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ゾビラックス軟膏5%の基本情報
基本情報
ヘルペスウイルスの増殖を抑えて、痛みなどの皮膚症状を改善する薬
- アラセナ
- ゾビラックス
- 単純疱疹
- 通常、適量を1日数回塗布する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の使用は、発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に使用を開始することが望ましい
- 7.2. 本剤を7日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替えること
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 注意
- 低出生体重児(0日〜27日)
- 新生児(0日〜27日)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2021年2月更新)
・服薬回数も多く、不便とは思いつつも慣れているのでアシクロビルです。一度、支援体制の問題で、1日1回で済むアメナリーフを使用し、そちらで支障ないようには思っています。(50歳代診療所勤務医、小児科)
・随分前から長いこと使っていますが、特に問題となることもなく、効果も確実であり、使い続けられていますので気に入っています。(50歳代病院勤務医、一般外科)
・特段意識して優先しているわけではないが、抗ヘルペスウイルス薬として最も一般的と思っており、わざわざ他剤を使う理由も持っていないから。(30歳代病院勤務医、小児科)
・これまでに使い慣れていて、ある程度の効果が期待できるので。しかしこのジャンルでは他の薬剤もよく使用しており、傑出して多く処方しているわけではありません。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・ジェネリック、点滴製剤の存在から使い勝手がわかりやすいため。ただし、高齢者や腎機能障害患者でアシクロビル脳症や腎機能障害を引き起こす可能性があるため、啓蒙が必要と感じています。(30歳代病院勤務医、腎臓内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年6月更新)
・免疫抑制状態にある子どもの水痘接触に効果があるのは非常にありがたいです。おかげでネフローゼ患児が水痘で死亡することがなくなりました。ただし、保険が利かないのだけはなんとかしていただきたいです。(60歳代病院勤務医、小児科)
・特に問題となる副作用・有害事象もなく、効果も確実で使用できている。(50歳代病院勤務医、呼吸器外科)
・治療よりも予防的投与として使用する頻度が高いです。(40歳代病院勤務医、血液内科)
・使い慣れている。作用機序の説明に慣れている。(50歳代病院勤務医、小児科)
添付文書
単純疱疹。
通常、適量を1日数回塗布する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の使用は、発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に使用を開始することが望ましい。
7.2. 本剤を7日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替えること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚:(0.1%〜1%未満)投与部位の皮膚刺激感、接触皮膚炎、皮膚そう痒、紅斑性発疹、(0.1%未満)投与部位の皮膚疼痛、皮膚乾燥、(頻度不明)皮膚灼熱感、皮膚薄片剥離。
2). 過敏症:(頻度不明)血管性浮腫、蕁麻疹。
発現頻度には使用成績調査の結果を含む。
(禁忌)
本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。動物実験(ラット)の妊娠10日目に、母動物に腎障害のあらわれる大量(200mg/kg/day以上)を皮下投与した実験では、胎仔頭部異常及び胎仔に尾の異常が認められたと報告されている。
(小児等)
低出生体重児及び新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 投与経路:眼科用として角膜・結膜に使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
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