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フルオレサイト静注500mgの基本情報
基本情報
- ぶどう膜疾患の診断
- 視神経疾患の診断
- 網膜疾患の診断
- フルオレセインとして、200〜500mgを肘静脈に注射する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 肝硬変
- 重篤な心疾患
- 重篤な糖尿病
- 重篤な脳血流障害
- 原則禁止
- 褐色細胞腫
- 心疾患
- 相対禁止
- 皮内反応結果陽性
- 慎重投与
- アレルギー
- 肝障害
- 呼吸器感染症
- 重症喘息
- 重篤な高血圧症
- 腎障害
- 肺気腫
- 注意
- 皮内反応結果陽性
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 虚弱者(衰弱者を含む)
- 原則禁止
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 原則禁止
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
ぶどう膜疾患・網膜疾患・視神経疾患等の診断。
フルオレセインとして、200〜500mgを肘静脈に注射する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤は静脈内にのみ使用し、髄腔内への使用は重篤な副作用が発現する可能性があるので使用しない。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については、文献、自発報告等を参考に集計した(再審査対象外)。
1.重大な副作用
1).ショック、アナフィラキシー:ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)等が現れることがあるので、投与後においても観察を十分に行い、発赤、そう痒感、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難、意識消失等の症状が現れた場合には、適切な処置を行う。
2).心停止:心停止(頻度不明)が起こることがあるので、患者の全身状態の観察を十分に行い、異常が生じた場合は、直ちに心マッサージ、直ちにアドレナリン等のカテコールアミン投与等の直ちに蘇生処置を行う。
2.その他の副作用:次記のような症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行う。
1).消化器:(5%以上又は頻度不明)悪心、腹痛、(0.1〜5%未満)嘔吐。
2).過敏症:(5%以上又は頻度不明)そう痒症、潮紅、紅斑、(0.1〜5%未満)蕁麻疹、発疹、(0.1%未満)光線過敏症等。
3).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)意識消失、眩暈、(0.1%未満)頭痛。
4).その他:(5%以上又は頻度不明)尿の黄褐色着色、一過性皮膚黄変、血圧低下、血圧上昇、咳嗽、咽喉刺激感、熱感、(0.1%未満)注射部位の血栓性静脈炎。
(警告)
ショック等の重篤な副作用が現れることがある。
(禁忌)
1.本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.全身衰弱の患者[全身状態が更に悪化し、重篤な副作用が発現する恐れがある]。
3.重篤な糖尿病の患者[重篤な副作用が発現する恐れがある]。
4.重篤な心疾患のある患者[重篤な副作用が発現する恐れがある]。
5.重篤な脳血流障害のある患者[重篤な副作用が発現する恐れがある]。
6.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
7.肝硬変の患者[重篤な副作用が発現する恐れがある]。
(原則禁忌)
1.褐色細胞腫あるいは心疾患の疑いのある患者[血圧の急激な変動を起こし、重篤な副作用が発現する恐れがある]。
2.高齢者。
(慎重投与)
1.肝障害のある患者[一部肝臓から胆汁中に排泄され、症状を増悪させる恐れがある]。
2.腎障害のある患者[主たる排泄経路は腎臓であるので、排泄遅延から血中濃度が上昇する恐れがある]。
3.重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症の患者[症状を増悪させる恐れがある]。
4.アレルギー素因のある患者。
5.重篤な高血圧症の患者[血圧の変動を起こす恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.慎重に適応を決定する。また、他の方法による診断の可能性を検討する。
2.本剤の投与により、まれにショック、アナフィラキシー等の重篤な過敏症状が現れることがあるので、投与に際しては次の点に留意する。
1).十分に問診を行う。
2).患者の全身状態の観察を十分に行い、投与時又は撮影時に異常が生じた場合、直ちに中止し、適切な処置を行う。なお検査終了後にも副作用の発現の可能性があることを患者に説明した上で、異常が認められた場合には、担当医師に連絡するよう指示するなど適切な対応をとる。
3).投与量はできるだけ必要最少量にとどめる。
4).検査中は血管確保をしておく等、常時直ちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。
3.皮内反応を実施した場合、皮内反応結果陽性の患者においては、過敏症状が現れる恐れがあるので、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、皮内反応陰性の場合であっても過敏症状が現れることがある。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
2.ヒト母乳中への移行が報告されているので、授乳中の婦人には、検査後の授乳を避けさせることが望ましい。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.投与経路:静脈内のみに使用する。
2.投与前:バイアルは使用前にゴム栓部をエタノール綿等で清拭して使用する。
3.投与時:
1).他剤との混合注射は、避ける。
2).注射時、本剤が血管外に漏れると疼痛を起こすので、なるべく太い静脈を選び、注意して投与する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃/40%RH)の結果、フルオレサイト静注500mgは通常流通下において2年以上安定であることが確認された。
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