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注射用GRF住友50の基本情報
基本情報
- 下垂体成長ホルモン分泌機能検査
- 本品を注射用水1mLに溶解し、ソマトレリン酢酸塩として、5歳以上18歳未満では体重1kg当たり1μgを、18歳以上では100μgを早朝空腹時、静脈内に徐々に注射する
副作用
注意事項
- 注意
- 肥満度が+20%を超える
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 30歳以上(30歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
下垂体成長ホルモン分泌機能検査。
<判定基準>
血中成長ホルモン値は測定法等により異なるので、正常反応は個々の施設において設定されるべきであるが、通常、正常人では投与後15分から60分までに血中成長ホルモン値が最高濃度に達し、ラジオイムノアッセイによる次記基準値を上回る。
基準値:投与後の成長ホルモン最高血中濃度20ng/mL。
採血は、投与開始前、投与後15分、30分、60分、90分、120分に行い、その血漿中の成長ホルモンの濃度を測定する。
本品を注射用水1mLに溶解し、ソマトレリン酢酸塩として、5歳以上18歳未満では体重1kg当たり1μgを、18歳以上では100μgを早朝空腹時、静脈内に徐々に注射する。
承認までの臨床試験(632例)において243例(38.4%)及び再審査期間中(承認〜1995年1月)の使用成績調査(943例)において66例(7.0%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。その主なものは、調査症例1,575例中、頭頚部を中心とする一過性の熱感(ホットフラッシング)等(257例:16.3%)、白血球増多(26例:1.7%)であった。
1.重大な副作用
下垂体卒中(頻度不明):下垂体腺腫患者に投与した場合、視力障害・視野障害、頭痛、嘔吐等を伴う下垂体卒中が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には外科的治療等適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
1).循環器:(2%以上)一過性の頭頚部を中心とした熱感(ホットフラッシング)等(16.3%)、(0.1%〜2%未満)動悸。
2).消化器:(0.1%〜2%未満)嘔気、(0.1%未満)胸やけ様違和感、腹痛。
3).精神神経:(0.1%〜2%未満)眠気。
4).呼吸器:(0.1%未満)鼻閉感、鼻腔内違和感。
5).血液:(0.1%〜2%未満)一過性白血球増多。
6).その他:(0.1%〜2%未満)注射部位血管痛、(0.1%未満)頬部異常感、冷感、手のしびれ。
(禁忌)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児及び5歳未満の幼児に対する安全性は確立していない。
(適用上の注意)
1.調製方法:溶解後はできるだけ速やかに使用する。
2.投与時:
1).摂食により血中成長ホルモンの値が変動することがあるので、早朝空腹時に投与する。
2).ストレス、運動等により血中成長ホルモンの値が上昇することがあるので、ベッドにて安静を保ってから投与する。
3).年齢30歳以上及び肥満度が+20%を超える人では血中成長ホルモンの反応性が低い。
(保管上の注意)
遮光して2〜8℃で保存する。
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