。
1.重大な副作用(いずれも頻度不明)
1).ショック:ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には適切な処置を行う。
2).依存性:連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与する。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、譫妄、振戦、全身筋肉痛・全身関節痛、呼吸促迫等の退薬症候が現れることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行う。
3).呼吸抑制:呼吸抑制が現れることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則呼吸、呼吸異常等が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う(なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する)。
4).錯乱、譫妄:錯乱、譫妄が現れることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
5).無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫:無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫が現れるとの報告がある。
6).麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸:炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸が現れるとの報告がある。
7).肝機能障害:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、そう痒感等[症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).循環器:不整脈、血圧変動、顔面潮紅等。
3).精神神経系:眠気・傾眠、不安定感、不穏、意識障害、発汗、眩暈、視調節障害、不安、興奮等。
4).消化器:便秘、悪心、嘔吐、口渇、食欲不振。
5).その他:排尿障害、頭蓋内圧亢進。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する]。
2.気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる]。
3.重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥ることがある]。
4.慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]。
5.痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄刺激効果が現れる]。
6.急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]。
7.アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者。
8.出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長を来す恐れがある]。
9.ナルメフェン塩酸塩水和物投与中又はナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内の患者。
(原則禁忌)
細菌性下痢のある患者[治療期間の延長を来す恐れがある]。
(慎重投与)
1.心機能障害のある患者[循環不全を増強する恐れがある]。
2.呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強する恐れがある]。
3.肝機能障害・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し副作用が現れる恐れがある]。
4.脳器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧上昇を起こす恐れがある]。
5.ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強する恐れがある]。
6.代謝性アシドーシスのある患者[呼吸抑制を起こす恐れがある]。
7.甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者[呼吸抑制や昏睡を起こす恐れがある]。
8.副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている]。
9.薬物依存の既往歴のある患者[依存性を生じやすい]。
10.高齢者。
11.新生児、乳児。
12.衰弱者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている]。
13.前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者[排尿障害を増悪することがある]。
14.器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者[消化管運動を抑制する]。
15.痙攣の既往歴のある患者[痙攣を誘発する恐れがある]。
16.胆嚢障害及び胆石のある患者[胆道痙攣を起こすことがある]。
17.重篤な炎症性腸疾患のある患者[連用した場合、巨大結腸症を起こす恐れがある]。
18.ジドブジン投与中(アジドチミジン投与中)の患者。
(重要な基本的注意)
1.連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与する。
2.眠気、眩暈が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
3.本剤を増量する場合には、副作用に十分注意する。
(相互作用)
1.併用禁忌:ナルメフェン塩酸塩水和物<セリンクロ>[本剤の鎮痛作用を減弱させることがあり、また、退薬症候を起こすことがある(μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される)]。
2.併用注意:
1).中枢神経抑制剤(フェノチアジン系誘導体、バルビツール酸系誘導体等)、吸入麻酔剤、MAO阻害剤、三環系抗うつ剤、β−遮断剤、アルコール[<臨床症状>呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがある;<措置方法>減量するなど慎重に投与する(相加的に中枢神経抑制作用を増強させる)]。
2).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがあるので投与量を調節するなど慎重に投与する(機序は不明)]。
3).抗コリン作用を有する薬剤[<臨床症状>麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こることがある(相加的に抗コリン作用を増強させる)]。
4).ジドブジン(アジドチミジン)[ジドブジンのクリアランスを低下させる(ジドブジンの代謝が阻害される)]。
5).ブプレノルフィン[ブプレノルフィンの高用量(8mg連続皮下投与)において、本剤の作用に拮抗するとの報告がある(ブプレノルフィンはμ受容体の部分アゴニストである)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高いため、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(マウス)でモルヒネ硫酸塩の大量投与により胎仔催奇形性作用が報告されている]。
2.分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)が現れることがある。
3.分娩時の投与により、新生児に呼吸抑制が現れることがある。
4.授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行することがある]。
(小児等への投与)
新生児、乳児では呼吸抑制の感受性が高いため、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。
(過量投与)
1.徴候・症状:過量投与により、呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下、重篤な脱力感、重篤な眩暈、嗜眠、心拍数減少、神経過敏、不安、縮瞳、皮膚冷感等を起こすことがある。
2.処置:過量投与時には次の治療を行うことが望ましい;1)投与を中止し、気道確保、補助呼吸及び呼吸調節により適切な呼吸管理を行う、2)麻薬拮抗剤投与を行い、患者に退薬症候又は麻薬拮抗剤の副作用が発現しないよう慎重に投与する[なお、麻薬拮抗剤の作用持続時間はモルヒネのそれより短いので、患者のモニタリングを行うか又は患者の反応に応じて初回投与後は注入速度を調節しながら持続静注する]、3)必要に応じて、補液、昇圧剤等の投与又は他の補助療法を行う。
(適用上の注意)
薬剤交付時:
1.本剤は徐放性製剤であるため、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのまま噛まずに服用させる。
2.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
3.本剤が不要となった場合には、病院又は薬局へ返却するなどの処置について適切に指導する。

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