日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

リレンザ基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ザナミビル水和物吸入剤

製薬会社:GSK

薬価・規格: 147.1円(5mg1ブリスター) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)詳しく見る

  • インフルエンザウイルスの増殖を抑え、インフルエンザ感染症の治療や予防に用いられる薬
抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の代表的な商品名
  • タミフル
  • リレンザ
  • イナビル
  • ラピアクタ

効能・効果詳しく見る

  • A型インフルエンザウイルス感染症の治療
  • A型インフルエンザウイルス感染症の予防
  • B型インフルエンザウイルス感染症の治療
  • B型インフルエンザウイルス感染症の予防

注意すべき副作用詳しく見る

下痢発疹悪心嘔吐過敏症失神視力障害喘息気道出血味覚障害

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.治療に用いる場合:成人及び小児には、ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日2回、5日間、専用の吸入器を用いて吸入する
  • 2.予防に用いる場合:成人及び小児には、ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日1回、10日間、専用の吸入器を用いて吸入する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

下痢発疹悪心嘔吐過敏症失神視力障害喘息気道出血味覚障害うつ状態

重大な副作用

ショックアナフィラキシー血圧低下呼吸困難咽頭浮腫喉頭浮腫気管支攣縮中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群多形紅斑重篤な皮膚障害異常行動

上記以外の副作用

激越血管迷走神経反応嗅覚障害顔面浮腫蕁麻疹頭痛手指のしびれ感不眠症咽喉乾燥口渇口内炎舌荒れ食欲不振胃部不快感嗄声咽喉刺激感鼻道刺激感喘鳴鼻出血鼻漏耳鳴動悸発汗発熱頚部痛背部痛低体温

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 乳製品に対して過敏症
  • 注意
    • 細菌感染症
    • 軽度喘息
    • 中等度喘息
    • 免疫低下状態
    • 乳製品に対して過敏症
  • 投与に際する指示
    • 細菌感染症

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦

処方理由

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2018年12月更新)もっと見る

  • ・比較的効果が高い。吸入なので全身性反応が少ない。イナビルと違って1回吸入に失敗して全部だめにすることもない、など。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・1回だけだと失敗したときに困りますから。新薬は、副作用が出ないかしばらくは様子見。タミフルは10代には使えなかったけど、そろそろ使ってみようかなと。(50歳代開業医、小児科)
  • ・薬価が安く効果が確実。タミフルを毛嫌いする人がいる。(50歳代開業医、耳鼻咽喉科)

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・服薬法が特殊なので子供さんには興味を持って服薬してもらいやすい感じです。逆に高齢者は服薬法が特殊なので、抵抗があると思います。(50歳代診療所勤務医、眼科)
  • ・吸入が1回きりではないので、最初の数回失敗しても大丈夫な点が気に入っています。タミフルは10代には処方しにくいので、必然的にリレンザの処方が多くなります。(50歳代開業医、小児科)
  • ・妊婦でも副作用がすくないなど、使いやすい。また、タミフルは耐性のためか効きにくい感がある。(40歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・他院がイナビルを多く処方しているので、耐性ウイルスを少しでも防ぐために、リレンザを使っている。タミフルは希望者のみに説明してから処方している。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・ザナミビルの方がオセルタミビルよりも精神症状副作用報告が少ないので、積極的に採用している。(40歳代その他、一般内科)

抗インフルエンザ薬この薬をファーストチョイスする理由(2014年12月更新)もっと見る

  • ・効きが良くて、効果が早く出るので、メインで使っています。1回目は 院内で吸入するようにしているので少し手間が掛かるけど、その方が服薬がきちんとできるので安心できます。A型にも、B型にもよく効くので安心して使っています。(60歳代開業医、耳鼻咽喉科)
  • ・10歳代の患児にはタミフルを使用しづらい状況になっており、自然とリレンザ中心になりました。(40歳代診療所勤務医、小児科)
  • ・予防にも使える。吸入回数が多いので、失敗しても損失が少ない。イナビルだと1回で終了なので善しあし。(40歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・B型にも効くため。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・どれも同じ効果だと思うがタミフルは自分の息子に異常行動が見られたため使いにくい。(50歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    A型インフルエンザウイルス感染症又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤を治療に用いる場合には、抗ウイルス薬の投与が全てのA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療には必須ではないことを踏まえ、本剤の使用の必要性を慎重に検討する。
    2.本剤を治療に用いる場合、インフルエンザ様症状の発現から2日以内に投与を開始する。
    3.本剤を予防に用いる場合には、原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である高齢者(65歳以上)、慢性心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)、腎機能障害患者を対象とする。
    4.本剤はC型インフルエンザウイルス感染症には効果がない。
    5.本剤は細菌感染症には効果がない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.治療に用いる場合:成人及び小児には、ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日2回、5日間、専用の吸入器を用いて吸入する。
    2.予防に用いる場合:成人及び小児には、ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日1回、10日間、専用の吸入器を用いて吸入する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤を治療に用いる場合、発症後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)。
    2.本剤を予防に用いる場合には、次の点に注意して使用する。
    1).本剤を予防に用いる場合には、インフルエンザウイルス感染症患者に接触後1.5日以内に投与を開始する(接触後36時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)。
    2).インフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は、本剤を連続して使用している期間のみ持続する。
    3.気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等の慢性呼吸器疾患のある患者に対し、慢性呼吸器疾患の治療に用いる吸入薬(短時間作用発現型気管支拡張剤等)を併用する場合には、本剤を投与する前に使用するよう指導する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    治療:
    <成人>
    国内臨床試験において、総症例291例(40mg/日111例、吸入・鼻腔内噴霧40例を含む)中、50例(17.2%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された(承認時)。使用成績調査及び特定使用成績調査5,393例中、68例(1.3%)に副作用が報告された。その主なものは下痢13例(0.24%)、発疹7例(0.13%)、悪心・嘔吐7例(0.13%)、嗅覚障害6例(0.11%)であった(再審査終了時)。
    <小児>
    国内臨床試験において、総症例145例中、3例(2.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された(承認時)。特定使用成績調査784例中、13例(1.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された(再審査終了時)。
    予防:国内臨床試験において、総症例161例中、2例(1.2%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された(承認時)。特定使用成績調査289例中、副作用は報告されなかった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(血圧低下、呼吸困難、咽頭浮腫・喉頭浮腫等)(頻度不明、海外での頻度:0.01%未満)が起こることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).気管支攣縮、呼吸困難:気管支攣縮、呼吸困難(いずれも頻度不明、海外での頻度:0.01%未満)が起こることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑(いずれも頻度不明、海外での頻度:0.01%未満)等の重篤な皮膚障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).異常行動:因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至る恐れのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)(0.06%)が現れることがある。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(0.1%〜1%)発疹、(0.1%未満)顔面浮腫、蕁麻疹[このような場合には投与を中止する]。
    2).精神神経系:(0.1%未満)頭痛、手指のしびれ感、不眠症、(頻度不明、海外での頻度:0.01%未満)血管迷走神経反応。
    3).消化器:(0.1%〜1%)下痢、悪心・嘔吐、(0.1%未満)咽喉乾燥、口渇、口内炎、舌荒れ、食欲不振、胃部不快感。
    4).呼吸器:(0.1%未満)嗄声、咽喉刺激感、鼻道刺激感、喘鳴、鼻出血、鼻漏、痰。
    5).感覚器:(0.1%未満)嗅覚障害、耳鳴。
    6).循環器:(0.1%未満)動悸。
    7).全身症状:(0.1%未満)発汗、発熱、頚部痛、背部痛、低体温。
    <海外臨床試験>
    国内臨床試験でみられず海外臨床試験でみられた主な副作用は次の通りであり、発現頻度はいずれも1%未満であった:失神、視力障害、喘息、気道出血、味覚障害、うつ状態、激越。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤を治療に用いる場合は、本剤の必要性を慎重に検討する。
    2.インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではない。
    (禁忌)
    本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (重要な基本的注意)
    1.抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、①異常行動の発現の恐れがあること、②自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行う。なお、転落等の事故に至る恐れのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。
    2.免疫低下状態の患者に対する使用経験が少ない。免疫低下状態の患者に投与する場合には、患者の状態を十分に観察しながら投与する。
    3.軽度喘息又は中等度喘息患者(但し、急性のインフルエンザ症状を有さない症例)を対象とした海外の臨床薬理試験において、13例中1例に気管支攣縮が認められた。インフルエンザウイルス感染症により気道過敏性が亢進することがあり、本剤投与後に気管支攣縮や呼吸機能低下がみられたという報告がある(呼吸器疾患の既往歴がない患者においても同様な報告がある)ので、このような症状が現れた場合、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。また、気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等の慢性呼吸器疾患のある患者に本剤を投与する場合には本剤投与後に気管支攣縮が起こる可能性があることを患者に説明することとし、必要時に使用できるよう短時間作用発現型気管支拡張剤を患者に所持させる。なお、慢性呼吸器疾患の治療に用いる吸入薬(短時間作用発現型気管支拡張剤等)を併用する場合には、本剤を投与する前に使用するよう指導する。
    4.細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがあるので、細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行う。
    5.本剤投与後に失神やショック症状が現れたとの報告がある(この失神やショック症状はインフルエンザウイルス感染症に伴う発熱、脱水等の全身状態の悪化に加え、本剤を強く吸入したこと、又は長く息を止めたことが誘因となった可能性がある)ので、患者には使用説明書に記載されている吸入法を十分に理解させ、くつろいだ状態(例えば座位等)で吸入するよう指導し、また、このような症状が現れた場合には、患者に仰臥位をとらせ安静に保つとともに、補液を行うなど適切な処置を行う。
    6.本剤は、夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者に投与した際にアナフィラキシーが現れたとの報告があるので、投与に際しては十分に注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ラット、ウサギ)で胎盤通過性が報告されている]。
    2.授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせる[授乳婦に対する安全性は確立していない、動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.小児に対しては、本剤を適切に吸入投与できると判断された場合にのみ投与する。
    2.低出生体重児、新生児、乳児又は4歳以下の幼児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    1.本剤は添付の専用吸入器を用いて、口腔内への吸入投与にのみ使用する。ネブライザーもしくは機械式人工呼吸器には使用しない。本剤(吸入用散剤)を溶解し、ネブライザーもしくは機械式人工呼吸器を介してインフルエンザ入院患者に投与し、添加物である乳糖による医療機器の閉塞のために患者が死亡したとの報告がある。
    2.患者又は保護者には添付の専用吸入器(ディスクヘラー)及び使用説明書を渡し、使用方法を指導する。なお、小児に対しては、本剤を適切に吸入投与できると判断された場合にのみ投与する。
    3.ザナミビル水和物は吸湿性が高いので、ブリスターは吸入の直前に穴をあける。
    (取扱い上の注意)
    保険給付上の注意:本剤は「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の発症後の治療」の目的で使用した場合にのみ保険給付される。

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