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イナビル吸入粉末剤20mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物吸入剤

製薬会社:第一三共

薬価・規格: 2139.9円(20mg1キット) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)詳しく見る

  • インフルエンザウイルスの増殖を抑え、インフルエンザ感染症の治療や予防に用いられる薬
抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の代表的な商品名
  • タミフル
  • リレンザ
  • イナビル
  • ラピアクタ

効能・効果詳しく見る

  • A型インフルエンザウイルス感染症の治療
  • A型インフルエンザウイルス感染症の予防
  • B型インフルエンザウイルス感染症の治療
  • B型インフルエンザウイルス感染症の予防

注意すべき副作用詳しく見る

下痢胃腸炎悪心嘔吐腹痛口内炎腹部膨満食欲減退腹部不快感めまい

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 〈治療〉1). 成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する
  • 2). 小児:①. 10歳以上:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する
  • ②. 10歳未満:ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する
  • 〈予防〉1). 成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する
    • また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできる
  • 2). 小児:①. 10歳以上:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する
    • また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできる
  • ②. 10歳未満:ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤は、1容器あたりラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを含有し、薬剤が2ヵ所に充填されているので、次のとおり吸入投与すること〔14.1参照〕
  • 1). 成人及び10歳以上の小児:〈治療〉2容器(計4ヵ所);〈予防〉1)単回投与の場合2容器(計4ヵ所)、2)2日間投与の場合1回あたり1容器(1回あたり2ヵ所)
  • 2). 10歳未満の小児:〈治療〉1容器(2ヵ所);〈予防〉1容器(2ヵ所)
  • 7.2. 〈治療〉症状発現後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい(症状発現から48時間を経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)
  • 7.3. 〈予防〉次の点を注意して使用すること
  • ・ 〈予防〉インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始する(接触から48時間を経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない)
  • ・ 〈予防〉本剤の服用開始から10日以降のインフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は確認されていない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

下痢胃腸炎悪心嘔吐腹痛口内炎腹部膨満食欲減退腹部不快感めまい頭痛

重大な副作用

ショックアナフィラキシー失神呼吸困難蕁麻疹血圧低下顔面蒼白冷汗ショック症状気管支攣縮異常行動皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN多形紅斑

上記以外の副作用

白血球数増加ALT上昇肝機能異常AST上昇γ−GTP上昇尿蛋白CRP上昇尿中ブドウ糖陽性紅斑過敏症発疹そう痒咳嗽むせ

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 気管支喘息
    • 細菌感染症
    • 糖尿病
    • 慢性呼吸器疾患
    • 慢性閉塞性肺疾患
    • 慢性代謝性疾患
    • 免疫低下状態
    • 乳製品に対して過敏症
    • 慢性心疾患
    • 慢性腎機能障害
  • 投与に際する指示
    • 細菌感染症

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 幼児(0歳〜6歳)

処方理由

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2018年12月更新)もっと見る

  • ・1回の投与で治療終了する点が非常に有益だったので、第一選択として重宝していました。昨シーズンの終わりからゾフルーザが出てきて、もてはやされてはいますが、内服薬であれば耐性化のリスクも考慮せざるを得ないので、一気に処方を切り替えようとされている方々がいることに強い懸念を抱いています。(30歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・ゾフルーザの登場以前は、単回で治療が完結する唯一の治療薬(注射薬を除く)であったため、第一選択であった。今後はゾフルーザにシフトしていくものと思われる。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・単回投与で終了すること。副作用少なく、一定年齢の小児でも吸入可能なこと。耐性ウイルスがないこと。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・比較的高価であるものの、1回吸入であるためアドヒアランスに関係なく処方でき、小児にも使える。現時点であきらかなエビデンスがなく、しかも高価なゾフルーザはいかがなものか。(20歳代病院勤務医、初期研修医)
  • ・予防投与にも使え1回で済むところがよいが、吸入できない人に使えないのが難点である。(50歳代病院勤務医、消化器内科)

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・1回で治療が完了するため気にいっています。ただし、学童を診察している友人医師によると、ラピアクタは5日程度通院を要するため、逆に学校を休んでしっかりとインフルエンザの治療をしてもらいやすく、後者を選択しているとのことでした。(50歳代病院勤務医、神経内科)
  • ・看護師立ち合いのもと院内で吸入して頂いています。吸入できたか確かめるためですが、その分時間がかかりますし、隔離室も埋まってしまいます。気に入ってはいますが、悩み多き薬です。(50歳代開業医、小児科)
  • ・1回服用だけでいいのがメリットです。4〜5才児からでも可能です。オセルタミビルやザナミビルは解熱すると飲み忘れることが多いようです。(60歳代診療所勤務医、小児科)
  • ・2日経って解熱しない場合は耐性ありと考えて他の治療薬を処方する。効果は今までの使用感では良く、よく言われている二峰性発熱も今までのところ経験していない。(60歳代開業医、耳鼻咽頭科)
  • ・1日の投与で済むため、患者さんから好まれる。しかし、投与失敗の可能性を想定する必要性が比較的強いのが短所と感じる。(40歳代開業医、小児科)

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2014年12月更新)もっと見る

  • ・1回の吸入で完了するので、使いやすい。(50歳代開業医、総合診療科)
  • ・1回だけの投与で効果もよい。副作用は今まで経験がなく、2峰性発熱も経験がないため使いやすい。(50歳代開業医、耳鼻咽喉科)
  • ・5日間使用のものでは途中の患者自己中止→再発→クレームに悩まされた。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・簡便であるが、幼児高齢者では適切な吸入ができない。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・1回の吸入で済むこと。小児では1回吸入なのでコスト的にもリレンザより有利。(50歳代開業医、呼吸器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    A型インフルエンザウイルス感染症又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防。
    (効能又は効果に関連する注意)
    5.1. 〈効能共通〉本剤はC型インフルエンザウイルス感染症には効果がない〔1.1参照〕。
    5.2. 〈効能共通〉本剤は細菌感染症には効果がない〔1.1、8.2参照〕。
    5.3. 〈治療〉抗ウイルス薬の投与が全てのA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ、本剤の使用の必要性を慎重に検討すること〔1.1参照〕。
    5.4. 〈予防〉原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である[1)高齢者(65歳以上)、2)慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者、3)代謝性疾患患者(糖尿病等)、4)腎機能障害患者]を対象とする〔1.1参照〕。

    用法・用量(添付文書全文)

    〈治療〉
    1). 成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する。
    2). 小児:
    ①. 10歳以上:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する。
    ②. 10歳未満:ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する。
    〈予防〉
    1). 成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する。また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできる。
    2). 小児:
    ①. 10歳以上:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する。また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできる。
    ②. 10歳未満:ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する。
    (用法及び用量に関連する注意)
    7.1. 〈効能共通〉本剤は、1容器あたりラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを含有し、薬剤が2ヵ所に充填されているので、次のとおり吸入投与すること〔14.1参照〕。
    1). 成人及び10歳以上の小児:〈治療〉2容器(計4ヵ所);〈予防〉1)単回投与の場合2容器(計4ヵ所)、2)2日間投与の場合1回あたり1容器(1回あたり2ヵ所)。
    2). 10歳未満の小児:〈治療〉1容器(2ヵ所);〈予防〉1容器(2ヵ所)。
    7.2. 〈治療〉症状発現後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい(症状発現から48時間を経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)。
    7.3. 〈予防〉次の点を注意して使用すること。
    ・ 〈予防〉インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始する(接触から48時間を経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない)。
    ・ 〈予防〉本剤の服用開始から10日以降のインフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は確認されていない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
    11.1. 重大な副作用
    11.1.1. ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明):失神、呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷汗等があらわれることがある。本剤投与後に失神やショック症状があらわれた場合には、患者に仰臥位をとらせ安静を保つとともに、補液を行うなど適切な処置を行うこと〔8.3参照〕。
    11.1.2. 気管支攣縮(頻度不明)、呼吸困難(頻度不明)〔9.1.2参照〕。
    11.1.3. 異常行動(頻度不明):因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある〔8.1参照〕。
    11.1.4. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)。
    11.2. その他の副作用
    1). 過敏症:(0.5%未満)蕁麻疹、(頻度不明)発疹、紅斑、そう痒。
    2). 消化器:(0.5%以上)下痢、(0.5%未満)胃腸炎、悪心、嘔吐、腹痛、口内炎、腹部膨満、食欲減退、腹部不快感。
    3). 精神神経系:(0.5%未満)めまい、頭痛。
    4). 呼吸器:(頻度不明)咳嗽(むせ)。
    5). 血液:(0.5%未満)白血球数増加。
    6). 肝臓:(0.5%以上)ALT上昇、(0.5%未満)肝機能異常、AST上昇、γ−GTP上昇。
    7). 泌尿器:(0.5%未満)尿蛋白。
    8). その他:(0.5%未満)CRP上昇、尿中ブドウ糖陽性。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.1. 本剤の使用にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること〔5.1−5.4参照〕。
    1.2. インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではない。
    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (重要な基本的注意)
    8.1. 抗インフルエンザウイルス薬の服薬の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
    異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、1)異常行動の発現のおそれがあること、2)自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
    なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている〔11.1.3参照〕。
    8.2. 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがあるので、細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと〔5.2参照〕。
    8.3. 本剤投与後に失神やショック症状があらわれたとの報告がある。この失神やショック症状はインフルエンザウイルス感染症に伴う発熱、脱水等の全身状態の悪化に加え、本剤を強く吸入したこと又は長く息を止めたことが誘因となった可能性及び本剤による可能性がある。患者には使用説明書に記載されている吸入法を十分に理解させ、くつろいだ状態(例えば座位等)で吸入するよう指導すること〔11.1.1参照〕。
    (特定の背景を有する患者に関する注意)
    (合併症・既往歴等のある患者)
    9.1.1. 乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者:本剤は、夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、アナフィラキシーがあらわれたとの報告がある。
    9.1.2. 慢性呼吸器疾患(気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等)を有する患者:患者の状態を十分に観察しながら投与すること(インフルエンザウイルス感染症により気道過敏性が亢進することがあり、気管支攣縮や呼吸機能低下がみられた例が報告されている)〔11.1.2参照〕。
    9.1.3. 基礎疾患(糖尿病を含む慢性代謝性疾患、慢性腎機能障害、慢性心疾患)を有する患者、あるいは免疫低下状態の患者等:患者の状態を十分に観察しながら投与すること(使用経験が少ない)。
    (妊婦)
    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている)。
    (授乳婦)
    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている)。
    (小児等)
    9.7.1. 小児等に対しては、本剤を適切に吸入投与できると判断された場合にのみ投与すること。
    9.7.2. 幼児へ投与する場合には、患者の状態を十分に観察しながら投与すること。
    9.7.3. 低出生体重児、新生児又は乳児に対する有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
    (高齢者)
    患者の状態を十分に観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い〔16.6.2参照〕。
    (適用上の注意)
    14.1. 薬剤投与時の注意
    本剤は口腔内への吸入投与にのみ使用すること〔7.1参照〕。
    14.2. 薬剤交付時の注意
    14.2.1. 患者又は保護者には添付の使用説明書を渡し、空の容器によるデモンストレーションも含めて使用方法を指導すること。
    14.2.2. 本剤は防湿のためアルミ包装されているので、吸入の直前にアルミ包装を開封すること。
    (保険給付上の注意)
    本剤は、「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療」の目的で使用した場合にのみ保険給付される。
    (保管上の注意)
    室温保存。

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