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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ノーモサング点滴静注250mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
103144円(250mg10mL1管)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 急性ポルフィリン症の急性発作症状の改善
注意すべき副作用
ほてり 、 血管障害 、 低ナトリウム血症 、 注射部位反応 、 注射部位疼痛 、 悪心 、 静脈炎 、 血管炎 、 蕁麻疹 、 皮膚変色
用法・用量(主なもの)
  • ヘミンとして3mg/kgを1日1回、4日間点滴静注する
    • 但し、1日あたりの投与量は250mgを超えない
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
ほてり 、 血管障害 、 低ナトリウム血症 、 注射部位反応 、 注射部位疼痛 、 悪心 、 静脈炎 、 血管炎 、 蕁麻疹 、 皮膚変色 、 挫傷
重大な副作用
アナフィラキシー
上記以外の副作用
尿中血陽性 、 傾眠 、 頭痛 、 血中ブドウ糖減少 、 血中尿酸増加 、 低アルブミン血症 、 血中鉄減少 、 血中クレアチニン増加 、 単球数増加 、 好中球数減少 、 血小板数減少 、 総蛋白減少 、 異常感 、 倦怠感 、 発熱 、 横紋筋融解症 、 注射部位血栓 、 静脈血栓症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 血管炎
    • 静脈炎
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
肝薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される薬剤
代謝が亢進し血中濃度が低下
メキシレチン
代謝が亢進し血中濃度が低下
フレカイニド
代謝が亢進し血中濃度が低下
プロパフェノン
代謝が亢進し血中濃度が低下
プロプラノロール
代謝が亢進し血中濃度が低下
メトプロロール
代謝が亢進し血中濃度が低下
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤
代謝が亢進し血中濃度が低下
ニフェジピン
代謝が亢進し血中濃度が低下
ジルチアゼム
代謝が亢進し血中濃度が低下
ベラパミル
代謝が亢進し血中濃度が低下
アミオダロン
代謝が亢進し血中濃度が低下
ジソピラミド
代謝が亢進し血中濃度が低下
リドカイン製剤
代謝が亢進し血中濃度が低下
キニジン
代謝が亢進し血中濃度が低下
フェニトイン
代謝が亢進し血中濃度が低下
カルバマゼピン
代謝が亢進し血中濃度が低下
フェンタニール
代謝が亢進し血中濃度が低下
エチルモルヒネ
代謝が亢進し血中濃度が低下
セラトロダスト
代謝が亢進し血中濃度が低下
デキストロメトルファン
代謝が亢進し血中濃度が低下

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

急性ポルフィリン症患者における急性発作症状の改善。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.本剤は臨床症状及び生化学検査等により急性ポルフィリン症と診断された患者に投与する。
2.本剤による急性発作の予防効果は確認されていないことから、予防的には使用しない。

用法・用量(添付文書全文)

ヘミンとして3mg/kgを1日1回、4日間点滴静注する。但し、1日あたりの投与量は250mgを超えない。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.希釈方法:患者の体重あたりで計算した必要量を取り、日局生理食塩液100mLで希釈する。
2.投与時の留意点:本剤投与時に注射部位反応や静脈炎の合併が報告されていることから、できるだけ太い静脈を選び、少なくとも30分以上かけて点滴静注する。本剤投与後は、続けて日局生理食塩液等を静脈内投与することにより薬液を洗い流すことが望ましい。
3.本剤は1アンプルあたり21.4mgの鉄を含有しているので、再投与による鉄蓄積の懸念があるため、血清フェリチン値等の鉄の体内蓄積量に関する検査を行い、適切な処置を行う。

副作用(添付文書全文)

承認時までの国内での臨床試験において、7例中6例(85.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が23件認められた。主な副作用として、ほてり、血管障害、低ナトリウム血症が各2例(28.6%)に認められた。
承認時までの海外での臨床試験において、16例中7例(43.8%)に副作用が認められた。主な副作用として、注射部位反応が3例(18.8%)、注射部位疼痛及び悪心が各2例(12.5%)に認められた。
1.重大な副作用
アナフィラキシー:頻度不明:アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ減量や投与中止などの処置をとる。
1).血管系:(10%以上)注射部位反応、(1〜10%未満)血管障害、ほてり、静脈炎、注射部位疼痛、血管炎、(頻度不明)注射部位血栓、静脈血栓症。
2).皮膚及び皮下組織:(1〜10%未満)蕁麻疹、皮膚変色。
3).傷害:(1〜10%未満)挫傷。
4).消化器:(1〜10%未満)悪心。
5).腎及び尿路:(1〜10%未満)尿中血陽性。
6).神経系:(1〜10%未満)傾眠、頭痛。
7).臨床検査:(1〜10%未満)低ナトリウム血症、血中ブドウ糖減少、血中尿酸増加、低アルブミン血症、血中鉄減少、血中クレアチニン増加、単球数増加、好中球数減少、血小板数減少、総蛋白減少。
8).全身:(1〜10%未満)異常感、倦怠感、発熱。
9).筋骨格系:(1〜10%未満)横紋筋融解症[本剤投与前から存在したが因果関係が否定されなかった]。
10%以上、1〜10%未満:国内外の臨床試験(CM01−001、CM01−002、CM01−003、AZ66及びAZ67試験)23例での発現頻度に基づく。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
血管炎、静脈炎の合併症を有する患者又はその既往歴のある患者[血管炎、静脈炎を悪化、再燃させる恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.血管炎、静脈炎、血管障害:本剤投与時に血管炎、静脈炎が発現することがあるので観察を十分に行い、異常が見られた場合は、投与部位を変更する等の適切な処置を行う。
2.血清フェリチン値が高値であること等により鉄過剰が疑われる場合には、必要に応じて瀉血等の適切な処置を行う。
3.本剤は1アンプルあたり1gのエタノールを含有するため、本剤を投与する場合には問診等により投与の可否を判断し、投与後は患者の状態を十分に観察する。
4.本剤は、貴重な人血液を原材料として製剤化したものである。本剤の原材料となった献血者の血液については、HBs抗原、抗HCV抗体、抗HIV−1抗体、抗HIV−2抗体及び梅毒マーカーが陰性であることを確認している。また、HIV−1 RNA、HBV DNA及びHCV RNAについては個々の血液について、HAV RNA及びヒトパルボウイルスB19 DNAについてはプールした血液について核酸増幅検査(NAT)を実施し、適合した血液を使用している。当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在するが、その後の製造工程である、強酸(ギ酸)存在下での加熱処理、脂性溶媒存在下での加熱処理によるウイルスの不活性化・除去処理を実施しており、本剤投与によるHTLV−1をはじめとする感染症の報告はない。本剤の投与に際しては、その旨の患者又はその保護者への説明を考慮する。
(相互作用)
併用注意:本剤の投与によりチトクロームP450酵素(分子種CYP2D6、CYP3A4)の活性が上昇する。
1.CYP2D6で代謝を受ける薬剤(抗不整脈薬(メキシレチン、フレカイニド、プロパフェノン等)、β受容体遮断薬(プロプラノロール、メトプロロール等))[本剤の投与により併用薬剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある(本剤の投与によりチトクロームP450(CYP2D6)の活性が上昇する)]。
2.CYP3A4で代謝を受ける薬剤(Ca拮抗薬(ニフェジピン、ジルチアゼム、ベラパミル等)、抗不整脈薬(アミオダロン、ジソピラミド、リドカイン、プロパフェノン、キニジン等)、抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン)、鎮痛薬(フェンタニル、エチルモルヒネ等)、鎮咳薬(セラトロダスト、デキストロメトルファン))[本剤の投与により併用薬剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある(本剤の投与によりチトクロームP450(CYP3A4)の活性が上昇する)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある患者には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(妊娠中の投与に関する安全性は確立していない)。
2.授乳中の患者には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させる(授乳中の投与に関する安全性は確立していない)。
(小児等への投与)
小児等への投与経験は限られている(国内における使用経験がない)。
(過量投与)
1.徴候・症状:本剤の過量投与により、劇症肝炎、腎障害、高ビリルビン血症、貧血、出血性素因などが報告されている。また、過量投与時、添加物として含まれるプロピレングリコールによる中枢神経系副作用などが発現する可能性がある。
2.処置:患者の状態を注意深く観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行う。過量投与時、プロピレングリコールの除去には血液透析が望ましい。
(適用上の注意)
調製時:
1.ポリ塩化ビニル(PVC)容器中ではガラス瓶や他のプラスチック容器中よりも早くヘミンが分解するので、希釈にはPVC容器を用いないことが望ましい。
2.希釈後放置することで分解する可能性があるため、速やかに投与を開始し、希釈後1時間以内に投与を完了する。
3.アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
4.開封後の残液は使用しない。
投与時:
5.本剤は粘度が高く、細い注射針を使用すると投与時間が延長する可能性があるため、21ゲージ又はこれよりも太い注射用針を使用する。
6.本剤の黒色の色調により、目視による異物混入の確認が困難であることから、本剤投与時にはインラインフィルターを通して投与する。なお、本剤の黒色の色調により、血漿変色を認める場合がある。
投与後:
7.本剤投与後に日局生理食塩液を静脈内投与する場合は、例えば、100mLを用い、最初に10mLを3、4回急速注入した後、残りを10〜15分かけて点滴静注する。
(献血又は非献血の区別の考え方)
献血又は非献血の区別は製剤の安全性の優劣を示すものではない。この表示区別は、次記の手順に従って決められている。
1.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を有している→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と同じ趣旨→当該国の「自発的な無償供血」の定義にそって採血されたことが確認できる:「献血」の表示。
2.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を有していない:「非献血」の表示。
3.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を有している→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と趣旨が異なる:「非献血」の表示。
4.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を有している→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と同じ趣旨→当該国の「自発的な無償供血」の定義にそって採血されたことが確認できない:「非献血」の表示。
(保管上の注意)
遮光して2〜8℃で保存。

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