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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

エプクルーサ配合錠の基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
61157.8円(1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
C型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)

C型肝炎ウイルス(HCV)の複製を阻害しHCVの増殖を抑える薬

C型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)
  • レベトール コペガス
  • ダクルインザ スンペブラ
  • ソバルディ
  • ハーボニー配合錠
  • エレルサ グラジナ
  • マヴィレット配合錠
  • エプクルーサ配合錠
効能・効果
  • C型慢性肝炎のウイルス血症の改善
  • C型代償性肝硬変のウイルス血症の改善
  • C型非代償性肝硬変のウイルス血症の改善
注意すべき副作用
貧血 、 頭痛 、 ヘモグロビン量減少 、 倦怠感 、 発疹 、 咽頭炎 、 悪心 、 口内炎 、 皮膚そう痒症 、 高血圧
用法・用量(主なもの)
  • 1.前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:リバビリンとの併用において、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する
  • 2.C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 透析を必要とする腎不全
    • リファンピシン投与中
    • 重度腎機能障害
    • カルバマゼピン投与中
    • フェノバルビタール投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • フェニトイン投与中
    • eGFR<30mL/分/1.73㎡
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用
頭痛 、 倦怠感 、 発疹 、 咽頭炎 、 悪心 、 口内炎 、 皮膚そう痒症 、 徐脈 、 血管性浮腫
重大な副作用
貧血 、 ヘモグロビン量減少 、 高血圧 、 収縮期血圧180mmHg以上 、 拡張期血圧110mmHg以上 、 脳血管障害 、 脳梗塞 、 脳出血

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 透析を必要とする腎不全
    • リファンピシン投与中
    • 重度腎機能障害
    • カルバマゼピン投与中
    • フェノバルビタール投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • フェニトイン投与中
    • eGFR<30mL/分/1.73㎡
  • 慎重投与
    • B型肝炎ウイルス感染
  • 注意
    • 心疾患
    • β遮断剤投与中
    • B型肝炎ウイルス感染
    • 重度肝疾患
    • HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性
    • HBs抗原陰性かつHBs抗体陽性
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
アミオダロン
徐脈
β−遮断剤
徐脈
アミオダロン
不整脈
β−遮断剤
不整脈
アミオダロン
死亡
リファンピシン類
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファブチン
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
水酸化アルミニウム
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
水酸化マグネシウム
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
H2受容体拮抗剤
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
ファモチジン
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
プロトンポンプ阻害剤
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
オメプラゾール
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱
アミオダロン
徐脈等の不整脈
ジゴキシン
血漿中濃度が上昇
フマル酸テノホビルジソプロキシル
血漿中濃度が上昇
エファビレンツ
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ロスバスタチン
血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーの発現リスクが高くなる
アトルバスタチン
血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーの発現リスクが高くなる
ダビガトラン
血漿中濃度が増大
飲食物との相互作用
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善。
2.C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.効能・効果共通:本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認する。
2.前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:国内臨床試験は、NS5A阻害剤、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴を有する患者を対象に本剤の有効性及び安全性の検討を目的として実施された。

用法・用量(添付文書全文)

1.前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:リバビリンとの併用において、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する。
2.C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.肝予備能、臨床症状等を観察し、適切な用法・用量を選択する。
2.本剤と併用するリバビリンの投与量は、リバビリンの添付文書に定められた用法・用量に従う(併用にあたっては、投与開始前にヘモグロビン量が12g/dL以上であることを確認する)、また、投与中にリバビリンの用量調節や投与中止を必要とする副作用が発現した場合には、リバビリンの添付文書を参照する。
3.本剤は、有効成分としてソホスブビル及びベルパタスビルを含有した配合錠であるので、本剤の有効成分であるソホスブビルを含む製剤と併用しない。

副作用(添付文書全文)

前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変患者を対象に本剤とリバビリンを24週間併用投与した国内第3相臨床試験において、60例中21例(35.0%)に副作用が認められた。主な副作用は、貧血13例(21.7%)、倦怠感3例(5.0%)、そう痒症2例(3.3%)等であった。
C型非代償性肝硬変患者を対象に本剤を12週間単独投与した国内第3相臨床試験において、51例中9例(17.6%)に副作用が認められた。主な副作用は、発疹2例(3.9%)及び頭痛1例(2.0%)等であった(承認時)。
1.重大な副作用
1).前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:貧血(21.7%):リバビリンとの併用により貧血が現れることがあるので、ヘモグロビン量を定期的に測定するなど観察を十分に行い、ヘモグロビン量減少を認めた場合は、リバビリンの添付文書に従いリバビリンの用量を調節する。
2).効能・効果共通:
(1).高血圧(頻度不明:ソホスブビルを含有する製剤の製造販売後において報告されている副作用):高血圧が現れることがあり、収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告されているので、投与中は血圧の推移等に十分注意し、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
(2).脳血管障害(頻度不明:ソホスブビルを含有する製剤の製造販売後において報告されている副作用):脳梗塞、脳出血等の脳血管障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1).前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:
(1).感染<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)咽頭炎。
(2).神経系<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%以上10%未満)頭痛。
(3).循環器<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(頻度不明)徐脈。
(4).消化器<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)悪心、口内炎。
(5).皮膚<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)皮膚そう痒症、発疹、(頻度不明)血管性浮腫。
(6).その他<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)倦怠感。
2).C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善:
(1).神経系<C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)頭痛。
(2).循環器<C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(頻度不明)徐脈。
(3).皮膚<C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>:(5%未満)発疹、(頻度不明)血管性浮腫。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与する。
(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.重度腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73㎡)又は透析を必要とする腎不全の患者。
3.次の薬剤を投与中の患者:カルバマゼピン投与中、フェニトイン投与中、フェノバルビタール投与中、リファンピシン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中。
(慎重投与)
B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者[再活性化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤をリバビリンと併用する場合、リバビリンの添付文書に記載されている警告、禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の【使用上の注意】を必ず確認する。
2.本剤及びアミオダロンの併用投与により、徐脈等の不整脈が現れる恐れがあり、海外の市販後においてソホスブビル含有製剤とアミオダロンの併用により死亡例も報告されていることから、本剤とアミオダロンの併用は可能な限り避ける(但し、やむを得ずアミオダロンを併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、アミオダロンの併用投与により不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性眩暈、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導し、また、併用投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、アミオダロンの併用投与時、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行う)。なお、アミオダロンを長期間投与した際の血漿からの消失半減期は19〜53日と極めて長いため、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、患者又はその家族に対して投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、本剤の投与前にアミオダロン投与中止の患者にも不整脈の徴候・症状(失神寸前状態又は失神、浮動性眩暈、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)がある際は速やかに担当医師に連絡するよう指導し、また、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行う。
注:β遮断剤投与中の患者、又は心疾患、重度肝疾患を有する患者では、アミオダロンの併用により徐脈等の不整脈の発現リスクが増加する恐れがある。
3.B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性又はHBs抗原陰性かつHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルス再活性化が報告されているので、本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認し、B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意する。
4.C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、ワルファリンやタクロリムスの増量、低血糖によりインスリン等の糖尿病治療薬の減量が必要となった症例が報告されており、本剤による抗ウイルス治療に伴い、使用中の併用薬の用量調節が必要になる可能性があるので、特にワルファリン、タクロリムス等の肝臓で代謝される治療域の狭い薬剤や糖尿病治療薬を使用している患者に本剤を開始する場合には、原則、処方医に連絡するとともに、頻回にPT−INRや頻回に血中薬物濃度、頻回に血糖値のモニタリングを行うなど患者の状態を十分に観察する。
(相互作用)
ソホスブビル及びベルパタスビルはトランスポーター(P糖蛋白(P−gp)、乳癌耐性蛋白(BCRP))の基質である。ベルパタスビルはCYP2B6、CYP2C8及びCYP3A4により代謝される。ベルパタスビルはP−gp、BCRP、OATP1B1及びOATP1B3を阻害する。
1.併用禁忌:リファンピシン<リファジン>、カルバマゼピン<テグレトール>、フェニトイン<アレビアチン>、フェノバルビタール<フェノバール>、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品[ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがある(これらの薬剤のP−gp及びCYPの誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下する恐れがある)]。
2.併用注意:
1).制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>(水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等)[ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱する恐れがある(ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下するので、胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する)]。
2).H2受容体拮抗剤(ファモチジン等)[ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱する恐れがあるため、本剤と併用する場合は、H2受容体拮抗剤を本剤と同時に投与又は本剤投与と12時間の間隔をあけて投与する(ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下するので、胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する)]。
3).プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール等)[ベルパタスビルの血漿中濃度が低下しベルパタスビルの効果が減弱する恐れがあるため、本剤と併用する場合は、本剤の食後投与後、プロトンポンプ阻害剤を4時間の間隔をあけてオメプラゾール換算量として20mgを投与する(ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下するので、胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する)]。
4).アミオダロン[徐脈等の不整脈が現れる恐れがあることから、やむを得ず本剤とアミオダロンを併用する場合は、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行う(機序は不明である)]。
5).ジゴキシン[ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する恐れがあるため、本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与する(ベルパタスビルの腸管でのP−gpの阻害作用により、ジゴキシンの血漿中濃度が増加する)]。
6).リファブチン[ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがある(リファブチンのP−gp及びCYP誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下する恐れがある)]。
7).エファビレンツ[ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがある(エファビレンツのP−gp及びCYP誘導作用により、ベルパタスビルの血漿中濃度が低下する恐れがある)]。
8).テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤[テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤と本剤との併用により、テノホビルの血漿中濃度が上昇する(作用機序は不明であるが、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩が基質となるP−gp及びBCRPに対するベルパタスビルの阻害作用が関与すると考えられる)]。
9).ロスバスタチン[ロスバスタチンの血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーの発現リスクが高くなる恐れがある(ベルパタスビルのBCRP及びOATP阻害作用により、ロスバスタチンの血漿中濃度が増加する)]。
10).アトルバスタチン[アトルバスタチンの血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーの発現リスクが高くなる恐れがある(ベルパタスビルのP−gp、BCRP及びOATP阻害作用により、アトルバスタチンの血漿中濃度が増加する)]。
11).ダビガトラン[本剤と併用する場合は、ダビガトランの血漿中濃度が増大する恐れがあるので、血液凝固に関する検査値のみならず、出血や貧血等患者の状態を十分に観察する(ベルパタスビルのP−gp阻害作用により、ダビガトランの血漿中濃度が増加する)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しており、既往歴や合併症を伴っていることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.本剤をリバビリンと併用する場合、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、妊娠していないことを確認するため、治療開始に先立ち、リバビリンの添付文書を参照し、妊娠検査を実施する[ソホスブビルの動物実験(ラット及びウサギ)、及びベルパタスビルの動物実験(マウス、ラット及びウサギ)において胚・胎仔発生に対する影響は見られていないが、本剤と併用投与するリバビリンの動物実験で催奇形性及び胚・胎仔致死作用が認められている]。
3.授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット)で、ソホスブビルの主要代謝物であるGS−331007の乳汁中への移行が認められており、ベルパタスビルの乳汁中への移行が認められている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(過量投与)
1.徴候、症状:健康成人にソホスブビル1200mgを単回投与(59例)又はベルパタスビル500mgを単回投与(48例)したときの有害事象の発現頻度、重症度は、プラセボ投与時に報告されたものと同様であり、本剤の過量投与による有害事象は確認されていない。
2.処置:本剤の過量投与に対する特別な解毒剤はないので、過量投与の場合には、バイタルサインのモニタリングや患者の臨床状態の観察等の一般的な支持療法を考慮する(ベルパタスビルは血漿蛋白との結合率が高いため血液透析により除去できる可能性は低いが、循環血液中のソホスブビルの主要代謝物であるGS−331007は、血液透析により53%が除去される(ソホスブビル400mgを投与した場合、4時間の血液透析により投与量換算で約18%))。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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