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クレナフィン爪外用液10%の基本情報
基本情報
真菌(かび)を障害する抗真菌作用により、白癬菌やカンジダなどの感染による症状を改善する薬
- クレナフィン
- ニゾラール
- アスタット
- ラミシール
- ルリコン
- ルコナック
- 爪白癬
- 1日1回罹患爪全体に塗布する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 授乳婦
相互作用
処方理由
添付文書
爪白癬。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.直接鏡検又は培養等に基づき爪白癬であると確定診断された患者に使用する。
2.重症患者における本剤の有効性及び安全性は確認されていない。
1日1回罹患爪全体に塗布する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤を長期間使用しても改善が認められない場合は使用中止を考慮するなど、漫然と長期にわたって使用しない(48週を超えて使用した場合の有効性・安全性は確立していない)。
第3相試験(国際共同及び海外試験)における安全性評価対象例1,227例(日本人患者184例を含む)中、副作用(臨床検査値異常を含む)の発現症例は78例(6.4%)であった。その主なものは、適用部位にみられ、皮膚炎26例(2.1%)、水疱18例(1.5%)、紅斑9例(0.7%)、そう痒、異常感覚、腫脹、疼痛、皮膚剥脱各7例(0.6%)、爪甲脱落4例(0.3%)等であった。なお、日本人患者(184例)での副作用発現症例は17例(9.2%)であり、その大部分は適用部位の皮膚炎15例(8.2%)であった(承認時)。
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ適切な処置を行う。
1.適用部位(投与部位):(1%以上)皮膚炎、水疱、(0.10〜1%未満)紅斑、腫脹、疼痛、そう痒、皮膚剥脱、異常感覚、爪甲脱落、変色、湿疹。
2.その他:(0.10〜1%未満)鼻咽頭炎、頭痛。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(ラット皮下投与)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
患者に対し、次の点に注意するよう指導する。
1.本剤は抗真菌薬のため、新しい爪が伸びてこない限り、一旦変色した爪所見を回復させるものではない(このため、治療には相応の期間(爪が生えかわるまでの期間)が必要になる)。
2.爪白癬の原因菌は爪甲及びその下の皮膚に存在するため、この部位に薬剤が行きわたるよう皮膚との境界部も含め爪全体に十分に塗布し、周囲の皮膚に付着した薬剤は拭き取る。
3.適用部位周辺に傷口がある場合には注意して使用する。
4.爪白癬の罹患爪以外には使用しない。
5.必要に応じてやすりや爪切り等で罹患爪の手入れを行う。
6.治療中の爪には化粧品等を使用しない。
7.眼科用として角膜・結膜には使用しない。誤って眼に入った場合には、直ちによく水洗する。
8.保存及び使用の際には火気を避ける。
(取扱い上の注意)
1.開封後はしっかりとキャップを閉め保存する。
2.開封後12週間経過した場合は、残液を使用しない。
3.本剤は可燃性であるため、保存及び使用の際には火気を避ける。
(保管上の注意)
1.遮光した気密容器。
2.火気を避けて保存する。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。