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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アラグリオ顆粒剤分包1.5gの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
76190.5円(1.5g1包)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 経尿道的膀胱腫瘍切除術時の筋層非浸潤性膀胱癌の可視化
注意すべき副作用
LDH増加 、 血中ビリルビン増加 、 γ−GTP増加 、 悪心 、 嘔吐 、 肝機能障害 、 AST増加 、 ALT増加 、 Al−P増加 、 低血圧
用法・用量(主なもの)
  • アミノレブリン酸塩酸塩として20mg/kgを、膀胱鏡挿入3時間前(範囲:2〜4時間前)に、水に溶解して経口投与する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • ポルフィリン症
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • 光線過敏症を起こすことが知られている薬剤投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
悪心 、 嘔吐 、 頭痛 、 心室性不整脈 、 腹痛 、 蕁麻疹 、 頚部痛 、 アミラーゼ増加 、 好酸球数増加 、 悪寒 、 発熱
重大な副作用
LDH増加 、 血中ビリルビン増加 、 γ−GTP増加 、 肝機能障害 、 AST増加 、 ALT増加 、 Al−P増加 、 低血圧 、 低血圧遷延
上記以外の副作用
貧血 、 脳浮腫 、 感覚鈍麻 、 片麻痺 、 失語症 、 痙攣 、 半盲 、 血栓塞栓症 、 深部静脈血栓症 、 呼吸不全 、 下痢 、 光線過敏性反応 、 光線性皮膚症 、 紅斑 、 血尿 、 白血球数増加 、 リンパ球数減少 、 血小板数減少

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • ポルフィリン症
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • 光線過敏症を起こすことが知られている薬剤投与中
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心血管系疾患
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
光線過敏症を起こすことがある薬剤
光線過敏症
テトラサイクリン系抗生物質
光線過敏症
スルホンアミド系薬剤
光線過敏症
ニューキノロン系抗菌剤
光線過敏症
ヒペリシン
光線過敏症
セイヨウオトギリソウ抽出物
光線過敏症
バルビツール酸系全身麻酔剤
ポルフィリン合成が促進され肝障害
チオペンタール
ポルフィリン合成が促進され肝障害
飲食物との相互作用
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • 光線過敏症を起こすことがある食品<いちじく、セロリ、にんじん、からし、クロレラ食品 など>

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

経尿道的膀胱腫瘍切除術時における筋層非浸潤性膀胱癌の可視化。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
炎症部位では偽陽性を生じることがあり、BCG又は抗がん剤の膀胱内投与や膀胱生検等により膀胱内に炎症が生じている場合があるため、本剤を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)施行の適否を慎重に判断する。

用法・用量(添付文書全文)

アミノレブリン酸塩酸塩として20mg/kgを、膀胱鏡挿入3時間前(範囲:2〜4時間前)に、水に溶解して経口投与する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤投与後に体内で生成されたプロトポルフィリン9(PP9)は、400〜410nmの波長域を含む青色励起光により励起され、635nmをピークとする赤色蛍光を発する。前記の青色励起光を発する光源装置を用いて膀胱内壁を照射し、膀胱鏡によりPP9の赤色蛍光の有無を観察する。
2.PP9の赤色蛍光は、青色励起光の照射により退色が生じ、偽陰性となる場合があるため、次の点に留意して、本剤を用いたTURBT施行時の観察を行う[1)青色光源下による観察は白色光源下による観察と併用し、可能な限り短時間とする、2)白色光源にも、赤色蛍光の退色の原因となるPP9の励起波長が含まれている可能性があるため、本剤使用時には、必要以上の時間の曝露は避ける]。

副作用(添付文書全文)

膀胱癌患者を対象とした国内臨床試験において、安全性を評価した総症例123例中、副作用(臨床検査値異常を含む)発現例数は46例(37.4%)であり、AST(GOT)増加21例(17.1%)、ALT(GPT)増加17例(13.8%)、LDH増加12例(9.8%)、血中ビリルビン増加12例(9.8%)、γ−GTP増加10例(8.1%)、悪心9例(7.3%)、嘔吐8例(6.5%)等であった(承認時)。
1.重大な副作用
1).肝機能障害:AST増加(GOT増加)(17.1%)、ALT増加(GPT増加)(13.8%)、LDH増加(9.8%)、血中ビリルビン増加(9.8%)、γ−GTP増加(8.1%)、Al−P増加(1.6%)等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、十分に観察を行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
2).低血圧(0.8%):低血圧が現れることがあるので、十分に観察を行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。手術後も、低血圧遷延し、昇圧剤の持続投与が必要な症例が報告されている。
2.その他の副作用:次のような症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、適切な処置を行う。
1).一般・全身:(頻度不明)悪寒、発熱[悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
2).血液:(頻度不明)貧血[悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
3).精神・神経:(0.1〜5%未満)頭痛、(頻度不明)*脳浮腫、*感覚鈍麻、*片麻痺、*失語症、*痙攣、*半盲[*:悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
4).心・血管:(0.1〜5%未満)心室性不整脈、(頻度不明)*血栓塞栓症、*深部静脈血栓症[*:悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
5).呼吸器:(頻度不明)呼吸不全[悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
6).胃腸:(5%以上)悪心、嘔吐、(0.1〜5%未満)腹痛、(頻度不明)*下痢[*:悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
7).皮膚・皮下組織:(0.1〜5%未満)蕁麻疹、(頻度不明)*光線過敏性反応、*光線性皮膚症、*紅斑[*:悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
8).筋骨格・結合組織障害:(0.1〜5%未満)頚部痛。
9).腎・尿路障害:(頻度不明)血尿[悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
10).臨床検査:(0.1〜5%未満)アミラーゼ増加、好酸球数増加、(頻度不明)*白血球数増加、*リンパ球数減少、*血小板数減少[*:悪性神経膠腫への使用でのみ認められている副作用]。
膀胱癌を対象とした国内臨床試験から頻度を算出した。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.本剤又はポルフィリンに対し過敏症の既往歴のある患者。
2.ポルフィリン症の患者[症状を増悪させる恐れがある]。
3.光線過敏症を起こすことが知られている薬剤投与中:テトラサイクリン系抗生物質、スルホンアミド系製剤、ニューキノロン系抗菌剤、ヒペリシン(セイヨウオトギリソウ抽出物)等、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中(St.John’s Wort)の患者。
4.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
(慎重投与)
1.心血管系疾患のある患者[収縮期及び拡張期血圧、肺動脈圧並びに肺血管抵抗が低下する恐れがある]。
2.肝機能障害又は腎機能障害のある患者[使用経験がない]。
(重要な基本的注意)
1.本剤投与後少なくとも48時間は、強い光(手術室の照明、直射日光又は明るい集中的な屋内光等)への眼及び皮膚の曝露を避け、照度500ルクス以下の室内で過ごさせる(日本工業規格の照度基準(JIS Z 9110)では、病院の照度について、病室100〜200ルクス、一般検査室・食堂200〜500ルクス、診察室・薬局300〜750ルクスと規定している)。
2.肝機能障害が現れることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察する。
(相互作用)
1.併用禁忌:
1).光線過敏症を起こすことが知られている薬剤(テトラサイクリン系抗生物質、スルホンアミド系製剤、ニューキノロン系抗菌剤、ヒペリシン(セイヨウオトギリソウ抽出物)等)[光線過敏症を起こす恐れがあるので、本剤投与後2週間は併用薬剤の投与は避ける(本剤は体内で光感受性物質に代謝されるので、これらの薬剤との併用により光線過敏症が増強されることが考えられる)]。
2).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[光線過敏症を起こす恐れがあるので、本剤投与後2週間はこれらの食品の摂取は避ける(本剤は体内で光感受性物質に代謝されるので、これらの食品の摂取により光線過敏症が増強されることが考えられる)]。
2.併用注意:バルビツール酸系全身麻酔剤(チオペンタール)[ポルフィリン合成が促進され肝障害が現れる恐れがある(アミノレブリン酸(5−ALA)合成酵素を誘導し、ヘム生合成を増強する)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠ラットに投与した場合、胎仔発育遅延が、また、マウス、ラットの妊娠子宮及び胎仔に直接光照射した場合、胎仔毒性が生じるとの報告がある]。
2.本剤投与後24時間は、授乳を避けさせる[乳汁移行について動物試験を実施していない]。
(小児等への投与)
小児等における安全性は確立していない[使用経験がない]。
(過量投与)
症例:外国の臨床試験において、1例で過量投与(38mg/kg)により、術中に呼吸不全が生じた。
処置:過量投与時、人工呼吸器による処置後、回復した。
(適用上の注意)
1.調製方法:本剤1包に水50mLを加えて溶解後、24時間以内に使用する。24時間を過ぎた溶解液は廃棄する。
2.診断:本剤による診断の原理は、本剤投与後に体内で代謝されて生成したPP9が腫瘍組織に集積し、青色光線(400〜410nm)により励起されPP9が赤色蛍光を発することを利用して、腫瘍組織を可視化することにある。
(その他の注意)
1.動物試験(ラット、イヌ)で代謝物(PP9)による肝臓障害が報告されている。
2.動物細胞に5−ALAを曝露後、光照射すると遺伝毒性を示すことが報告されている。
3.マウスへの静脈内投与後に紫外線照射すると光毒性(死亡、炎症性皮膚反応)を生ずることが報告されている。
(保管上の注意)
遮光。

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