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TRH注0.5mg「タナベ」の基本情報
基本情報
- 下垂体TSH分泌機能検査
- 下垂体プロラクチン分泌機能検査
- 1.下垂体TSH分泌機能検査:1回プロチレリンとして0.5mgを皮下又は静脈内に注射する
- 静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液あるいは注射用水5〜10mLに混じて、徐々に注射する
- 2.下垂体プロラクチン分泌機能検査:1回プロチレリンとして0.1〜0.5mgを生理食塩液、ブドウ糖注射液あるいは注射用水5〜10mLに混じて、徐々に静脈内に注射する
副作用
注意事項
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
1.下垂体TSH分泌機能検査:正常反応は個々の施設によって設定されるべきであるが、通常、正常人では投与後30分で血中TSH値がピークに達し、ラジオイムノアッセイによる血中のそれは10μU/mL以上になる。しかし、投与後30分の血中TSH値だけで十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後経時的に測定し、判定することが望ましい。なお、皮下注射時の血中TSH反応は、静脈内注射時のそれより低いと考えられるので判定に当たってはこの点を考慮することが望ましい。
2.下垂体プロラクチン分泌機能検査:正常反応は個々の施設によって設定されるべきであるが、通常、正常人では投与後15〜30分までに血中プロラクチン値がピークに達し、ラジオイムノアッセイによる血中のそれは20ng/mL以上になる。しかし、投与後30分までの血中プロラクチン値だけで十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後経時的に測定し、判定することが望ましい。
1.下垂体TSH分泌機能検査:1回プロチレリンとして0.5mgを皮下又は静脈内に注射する。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液あるいは注射用水5〜10mLに混じて、徐々に注射する。
2.下垂体プロラクチン分泌機能検査:1回プロチレリンとして0.1〜0.5mgを生理食塩液、ブドウ糖注射液あるいは注射用水5〜10mLに混じて、徐々に静脈内に注射する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献等を参考に集計した。総症例6,924例中副作用が報告されたのは1,214例(17.5%)であった。主な副作用は尿意・陰部違和感610例(8.8%)、熱感326例(4.7%)、悪心320例(4.6%)等であった(承認時〜1980年12月までの集計)。
1.重大な副作用
下垂体腺腫患者に投与した場合、頭痛、視力障害・視野障害等を伴う下垂体卒中(0.1%未満)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には外科的治療等適切な処置を行う。
2.その他の副作用:副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).消化器:(0.1〜5%未満)悪心、(0.1%未満)胸やけ、空腹感。
2).循環器:(0.1〜5%未満)動悸、胸部圧迫感、(0.1%未満)一過性血圧低下、顔面蒼白、冷汗等の軽度ショック様症状。
3).精神神経系:(0.1〜5%未満)熱感、頭痛、眩暈、(0.1%未満)冷感、のぼせ、震え、脱力感、痙攣。
4).その他:(5%以上)尿意・陰部違和感。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.投与時:皮下に投与する場合には神経及び血管を避けて慎重に投与する。なお、幼小児においては、特に注意する。
2.アンプルカット時:本品は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、カット部をエタノール綿等で清拭した後、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマークの反対方向に折り取る。
(保管上の注意)
冷所。
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